kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

歌舞伎の歴史  その5

2016-05-26 14:13:51 | 日記

3-5 荒事の成立 ~初代市川團十郎~

「野郎歌舞伎(やろうかぶき)」の時代が終わり、元禄年間[1688年~1704年]前後には、歌舞伎は江戸と上方[京・大坂]のそれぞれで大きく発展します。

 江戸では、「荒事(あらごと)」を得意とした初代市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)が活躍しました。「荒事」とは、「見得(みえ)」や「六方(ろっぽう)」などの演技や、「隈取(くまどり)」をはじめとする扮装によって表現される豪快で力強い芸をさします

3-6 元禄年間[1688年~1704年]前後の上方[京・大坂]では、後に「和事(わごと)」とよばれるようになる柔らかく優美な演技を得意とした、初代坂田藤十郎(さかたとうじゅうろう)が活躍しました。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)は、藤十郎のために『けいせい仏の原(けいせいほとけのはら)』をはじめとする多くの歌舞伎作品を書き、藤十郎の人気を支えました。

 

3-6 和事の成立 ~初代坂田藤十郎~

元禄年間[1688年~1704年]前後の上方[京・大坂]では、後に「和事(わごと)」とよばれるようになる柔らかく優美な演技を得意とした、初代坂田藤十郎(さかたとうじゅうろう)が活躍しました。

 

3-7 鶴屋南北の時代 ~5代目松本幸四郎と5代目岩井半四郎~

文化・文政年間[1804年~1830年]には、江戸を中心としてさまざまな町人文化が花開きます。歌舞伎では、4代目鶴屋南北(つるやなんぼく)という作者が活躍しました。南北の作品は、亡霊などが活躍する奇抜な趣向や当時の庶民生活のリアルな描写などに特徴があります。現在でも上演される『東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)』[以下、『四谷怪談』]は、このような特徴がよく表れた南北の代表作です。