本書は、事前に告知をされていたが、コンサートがすべて中止になり、本書も出ないと思っていたら、出た。
”顛末を記録しておこう、そして、みなさんの思いをここに記録しておくべきだと考え、この臨時増刊発行に踏み切りました”とある。
内容は、顛末と、その後のアメリカツアーの様子と、最新インタビューなど。
ファンによる裏情報も掲載されているが、私がじっと国立で待っていたころ、ペニンシュラの前には、PMの乗る車が止まっていたという。PMは、最後まで、コンサートを決行したかったらしい。
いろんなデマが飛び交ったが、本書は、きっちり事実をまとめてくれている。
資料として、これまでのポール来日公演中止記録が掲載されているが、その多さに、思わず笑ってしまう。
75年、80年、1990年(これは、日程変更で、キャンセルにはならなかったが)、2014年と、4回も日本でドタバタを繰り広げている。
もちろん、最悪は、1980年。
最新インタビューでは、武道館で、特別な曲をやるつもりがあったかという質問に、ないとは言えなかったねと答えている。PMのことだから、何か一曲やったかな?
でも、PMがメインをとるPaperback Writerと、Yesterdayは、元々のセットリストに入っていたから、I'm Downくらいかな?
Candlestick Parkでは、Long Tall Sallyをやったそうだ。流石、PM。
ということで、値段はちょっと高いけど、あの騒動を経験した者にとっては、思い出に一冊ぐらいいいかな?
それにしても、リベンジ日本公演は、いつ?
秋が間に合わないと、次は、季節のいい春?花粉症は大丈夫か?