カープな毎日

カープファンのひとりごと。

大瀬良が7回2失点の粘投で3カ月ぶりの勝利

2021年07月12日 22時57分34秒 | 試合結果

中日 100 100 000 2
広島 400 002 00X 6
勝利投手:大瀬良3勝3敗
敗戦投手:大野雄3勝7敗

 先発の大瀬良は、初回にいきなり無死3塁のピンチを招き、根尾の一ゴロの間に先制を許しましたが、直後の1回裏に3連打で無死満塁として、鈴木誠が3点適時2塁打を放ち逆転すると、さらに2死3塁から松山の適時2塁打で1点を追加して4点を挙げました。

 3回にも1死2塁の追加点機を作るも、坂倉と林が凡退して得点を奪えませんでした。

 大瀬良は、2回に安打と四球で1死1,2塁のピンチを招くも、木下拓と大野雄を抑えて無失点で凌ぎましたが、4回には連打などで1死2,3塁とされ、阿部の犠飛で1点を失い、リードが2点に縮まりました。

 それでも、6回2死後に2塁打と四球で1,2塁として、菊池涼の適時2塁打と敵失で待望の追加点を挙げると、大瀬良が、7回にも連打で無死1,2塁とされましたが、代打井領を三邪飛、京田を一ゴロ、根尾を中飛に打ち取って無失点で凌ぎ、7回を投げて7安打2失点に抑えました。

 8回はコルニエルが1安打無失点、9回を栗林が1四球無失点に抑えて中日に快勝しました。チームは連勝で最下位を脱出し、大瀬良がケガから復帰後初勝利となる3勝目を挙げました。

 

 大瀬良は本来の投球ではなく、明らかに状態が良くありませんでした。初回にいきなり先頭の京田に3塁打を打たれて先制される不安な立ち上がりで、その後も毎回のように安打を浴びる苦しい投球でしたが、4回の犠飛による失点だけで凌ぎ切りました。

 味方が2回以降は追加点が奪えず4回に失点した時には、またここで崩れるかと思いましたが、良く踏ん張り最少失点で抑えきれたことは良かったと思います。

 悪くても試合を作ることができるところが大瀬良の良さであり、それが出せたということは、調子が上向いてきたと見て良いと思います。今日で前半戦は最後の登板となり、1か月の五輪休止期間に入るので、この間にしっかりと調整をして、後半戦はエースとしてフル回転してチームを勝利に導いてほしいですね。

 

 

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前半戦残り3試合は3本柱が先発へ

2021年07月11日 20時25分43秒 | 日記

 今日のヤクルト戦は、試合開始前に激しい雨が降り、中止となりました。先発予定だった森下について、佐々岡監督は14日の中日戦での先発を明言しました。

 前半戦を締めくくる9連戦でしたが、今日の試合が雨天中止となったことで、森下の登板が無くなったことから、明日からの中日3連戦に回し、残り3試合の先発は大瀬良、九里、森下の3本柱を投入することになりました。

 高橋昂が登録抹消となったため、14日の先発がおらず矢崎を起用する可能性が高ったですが、森下を起用できるようになったことで、3連勝を狙える可能性が出てきました。

 少し気がかりなのは、森下の降板間隔が不規則になり、調整が上手くいかない恐れがあります。プロ初のスライド登板では本来の投球ができずKOされましたが、今回はスライドではなく、短いながらも調整期間があるので森下なら大丈夫だと信じたいです。

 後半戦に向けて弾みをつけるためにも、3連勝して気持ちよく前半戦を終えたいですね。

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大道が8回途中無失点の好投でヤクルト戦の連敗止める

2021年07月10日 23時05分45秒 | 日記

広島 020 000 012 5
ヤクルト 000 000 000 0
勝利投手:大道4勝2敗
敗戦投手:原1敗
本塁打:[広島]坂倉3号

 打線は2回に短長打で1死2,3塁として、石原が2点適時打を打ち先制点を挙げました。3回から5回までは1安打に抑えられていましたが、6回に2安打と四球で無死満塁の追加点機を作るも上本が遊飛、石原が三ゴロ併殺打に倒れて無得点に終わりました。

 先発の大道は5回まで1安打に抑えて2塁さえ踏ませず、無死満塁を逃した後の6回と7回も三者凡退に抑え、7回まで1安打無四球の素晴らしい投球でヤクルト打線を翻弄しました。

 8回2死後に坂倉が本塁打を放って待望の追加点を挙げました。

 8回もマウンドに上がった大道でしたが、安打と三好の失策に四球で無死満塁の大ピンチを招いたところでマウンドを降りました。代わったバードが代打川端を三ゴロに打ち取ると、3番手コルニエルが代打内川と塩見を連続三振に斬って無失点で切り抜け、大道は8回0/3を投げて2安打1四球無失点の好投でした。

 9回は2安打と犠打で1死1,3塁とすると、野間の適時打と西川の二ゴロに間に2点を加え、9回裏は森浦が三者凡退に抑えて、ヤクルトに快勝して、ヤクルト戦の連敗を8で止めました。

 

 今日は投手陣が素晴らしい投球を見せて、昨日の悪い流れを断ち切りました。先発の大道は、切れの良い直球を軸に、変化球を効果的に使うテンポの良い投球でヤクルト打線を翻弄し、2回に中村に打たれた安打以外は7回まで一人の走者も出しませんでした。

 その中でも6回の投球が良かったと思います。味方打線が無死満塁の追加点機を作りながら1点も奪えず、試合の流れが変わる可能性があった場面ですが、吉田大成、代打宮本、塩見を三者凡退に抑えて試合の流れを渡さず、8回の坂倉の追加点に繋がりました。ここで1点でも失っていれば、試合の流れが変わっていた可能性があったので、本当に素晴らしかったと思います。

 また、8回無死満塁のピンチでバードとコルニエルが好リリーフで1点も与えませんでした。今日は大道を引っ張らずにスパッと切り替えたところが良かったと思います。これからも今日のような継投をしてほしです。

 今日の勝ちはチームの流れが良くなる勝ち方だったので、明日の森下で連勝して乗っていきたいですね。

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フランスア乱調で逆転サヨナラ負け

2021年07月09日 21時25分52秒 | 試合結果

広島 000 100 020 3
ヤクルト 000 100 102 4
勝利投手:吉田大喜1勝
敗戦投手:フランスア1勝2敗
本塁打:[広島]鈴木誠14号、15号
    [ヤクルト]オスナ7号

 初回に3安打で2死満塁の先制機を作りながら、林が三振に倒れて無得点に終わると、2回と3回は三者凡退に倒れましたが、4回に鈴木誠が本塁打を放って先制点を挙げました。

 先発の玉村は、初回に安打と2四球で2死満塁のピンチを招くも、中村を三振に斬って無失点で凌ぐも、先制した直後の4回にオスナに本塁打を浴びて同点に追いつかれました。

 続く5回には四球と安打で無死1,2塁のピンチを招くも、山田を左飛、村上を併殺に打ち取って無失点で切り抜けましたが、7回に四球などで1死2塁のとされて塩見に適時3塁打を浴びてしまいました。なおも1死3塁のピンチでしたが、青木の右飛でタッチアップした塩見を本塁で刺して追加点は防ぎ、7回を7安打5四球2失点の好投でした。

 打線は5回から7回まで毎回安打を放ちながらも得点を奪えませんでしたが、勝ち越された直後の8回に2死1塁から鈴木誠が2点本塁打を放って逆転に成功しました。

 8回は島内が三者凡退に抑えましたが、9回はフランスアが登板するも、四球に盗塁と安打で無死1,3塁とされて、代打川端に適時打を浴びて同点に追いつかれ、さらに犠打と敬遠で1死満塁として、代打内川に適時打を浴び逆転サヨナラ負けを喫して、ヤクルト戦は1分けを挟んで9連敗となりました。

 

 先発の玉村が7回を7安打されながらも2失点の粘投を見せると、4番鈴木誠が2本塁打3打点の活躍で試合終盤で試合をひっくり返し、8回も島内が三者凡退に抑える、素晴らしい試合展開でしたが、9回に登板したフランスアが大誤算でした。

 コルニエルと栗林は連投となっており、9連戦中で明日以降も登板の可能性があることから、フランスアに託したと思わ舛が、先頭打者への四球をきっかけに同点に追いつかれ、その後も犠打による1死を取ったのみで、最後は内川にサヨナラ打を浴びてしまいました。明らかに状態が悪く、立ち直る気配がないフランスアを続投させた理由は分かりませんが、無死1,3塁の場面でバードや森浦らに代えて1人1殺くらいの起用で引き分けに持ち込んでほしかったです。

 今日の試合で勝ち切れれば、チームが乗って行けたかもしれないだけに、痛すぎる逆転サヨナラ負けとなってしまいました。明日は勝ってこの悪い流れを断ち切ってほしいですね。

 

 

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中継ぎ陣が踏ん張り、代打長野の決勝2ランで逆転勝ち

2021年07月08日 22時50分56秒 | 試合結果

DeNA 030 000 000 3
広  島 021 000 02X 5
勝利投手:フランスア1勝1敗
敗戦投手:エスコバー2勝1敗
セーブ:栗林1敗17S
本塁打:[DeNA]桑原8号
    [広島]林4号、長野2号

 先発の高橋昂は、初回に連打で2死1,3塁のピンチを招くも、宮崎を中飛に打ち取って無失点で凌ぎましたが、2回に連打と犠打で2死2,3塁とされ、桑原に3点本塁打を浴びてしまいました。

 それでも直後の2回裏に四球で1死1塁として林が2点本塁打を放って1点差に追い上げると、続く3回には四球と連打で1死満塁として、坂倉の二ゴロの間に1点を返して同点に追いつきました。

 続く4回にも無死2塁とするも、西川、代打安部、菊池涼が凡退してしまい、さらに5回には四球と盗塁で無死2塁としながら、小園が中飛、四球を挟んで坂倉は一ゴロ、林が中飛に倒れて得点を挙げられませんでした。

 高橋昂は、4回に安打と四球などで2死1,2塁のピンチを招きましたが、佐野を一直に打ち取って無失点で切り抜け、4回の打席で代打を送られ、4回を投げて8安打1四球3失点でマウンドを降りました。

 5回からはケムナが登板して、2回を1安打1四球無失点、7回はコルニエルが1安打無失点にそれぞれ抑えると、8回はフランスアがこの試合初めて三者凡退に抑えました。

 7回に敵失と安打で2死1,2塁としながら、坂倉が左飛に倒れてしまいましたが、8回に安打と盗塁で1死2塁として、2死後に代打長野が2点本塁打を放って勝ち越しに成功しました。 

 9回は栗林が1安打無失点に抑えて、DeNAに逆転勝ちを収めました。

 

 先発の高橋昂が2回に3点本塁打を浴びて、いきなり苦しい状況となりましたが、直後に林が2点本塁打を放って劣勢ムードを払しょくすると、3回に同点に追いつきました。

 その後はチャンスがありながらも、勝ち越せないといういつものパターンに陥ってしまいましたが、高橋昂の後を受けた、ケムナとコルニエルが走者を出しながらも無失点に抑え、8回にはフランスアが三者凡退に抑える好リリーフを見せました。

 このフランスアの好投が攻撃にも良い流れをもたらし、林の内野安打をきっかけに代走大盛が二盗を決めてチャンスメイクすると、代打長野が決勝弾を放ちました。

 今日の勝利は、5回以降は無失点で凌いだ中継ぎ陣の踏ん張りがあってこそのであり、3連覇した時のような試合運びだったと思います。少しづつではありるものの、チームの状態は良くなり始めているように感じます。この良い流れが継続できるようになれば、順位も上がっていくはずですね。

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終盤追いつくも、勝ち越せず引き分け

2021年07月07日 23時36分08秒 | 試合結果

DeNA 000 300 000 3
広  島 000 001 110 3
本塁打:[DeNA]佐野8号、ソト14号
    [広島]中村奨2号、鈴木誠13号

 先発の九里は、3回まで毎回走者を出しながらも無失点に抑えていましたが、4回先頭の佐野に本塁打を浴びると、死球で走者を出して、1死1塁からソトに2点本塁打を浴びて、この回3点を失いました。

 5回は初めて三者凡退に抑えると、6回には安打と四死球で無死満塁のピンチを背負いましたが、ソトを三振、柴田を左飛、大和を二ゴロに抑えて無失点で切り抜け、6回を投げて5安打4四死球3失点でマウンドを降りました。

 打線はDeNA先発の今永に4回まで1安打に抑えらえて2塁さえ踏めず、5回には1死後に2塁打で得点圏に走者を進めながら、野間と磯村がともに右飛に倒れて得点を奪えませんでした。

 しかし、6回に代打中村奨が本塁打を放って1点を返すと、続く7回には鈴木誠も本塁打を放ち1点差に追い上げました。

 7回はケムナが登板して2安打で1死1,2塁のピンチを招くも、佐野を二ゴロ、オースティンを遊ゴロに打ち取って無失点に抑えると、8回にはコルニエルがマウンドに上がり、四球と盗塁に磯村の悪送球も絡んで1死3塁のピンチを迎えましたが、柴田を一ゴロ、大和を三振に斬ってピンチを脱しました。

 8回に四球と犠打で1死2塁とすると、菊池涼が適時打を放って同点に追いつき、さらに代走大盛の盗塁で1死2塁の勝ち越し機でしたが、西川と小園が凡退して勝ち越せませんでした。

 9回は栗林が三者連続三振に斬るも、打線が四球と安打で1死1,2塁のサヨナラ機を作りながら、野間が一ゴロ、代打松山は中飛に倒れて得点を挙げられず、今季10度目の引き分けに終わりました。

 

 先発の九里が2本塁打で3点を失い、打線は苦手の今永に5回まで散発2安打に封じられて得点を奪えず、完全な劣勢ペースでしたが、九里が6回の無死満塁で後続を抑えて無失点で凌いだところで、DeNAに傾いていた試合の流れを止めました。直後に九里の代打で出場した中村奨が本塁打を放って、カープに流れを引き寄せました。

 この中村奨の本塁打は、試合展開を変える大きな価値ある一発となり、7回の鈴木誠の本塁打を呼び込み、8回の菊池涼の同点打に繋がり、カープペースになりましたが、もうひと押しして勝ち越すことができませんでした。

 8回と9回はあと1本というところまで行きながら、最後に1本が出ずに勝ち越すことができないところに今のカープのチーム状態の苦しさを物語っています。この壁を乗り越えれば、チームが乗っていけると思うので、早く乗り越えてほしいですね。

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序盤の拙攻が響き逆転負け

2021年07月06日 21時24分38秒 | 試合結果

DeNA 000 200 020 4
広島 002 000 000 2
勝利投手:シャッケルフォード1勝1S
敗戦投手:フランスア1敗
セーブ:三嶋1勝3敗15S
本塁打:[DeNA]オースティン18号、佐野7号

 初回に無死2塁とするも、野間が犠打失敗、小園が中飛、鈴木誠は右飛に倒れてしまい、2回には連打で無死1,2塁としながら、西川が遊ゴロ、磯村と大瀬良がともに三振に倒れて得点を奪えませんでした。

 それでも3回に連打で無死1,2塁として、小園が2点適時3塁打を放って先制に成功し、なおも1死後に四球で1死1,3塁の追加点機で重盗を仕掛けるも失敗してしまいました。

 先発の大瀬良は、3回までパーフェクトに抑えていましたが、4回2死後に初安打を打たれると、オースティンに2点本塁打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。

 5回と6回は無安打1四球無失点に抑えると、7回には四球と安打で2死1,2塁のピンチを招きましたが、大和を右飛に打ち取って無失点で凌ぎ、7回を投げて3安打2四球無失点に抑える好投でした。

 8回はフランスアがマウンドに上がり、安打と犠打で1死2塁とされ、2死後佐野に2点本塁打を浴びて勝ち越しを許してしまいました。

 9回は島内が登板して三者凡退に抑えましたが、打線は、4回から9回までDeNA投手陣に1安打2四球に抑えられて2塁さえ踏むことができず、DeNAに逆転負けを喫してしまいました。

 

 先発の大瀬良は、本来の力強い直球が戻り、DeNA打線を7回2失点に抑える好投でしたが、打線が序盤の拙攻で援護することができず、白星を挙げることができませんでした。

 それでも、ようやく本来の投球を取り戻して好結果を残すことができたことは良かったと思いますが、この1試合だけでなく、次戦でも継続できるかが本人にとっても、チームにとっても大きなポイントになると思います。次回登板でも今日のような投球をして、完全復活してほしいですね。

 一方の打線は3回まで毎回チャンスを作りながら、得点は3回の2得点のみに終わり、4回以降は1安打と沈黙してしまいました。

 初回は無死2塁で野間が犠打失敗で走者を進められず、2回は無死1,2塁で西川が遊ゴロ、磯村が三振に倒れてしまい、3回には2点先制後の無死3塁で得点できなかったのは痛かったです。

 どこかで1点でも挙げられていれば、試合の展開は変わっていた可能性があるだけに、3度の逸機が悔やまれます。

 投手が抑えれると打線が得点できない状況が、波に乗れないチーム状況を表しています。明日は、九里が先発するので悪い流れを断ち切ってほしいですね。

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オールスターに栗林が監督推薦で選出

2021年07月05日 22時51分58秒 | 日記

 マイナビオールスターゲーム2021の監督推薦による出場選手が発表され、カープからは栗林が選出されました。球団の新人では12年の野村以来、9年ぶりの快挙となりました。

 栗林は、初登板から22試合連続無失点と2リーグ制以降の新記録を樹立し、リーグ2位の16セーブをマークして、防御率0.61と抜群の安定感を誇り、さらには東京五輪の野球日本代表にも選出されているので、監督推薦で選出されることに驚きはありませんが、カープファンとしては、チーム2位に30試合に登板していることを考えると、少しでも休んでほしい気持ちがあります。

 それでも、両リーグの1流選手が集う場であり、そこでレベルアップに繋がる収穫もあることから、出場することは本人にとって大きなプラスになるはずです。有意義なオールスターにして帰ってきてほしいですね。

 カープからは、ファン投票の森下と鈴木誠、選手間投票の菊池涼と合わせて4人選出されましたが、全員東京五輪の代表にもなっています。4人以外の選出が無いのは寂しいですが、今季の成績を考えれば仕方ないですね。

 

 

 

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森下が6回3失点の粘投で逆転呼び込む

2021年07月04日 19時49分15秒 | 試合結果

阪神 102 000 000 3
広島 002 020 00X 4
勝利投手:森下5勝4敗
敗戦投手:石井大1敗
セーブ :栗林1敗16S
本塁打:[阪神]サンズ14号

 先発の森下は初回に3塁打で無死3塁とされ、糸原の一ゴロの間に先制を許すと、3回には2死後に安打で1塁に走者を置いてサンズに2点本塁打を浴びてしまいました。

 しかし、直後の3回裏に安打と犠打で1死2塁として、菊池涼の適時打で1点を返し、さらに安打で1,3塁とすると、小園の犠飛でもう1点を返して1点差に追い上げました。

 森下は、4回にも1死後に連続短長打で2,3塁のピンチを招きましたが、梅野を右邪飛、代打原口を右飛に打ち取って無失点で凌ぐと、続く5回には2塁打と坂倉の失策、四球で無死満塁の大ピンチでしたが、マルテ、佐藤輝、大山を抑えて無失点で切り抜けました。

 5回裏に四球と安打で2死1,3塁として坂倉が2点適時2塁打を放って逆転に成功すると、7回にも安打と2四球で2死満塁の追加点機を作りましたが、長野が中飛に倒れてしまい、8回には安打と犠打で1死2塁としながら、代打西川の投ゴロで2塁走者の代走中村奨がアウトになってしまう走塁ミスもあり、追加点を奪えませんでした。

 森下は6回まで投げて8安打3失点の粘投でマウンドを降りると、7回はフランスアが1安打無失点、8回はコルニエルが連打で1死1,2塁のピンチを招きながらも、代打糸井を三振、近本を三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました。9回は栗林が1死後に連続四球で1,2塁としてしまうも、佐藤輝と大山を連続三振に斬って1点のリードを守り切って、首位阪神に対してカード勝ち越しを決めました。

 

 森下は、毎回安打を浴びて序盤で3点を失う苦しい投球でしたが、味方が1点差に追い上げた後のピンチでは、驚異の粘りを発揮しして後続を抑えて追加点を与えませんでした。特に5回に坂倉の失策に四球も絡み無死満塁で4番マルテを迎える絶対絶命の状況となりましたが、マルテを一邪飛、佐藤輝を三振、大山を林の好守により三ゴロに打ち取って無失点で凌いだことで、試合の流れがカープに傾きかけ、直後の攻撃で2死1,3塁から失策していた坂倉が決勝打となる2点適時2塁打を放って試合をひっくり返しました。

 もし5回のピンチで森下が1点でも失っていれば、試合の流れは阪神に傾いて一気に試合を決められていた可能性があったと思います。粘った森下の投球も素晴らしく、2死後に大山の当たりを好捕した林も大きな価値あるプレーだったと思います。

 そして5回裏の攻撃では、坂倉が意地の逆転打を放ったところも素晴らしく、自らの失策でピンチを招いたことから絶対に取り返すという強い思いを感じる一打だったと思います。

 森下、林、坂倉と勝利への強い意識を感じられ、これが今のカープに欠けていたと思います。今日の一戦がチーム浮上のきっかけになるような雰囲気を感じました。来週の戦いに期待したいですね。

 

 

 

 

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昨日から一転4安打零封負け

2021年07月03日 20時04分22秒 | 試合結果

阪神 001 000 130 5
広島 000 000 000 0
勝利投手:伊藤将5勝4敗
敗戦投手:大道3勝2敗
本塁打:[阪神]マルテ14号

 先発の大道は、2回に2塁打と四球で1死1,2塁のピンチを招くも、中野と梅野を連続三振に斬って無失点で凌ぎましたが、3回に連打と四球で1死満塁とされ、マルテの遊ゴロの間に1点を失いました。 

 4回にも2死後に連打で1,3塁とされましたが、近本を右飛に打ち取って追加点を与えず、5回を投げて6安打2四球1失点でマウンドを降りました。

 打線は、4回まで伊藤将に無安打に抑えられて2塁さえ踏むことができず、5回には連打で無死1,3塁のチャンスを作りましたが、野間の遊ゴロで2塁封殺後、三塁走者坂倉が本塁でアウトになる併殺に倒れてしまいました。それでも続く石原がエンドランを成功させて2死1,3塁と再びチャンスを作りましたが、代打長野が二ゴロに倒れて無得点に終わってしまいました。

 6回は森浦が登板して、2四球と安打で1死満塁の大ピンチを迎えるも、近本と糸原を凡打に打ち取って無失点で凌ぐも、7回にコルニエルがマルテに本塁打を浴びて追加点を奪われると、8回にはバードが無死2塁から代打サンズに適時2塁打を打たれ、1死後には糸原の適時打、さらにボークで2死2塁としてマルテに適時打を浴びて、この回3点を失って試合が決してしまいました。

 7回に安打と死球で無死1,2塁としながら、林が二直、野間が二ゴロに倒れ、石原に四球を挟んで代打松山も二ゴロに倒れて得点を奪えず、8回と9回は無安打に封じられて、阪神投手陣に前に4安打零封負けを喫してしまいました。

 

 大道は、初回を除いて毎回安打を浴びてピンチの連続でしたが、適時打を許さず内野ゴロの間に1失点に抑える好投でした。しかし、打線が阪神先発の伊藤将を捉えることができず4回まで四球による走者1人に抑えられてしまいました。

 それでも5回に坂倉と林の連打で無死1,3塁の同点機を作るも、野間が遊ゴロに倒れて、2塁封殺の間に三塁走者坂倉が本塁を狙いましたが、アウトになってしまいました。坂倉は6-6-3の併殺を取りに行くと判断して本塁に突入したと思いますが、1塁に送球すると決めつけず、しっかりと状況判断をしてほしかったです。3塁に走者が残れば、伊藤将にもプレッシャーを掛けられ、結果が変わっていた可能性もあっただけに、試合の流れを掴み損ねる痛いプレーとなりました。

昨日の良い流れを継続させられず、チームが乗っていけないところに今のカープの低迷が表れています。それでも、明日は森下が先発するので、絶対に勝ってカード勝ち越しを決めて、良い流れを呼び込んでほしいですね。

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