今日は、六本木で開催された某社の主催するフォーラムに参加。
3本講演を聞いたが、どれも、充実の内容だった。
1本目は、AIの話。
人口知能研究の世界最高権威であるレイ・カーツワイル氏の話だったが、AIと我々の生活との関わりが、実感できた。
2045年に、AIが、人間の脳を超えると言われているが、恐れることはないと氏は言う。
今使っている携帯ソフトなどは、既に、AIの技術が使われているが、B to B の世界では、まだまだ。
ここにAIの技術が入ってくると、世の中変わるなという感じ。
多くのコンピューターを同時に動かす技術が肝だそうだ。技術は確立しており、あとは、力の問題。
その問題を解決するために、オープンソースに切り替えていくのだそうだ。
2本目は、かの橋本弁護士。
演説は慣れたものだが、内容も、大阪府と大阪市の話中心で、慣れたもの。
大阪府と大阪市の間のコミュニケーションがないために、いかに多くの無駄が発生したか。
東京での無駄は、大阪の無駄の比ではないはず。
政治家ほ、政策を論じるだけではなく、組織も、見直すべきという議論は、説得力があった。
東京都になるのに、50年かかったそうだ。
納税者として、選挙権者として、県政、市政をウォッチしていかなければならない。
3本目は、かつてTronで有名になった坂村健氏の話。
Tronは、組み込み式システムであり、かつてユビキタスと呼ばれた、今は、IoTの流れの中心にある技術である。氏は、1980年代にその流れを予言していた!
今や、ワンチップ化され、値段も、1000円以下からある。
この技術が、Big Dataにも、AIにも繋がっている。
この技術の発展のためにも、オープンアーキテクチャー、オープンデータが必須であるとのこと。
そのために、いろんな企画をしているが、その中から、思いもつかぬアイデアが、湧き出してくるとのこと。
坂村氏は、来年春定年退官され、東洋大学に新たな学部を立ち上げるとのことで、そのバイタリティと熱意に脱帽である。
お話を聞いて、別世界のIoTの話が、身近に感じられるようになった。
頭の中が、リフレッシュできた1日だった。