中日 010 010 010 3
広島 020 000 30X 5
勝利投手:森下6勝2敗
敗戦投手:勝野4勝2敗
セーブ:矢崎4勝18S
本塁打:[中日]石川昂10号
1番田中、4番上本、5番小園を起用した打線は、初回1死1塁で秋山が併殺に倒れると、先発の森下は、2回先頭の石川昂に本塁打を浴びて先制を許してしまいましたが、直後の2回裏に安打と四球で1死1,2塁として、會澤の中飛で二走小園がタッチアップした際の送球が乱れて、2死2,3塁と好機を拡大させて、大盛の2点適時打で逆転に成功しました。
しかし、森下は、5回に2塁打と盗塁で無死3塁とされて、龍空の犠飛で同点に追いつかれてしまいました。
直後の5回裏には、2四球と安打などで2死満塁の好機を作りながら、秋山が二ゴロに倒れてしまうと、6回も2安打と盗塁で1死1,3塁としながら、會澤と大盛が連続三振に倒れて勝ち越せませんでした。
それでも、7回に森下の2塁打と犠打で1死3塁として、野間の適時打で1点を勝ち越し、さらに四球と安打で1死満塁の追加点機を作り、小園は三振に倒れるも、デビッドソンが2点適時打を放って、この回3点を勝ち越しました。
森下は、8回に大盛の失策で無死2塁のピンチを背負うと、岡林に適時打を浴びて1点を失い、8回を6安打1四球6奪三振3失点でマウンドを降りました。
9回は矢崎が1安打無失点に抑えて、中日に競り勝ち、チームはオールスター戦を挟んで6連勝で貯金を今季最多の10としました。
森下が投打二刀流の活躍でチームを6連勝に導きました。
投げては、2回に先制されるも、味方打線が逆転したあとは、粘りの投球で中日に勝ち越しを許さず、毎回のように安打を浴びながらも、3失点で踏ん張る粘投でした。
打っては、同点の7回に先頭打者として2塁打を放ってチャンスメイクすると、打線が繋がって、この回3点を挙げて試合の流れを再び引き戻しました。
森下からは、勝利への強い思いを感じられ、それが粘りの投球で中日試合の流れを渡さず、打撃でもチャンスメイクして打線を勢いを付けたと思います。
森下の姿は、徐々にエースとしての風格を感じさせるようになってきました。今年の森下は、キャリアハイの成績を残しそうな予感がしますね。