kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

万葉集恋歌で遊んでみませんか。  その2

2013-05-27 10:13:09 | 柏シルバー大学院
2-1 恋う心
見渡せば明石の浦に燭(とも)す火のほにそ出でぬる妹に恋ふらく(3巻、326)
(意味)
好きな人の事を考え、ここから見える明石(明し)の浦のいさり火の炎のように、頬が赤くなってしまった。 本当に難波から明石の漁り火が見えるかどうかは別として、「明石」が「明し」に通じることで、火に照らされた、明るい海のイメージがふくらみます。
他に、12巻、2987、11巻、2382、16巻、3818、を御調べされたらと存じます

2-2 求愛(プロポーズ

1)この花の 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 言ぞ隠(こも)れる おほろかにすな。8巻―1456 藤原広嗣
意味 この(サクラの)花の、一枝には、(ボクからキミへ)たくさん、言葉を託しているのだ。(だから)疎かにしないように

2)この花の 一枝のうちは 百種の 言待(ことま)ちかねて 折らえけらずや 8巻- 1457
意味 この(サクラの)花の、一枝では、(あなたの)たくさんの、ちょっかいに耐えられなくなって、あっけなく折れてしまったんじゃないですか

読んでくださる皆さん、よく存じと思いますが、暇がありましたら、再度、親しまれたら存じます