勝地(かつち)ブログ

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NO.87 仏さまの価値観

2008年11月20日 23時50分02秒 | Weblog
速い、遅い、大きい、小さい、強い、弱いを優劣として見るのが人間の眼。個性として見るのが仏の眼。福地山・観音寺 小籔実英(こやぶじつえい)僧正住職の記念講演でのお話でした。
五本の指と同じようにどの指も無駄な指はなく必要だ、人間もそういうことだそうな。仏さまの価値観で幸せな人生を生きるように、と。

高野山真言宗管長 松長有慶(まつながゆうけい)大僧正猊下(だいそうじょうげいか)をお迎えして、高野山真言宗但馬宗務支所檀信徒大会が豊岡市民会館で開催され、但馬各地から一千名の檀信徒の皆さんが集まりました。
管長大僧正猊下からのお言葉「共生」と書かれた色紙をいただきました。この世の中で人間だけが絶対ではない。また自分の思想や信仰だけが正しくて、他人の考えは間違っているというのは思いあがりにすぎない。我々は、共存し、共生する生き方をしなければならない。と解説です。



県下には490カ寺、淡路・兵庫・播磨・但馬の4支所があり、私たちの但馬には69カ寺があります。4年に一度、但馬で開催される大会で、初めて参加させていただきました。高照寺からは評議員20名が参加しました。
中曲理趣三昧法会(ちゅうきょくりしゅざんまいほうえ)といわれる物故者追悼塔婆供養を大僧正猊下から賜るのがこの大会の本旨です。

金剛流詠歌舞踊や御詠歌などのアトラクション、中でも「揚琴」という中国楽器の演奏を初めて聴きました。日本の琴と同じ仕組みのようですが、長さ・幅ともに事務机に載るくらいで、金属音だったので弦はスチールでしょう。二本の短いバチで弾く演奏法です。奏者の沈(シェン)兵(ビン)さん、演奏活動で来日中、とても上手でした。

熱心な檀信徒の方々ばかりです。顔見知りの方も多くおられましたが、だいぶ前の昔のこと、とはいえ名前も思い出せません。年かな、まずいな。
高野山真言宗では、7年後の平成27年に高野山開山1200年祭が行われます。元気でお参りせねばと思っています。
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