連休前の4月24.25日に、娘夫婦に案内されて、法師温泉・長寿館に宿泊した。
法師温泉は、猿ケ京温泉の更に奥まったところにある一軒家の名湯。約1200年前、弘法大使が全国行脚の折りに開湯されたと伝えられている。
与謝野晶子、川端康成らの文人にも愛された、ただずまいは今も訪れる人に安堵感を与えてくれる。(右上の写真参照)
法師温泉・長寿館は、明治八年 三国峠のふもとに佇む渓谷の一軒宿。
建物は全館木造で、本館は明治8年に建てられた。大浴場は明治28年に建てられた鹿鳴館風の建物で60年前に降った雨雪が浴槽の直下から自然に湧き上がり、有効成分が失われることなく身体に吸収される。
新館の法隆殿には暖炉付きのメゾネットタイフの特別部屋もある。
エレベーターやエスカレーターはない。建物によっては、大変階段が多い所もある。
近代的ホテルや旅館と異なり、古風で伝統と文化が旅人を包んでくれる落ち着いた住まいである。