kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

/竹久夢二について・・・Aクラス授業その4

2012-06-04 10:58:36 | 柏シルバー大学院
夢二は詩人でもあった

なるふりかまわずの恋愛とも違っていた。恋愛の甘ったるいせつなさの嫋嫋 とする中で夢想するのが好きな少年期を脱皮できない男の一面を持っていた。
対象とする女に、人格は不必要であった。女は人形であればよかった。くっきりと詩人の世界で遊んでくれる人形、性的に巧みなからくりがある人形であればなおさらよかった。

夢二自身は美男ではなかった。一見、風采もよろしくない。背は低く、やせていた。己の姿を知っていいるだけに美しい女に憧れた。女といれば自分の姿は見なくても良い。自分の前の美女が自分をも美しくしてくれた。
背丈はすんなりと高く、撫で肩で、首の長い女を好んだ。

過ぎし時も来る日も 忘れたる昼の夢なれ ただ今宵 君と共にあるこそ 真実なり 

大正5年ただお友達になって遊びましょうね お友達の垣根をこえないように さうでないと 別れる時が辛いんですもの。
大正8年ひとりぼっち さみしいから ひとりでお家にすわって ひとりでお菓子を食べました そしたら さびしくなくなった 

こんな心境が、美人画や詩に現れているのですね。この講義を聴いて、夢二の人となり
心境がよくわかり、それが作品に表現されたのですね・・・理解できました。

講師の先生、有難うございました。