勝地(かつち)ブログ

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NO.1124 図書館

2012年01月22日 23時00分22秒 | Weblog
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暖かくて穏やかな天気で、気持ちのいい一日でした。

昨日の自民党八鹿支部賀詞交歓会で初めて聞いて知ったところですが、昨年12月定例議会で図書館整備について一般質問してきましたがそのCATV放映画像をDVDにし市社会教育委員さん全員が持っておられるということ。恐縮です。ちょっと驚きでした。

以下、その一般質問と答弁の概要(抜粋)です。

(質問)養父市子どもの読書活動推進計画において、図書館の早急な建設が望まれると結論されている。計画を策定された教育長に伺いたい。
 ①計画策定にあたった委員構成、②策定過程において聴き取りされたであろう図書館整備に向けた子ども、親や家庭、学校関係者、地域の期待は如何ほどであったのか、③計画期間は平成27年までの5年間だが、5年以内に開館すべきの考えで計画を策定したと理解していいのか。
(教育長)策定委員会は設けていない。国・県の子ども読書活動推進計画、やぶ童話のまちづくり事業推進計画等を踏まえ生涯学習センターが部局横断で素案を作成し、市社会教育委員会で検討を加え市教育委員会の承認を経て策定した。
 意見聴取はせず、18年策定の童話のまちづくり計画時のアンケート調査や旧八鹿町図書館整備基本計画のアンケート調査等を参考にした。
 早急な建設が望まれるとしているが、第2次行革大綱では凍結されており、財政状況の好転を待って凍結を解凍していただく考え方である。

(質問)10月、市ホームページで北近畿豊岡自動車道和田山八鹿道路に伴う北近周辺開発構想(案)への意見募集をされた。北近周辺開発担当者会議で構想されたもので、3つのゾーンごとに具体的な構想例が示されている。
 北近以東(朝倉地域)のゾーン構想案に「合併後の養父市公共サービスの向上拠点として、市民ホール及び図書館等の建設や市役所施設の一本化を進め、市民らの憩いの拠点として整備」という方針が示されている。副市長に伺う。
 この構想(案)は副市長も入られた中で、部局間連携で策定されてきたということを考慮すると、図書館整備に向けた取組みが現実的なものとして進められていくと理解していいのか。
(副市長)部局間を越えたチームで作った構想案である。北近を中心として3つのゾーンに分け、一日でも早く実行性のある事業を目標としている。そのためパブコメや説明会で市民意見を収集するために構想案というか具体的構想の一つの例を求めるための方向としてつくったものである。誤解を招くことがあってはいけないと思っている。

(質問)11月に市民評価を受けて策定された第2次総合計画「実施計画書」で図書館整備に向けての調査検討、取組みの主管部局は教育委員会とある。
 部局間連携をした中での子どもの読書計画での図書館整備、同じく部局間連携をした中で北近周辺開発構想案での図書館、そして総合計画実施計画での図書館整備に向けた調査検討と具体的に図書館整備が出てきた。教育長に伺う。
 早速来年度から調査検討を進めるということか、図書館は凍結なのか凍結でないのか。
(教育長)機能や役割を含めたところで整備の方向を探っていかなければならない。本を置いて閲覧する貸し出しをするという機能だけでなく、情報発信の基地的な要素、メディアの中心的な役割を果たさねばならない。多機能の図書館が求められていると考えている。
 凍結の解除ということに捉われずに、図書館を将来的に作っていくんだということの調査検討は教育委員会の方でキッチリしていきたいと思う。来年度の予算に反映していただくよう財政当局にお願いをしている。

(質問)8月、社会教育委員の正副委員長が教育委員長同道のもと市長に面会され、図書館整備に向けた熱い思いの申し入れをされた。市長はどう受け止められたか。
 さらに総務部長に図書館整備事業費は当時概算で13億5千万円と試算されており、これが財政計画に及ぼす影響について伺いたい。
(市長)図書館に対する強い思いは十分受け止めさせていただいた。果たす役割や効果、それなりに必要な施設であることも十分理解している。いま市の置かれている財政状況、その他公の施設の問題も含め直ぐには対応できない大事業であることも話させていただいた。
 調査検討を行うが行革の凍結方針解除に結びつくものではないと理解いただきたい。
(総務部長)合併特例債で試算すると、起債対象事業費の95%が地方債の発行ができ、残り5%が市税等の一般財源対応となる。試算すると地方債の発行額はマックスで12.8憶円になり一般財源は7千万円となる。返済は3年間据え置きで12年元利均等、毎年約1億2千万円の償還金が発生する。70%が地方交付税に算入されるので実質負担額は30%で約3千600万円の一般財源が要る。実質公債費比率で判断すると、今の標準財政規模で約0.5%押し上げることとなる。

(質問)市長は凍結解除と調査検討は連動しないという認識だった。そこで提案だが特別目的基金の設置を提案したい。凍結問題とは関係なくここに積立てを始めることで整備に向けた灯りが見えてくるのではないか。税の滞納も納めていく、ふるさと納税もやっていくことに繋がる。その取組みが出来ないか。
(市長)今ある施設をどうしていくかが差し迫った問題でその基金の造成を今進めており、新たな基金は難しい。

(質問)図書館の設置根拠は図書館法、公民館図書室は社会教育法と根本的に法律が違う。公民館図書室では資料のコピーが著作権法上出来ない、県立・国立図書館からの資料貸出が受けられない、貴重資料保存のための複製が著作権法上から出来ない。
 この状態が合併から8年間続いている。これが子どもたちにとって影響があるのかないのか分からないが、学んでいく中で自分の人生を決めていったり自己実現という中で、将来大きな差が出てくるのではないかと考えている。
 市長はタウンミーティングの中で、養父市の課題は人口減少と高齢化、地域経済の低迷、合併から10年経過が間近と説明された。この10年を次の準備のために、幸福度が感じられるまちづくりのために何をやっていくのかを市民は見せてもらいたいと思っているのではないか。
(市長)幸福度の高いまちを造っていくのは私たちに与えられた使命である。限られた財源の中でやらなければならないので、十分考えながら進めさせていただきたい。
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