阪神 000 000 000 0
広島 021 000 01X 4
勝利投手:野村1勝
敗戦投手:村上6勝4敗
本塁打:[広島] 小園1号
先発の野村は、初回2死から安打を打たれるも、大山を二ゴロに打ち取ると、2回1死1塁では、坂本を遊ゴロ、木浪を二ゴロに打ち取りました。さらに4回2死1塁もノイジーを左飛に打ち取り、5回と6回は三者凡退に抑えて、阪神打線に2塁さえ踏ませない好投で、6回を投げて3安打無四球無失点の好投でした。
打線は、2回2死1塁から小園が2点本塁打を放って先制すると、続く3回には内野安打などで2死2塁として西川の適時打で追加点を挙げました。
4回から7回までは村上に完璧に抑えられて一人の走者も出すことができませんでしたが、8回に及川から安打と盗塁に犠打で1死3塁として、野間の一ゴロの間に1点を追加して試合を決めました。
7回はターリーが登板して、2死後に四球を与えて2死1塁とすると、渡邉諒に2塁打を打たれましたが、西川の好返球により二走ノイジーを本塁で刺して無失点で凌ぎました。
8回は島内が三者連続三振に斬ると、9回は矢崎が2死後に2塁打を打たれるも、最後は佐藤輝を二飛に打ち取り無失点で切り抜け、阪神に零封勝ちしました。チームは、今季初の阪神戦カード勝ち越しを決めました。
今日も投打に亘り素晴らしい試合でした。
先発の野村は、前回登板と同様に切れの良い変化球を制球良く投げて、阪神打線を翻弄し、6回を散発3安打無四球と全く危なげない投球内容でした。
前回登板は、リリーフが同点に追いつかれて白星こそ付きませんでしたが、2戦連続で野村らしい投球が見られ、完全復活を印象付けました。この投球ができれば、後半戦のキーマンとして大きな戦力になってくれそうですね。
また、野村の投球テンポが良いので、攻撃にも良いリズムで臨むことができ、立ち上がりが不安定だった村上から序盤で3点を奪い、終盤の8回にも貴重な追加点を奪いました。
小園の本塁打も村上の失投を捉える素晴らし当たりでしたが、3回と8回の得点も良い追加点になりました。
野間が全力疾走で内野安打として、秋山の打席でエンドランを仕掛けて2塁に進み、西川の適時打に繋げました。そして、8回は代打末包が安打で出塁し、代走羽月の盗塁と菊池の犠打で3塁に進み、野間の一ゴロで得点を奪いました。
3回と8回のような得点は、接戦に強いチームの証であり、新井監督のコメントどおりチーム力が上がっていること感じさせました。
投打ともチーム力が上がっていることは間違いないので、後半戦に向けて期待が膨らみますね。