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森下が6回3失点の粘投で逆転呼び込む

2021年07月04日 19時49分15秒 | 試合結果

阪神 102 000 000 3
広島 002 020 00X 4
勝利投手:森下5勝4敗
敗戦投手:石井大1敗
セーブ :栗林1敗16S
本塁打:[阪神]サンズ14号

 先発の森下は初回に3塁打で無死3塁とされ、糸原の一ゴロの間に先制を許すと、3回には2死後に安打で1塁に走者を置いてサンズに2点本塁打を浴びてしまいました。

 しかし、直後の3回裏に安打と犠打で1死2塁として、菊池涼の適時打で1点を返し、さらに安打で1,3塁とすると、小園の犠飛でもう1点を返して1点差に追い上げました。

 森下は、4回にも1死後に連続短長打で2,3塁のピンチを招きましたが、梅野を右邪飛、代打原口を右飛に打ち取って無失点で凌ぐと、続く5回には2塁打と坂倉の失策、四球で無死満塁の大ピンチでしたが、マルテ、佐藤輝、大山を抑えて無失点で切り抜けました。

 5回裏に四球と安打で2死1,3塁として坂倉が2点適時2塁打を放って逆転に成功すると、7回にも安打と2四球で2死満塁の追加点機を作りましたが、長野が中飛に倒れてしまい、8回には安打と犠打で1死2塁としながら、代打西川の投ゴロで2塁走者の代走中村奨がアウトになってしまう走塁ミスもあり、追加点を奪えませんでした。

 森下は6回まで投げて8安打3失点の粘投でマウンドを降りると、7回はフランスアが1安打無失点、8回はコルニエルが連打で1死1,2塁のピンチを招きながらも、代打糸井を三振、近本を三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けました。9回は栗林が1死後に連続四球で1,2塁としてしまうも、佐藤輝と大山を連続三振に斬って1点のリードを守り切って、首位阪神に対してカード勝ち越しを決めました。

 

 森下は、毎回安打を浴びて序盤で3点を失う苦しい投球でしたが、味方が1点差に追い上げた後のピンチでは、驚異の粘りを発揮しして後続を抑えて追加点を与えませんでした。特に5回に坂倉の失策に四球も絡み無死満塁で4番マルテを迎える絶対絶命の状況となりましたが、マルテを一邪飛、佐藤輝を三振、大山を林の好守により三ゴロに打ち取って無失点で凌いだことで、試合の流れがカープに傾きかけ、直後の攻撃で2死1,3塁から失策していた坂倉が決勝打となる2点適時2塁打を放って試合をひっくり返しました。

 もし5回のピンチで森下が1点でも失っていれば、試合の流れは阪神に傾いて一気に試合を決められていた可能性があったと思います。粘った森下の投球も素晴らしく、2死後に大山の当たりを好捕した林も大きな価値あるプレーだったと思います。

 そして5回裏の攻撃では、坂倉が意地の逆転打を放ったところも素晴らしく、自らの失策でピンチを招いたことから絶対に取り返すという強い思いを感じる一打だったと思います。

 森下、林、坂倉と勝利への強い意識を感じられ、これが今のカープに欠けていたと思います。今日の一戦がチーム浮上のきっかけになるような雰囲気を感じました。来週の戦いに期待したいですね。

 

 

 

 

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