広島 000 019 000 10
巨人 000 101 000 2
勝利投手:九里5勝3敗
敗戦投手:髙橋5勝1敗
本塁打:[広島]クロン4号
[巨人]岡本和11号
坂倉と塹江が、新型コロナウイルス感染を懸念した球団独自の措置により、1軍登録は抹消されていませんが、今日の試合でのベンチ入りを外れ、チームは更に苦しい状況となりました。先発マスクは、中村奨がプロ初の捕手として出場しました。
先発の九里は、3回に安打などで1死2塁とされるも、高橋と三振、梶谷を一直に打ち取って無失点で凌ぎましたが、4回2死後に岡本に本塁打を浴びて先制を許しました。
打線は、2回に無死2塁の先制機を作りながら、クロンと堂林が凡退し、四球を挟んで1,2塁とするも、中村奨が三ゴロに倒れて無得点に終わりました。4回には敵失と暴投で1死2塁のチャンスを貰いながら、クロンが三振、四球を挟んで野間も三振に倒れてしまいました。
しかし、先制された直後の5回に安打と四球などで1死1,2塁として、羽月の適時打がで同点に追いつきました。さらに6回には2四球と安打で無死満塁として、中村奨が2点適時打を放つと、1死2,3塁から田中広が2点適時2塁打を放ち、さらに安打と四球で1死満塁として、鈴木誠の適時打にクロンの満塁本塁打でこの回9点を挙げました。
九里は、同点に追いついた直後の5回は、安打と暴投で1死2塁のピンチを招くも、炭谷と高橋を抑えて無失点で凌ぎ、続く6回には2塁打などで1死3塁とされ、丸に適時打を浴びるも、続く岡本を併殺に打ち取って1失点で踏ん張りました。
7回から9回は1安打無失点に抑えて、6安打無四球2失点で今季初の完投勝利を挙げました。
昨日の8選手の登録抹消に続き、今日は坂倉と塹江がベンチを外れ、チームは更に厳しい状況となりましたが、ここで若手が結果を出してチームに勢いを付けました。
1点を先制された直後の5回に中村奨の安打をきっかけにチャンスメイクすると、羽月の適時打で同点に追いつき、続く6回には無死満塁から中村奨が2点適時打を放ちって打線を勢い付けると、田中広と鈴木誠の適時打を放ち、クロンが満塁本塁打を放って止めを刺しました。
4回までは高橋にほぼ完璧に抑えられ、付け入る隙が無く得点を奪える雰囲気がありませんでしたが、5回に中村奨が放った安打をきっかけに同点に追いつくと、チームの雰囲気が変わり、重苦しい空気が一掃されました。6回はこの流れに乗って無死満塁のチャンスを作り、ここでも中村奨が適時打を放ち、勝ち越しに成功したことで、さらに勢いが加速してその後の猛攻を呼び込みました。
中村奨の2安打がチームの窮地を救っただけでなく、次戦に向けてチームの雰囲気も良くなりました。10人が離脱する苦境ですが、明後日からの阪神戦に向けて良い流れで臨むことができます。苦手とする阪神に勝ち越して、鬼門の交流戦に突入したいですね。