中日 100 100 000 2
広島 400 002 00X 6
勝利投手:大瀬良3勝3敗
敗戦投手:大野雄3勝7敗
先発の大瀬良は、初回にいきなり無死3塁のピンチを招き、根尾の一ゴロの間に先制を許しましたが、直後の1回裏に3連打で無死満塁として、鈴木誠が3点適時2塁打を放ち逆転すると、さらに2死3塁から松山の適時2塁打で1点を追加して4点を挙げました。
3回にも1死2塁の追加点機を作るも、坂倉と林が凡退して得点を奪えませんでした。
大瀬良は、2回に安打と四球で1死1,2塁のピンチを招くも、木下拓と大野雄を抑えて無失点で凌ぎましたが、4回には連打などで1死2,3塁とされ、阿部の犠飛で1点を失い、リードが2点に縮まりました。
それでも、6回2死後に2塁打と四球で1,2塁として、菊池涼の適時2塁打と敵失で待望の追加点を挙げると、大瀬良が、7回にも連打で無死1,2塁とされましたが、代打井領を三邪飛、京田を一ゴロ、根尾を中飛に打ち取って無失点で凌ぎ、7回を投げて7安打2失点に抑えました。
8回はコルニエルが1安打無失点、9回を栗林が1四球無失点に抑えて中日に快勝しました。チームは連勝で最下位を脱出し、大瀬良がケガから復帰後初勝利となる3勝目を挙げました。
大瀬良は本来の投球ではなく、明らかに状態が良くありませんでした。初回にいきなり先頭の京田に3塁打を打たれて先制される不安な立ち上がりで、その後も毎回のように安打を浴びる苦しい投球でしたが、4回の犠飛による失点だけで凌ぎ切りました。
味方が2回以降は追加点が奪えず4回に失点した時には、またここで崩れるかと思いましたが、良く踏ん張り最少失点で抑えきれたことは良かったと思います。
悪くても試合を作ることができるところが大瀬良の良さであり、それが出せたということは、調子が上向いてきたと見て良いと思います。今日で前半戦は最後の登板となり、1か月の五輪休止期間に入るので、この間にしっかりと調整をして、後半戦はエースとしてフル回転してチームを勝利に導いてほしいですね。