さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの沖出し

2011-06-09 16:33:16 | 魚類生産
今日から、マダイの沖出し(室内の水槽から海上筏の生簀へ移すこと)が始まりました。

沖出しは大仕事なので、職員総出で行います。




まずは円形水槽内のマダイ稚魚を網の中に追い込みます。




集まったら網を持ち上げて、




バケツですくい、




トラック上のダンべ(大きなプラスチック容器)に入れます。

稚魚はまだ弱いので、極力ストレスがかからないよう、
細心の注意を払いながらの作業です。


一定量の稚魚を積み終わると、海上生簀のある岸壁へ。




岸壁に着くと、ダンべごと筏に乗せます。




500kgのダンべを4つ、一気に運びます。




稚魚たち、元気そうで一安心。





船で、ゆっくりゆっくり引っ張ります。




海上生簀に着くと、もう一隻の船で筏を押して、




ぴったり横付けします。





そしてサイフォンの原理でダンべから生簀へ、稚魚を移します。




次から次へと稚魚が出てきます。




ダンべの水位が下がると海水を追加注入して、1匹残らず移動させます。




最後に配合飼料を撒いて、一連の作業は終了。


これを一日4往復(2往復で水槽1つ分)行います。

水槽は5つあるので、3日がかりの大仕事です。

明日もみんなで頑張ります!
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