河井杏里夫妻のこと

先月の21日のこのサイトで黒川検事の問題を「最もお粗末なお笑い寸劇」と記して安部首相とこれにつながる黒川検事の問題を笑った。しかし今回の河井杏里夫妻の逮捕問題は黒川某の賭けマージャンによる出来損ないの寸劇に勝るとも劣らないお笑いだ。

自分の女房を参議院議員(自分は衆議員)にしたいと思い、安部氏に頼んだら、安部さんはヨッシャ、おれの子分が増えるだろう、と期待して他の候補者に配る運動資金の10倍の1億5千万円も与えた。もう一人の自民候補者と二人当選すればサイコーだ、と思ったのだろう。結果は現職が落ちてアンリ氏が当選した。しかし、その選挙直後からカネで当選した、という話が広がって、先日は自民党を離れたが、結局夫婦そろって逮捕。

夫の河井克行氏は昨年は泣く子もだまる法務大臣だ。この二人、慶応大学の出のもと秀才。選挙運動でやってはいけないことぐらい100も承知だろうに、とシロートでも思うのだが、いざ当事者になれば「何が何でも、何をしても当選しなければ」と手段を選ばず、ということになったのか。

それにしてもあちこちの人(多くは地方議会の議員とかそれなりの有力者だった)にカネをばらまくという手段は、すこしアタマのピントが狂っていたのではないか、と思いたい。

そしてまた決まりのキンチャン語「責任は痛感」「説明責任はしっかり」と心にもないことを安倍首相は言っている。さあどうなる?
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