中日 000 010 002 3
広島 000 000 002 2
勝利投手:柳6勝7敗
敗戦投手:九里8勝6敗
セーブ:藤嶋1勝1S
前日の試合で打率3割を達成した鈴木誠はベンチ入りメンバーから外れ、球団初の5年連続打率3割が確定しましした。
打線は、2回と3回に先頭打者を出しながら、併殺や盗塁失敗により活かすことができず、5回まで1安打に抑えられて2塁さえ踏むことができませんでした。
6回に安打と捕逸で1死2塁と初めて得点圏に走者を進めましたが、九里が三振、長野が中飛に倒れて得点を奪えませんでした。
8回には2死無走者から今季限りで自由契約となり退団することは決まっている小窪が代打で出場すると、右前安打を放って今季初安打を放ちましたが、得点に繋げることができませんでした。
先発の九里は、2回に2四球で2死1,2塁のピンチを招きましたが、桂を三ゴロに打ち取ってピンチを脱すると、4回には連続長短打で1死1,3塁のピンチを迎えるも、堂上を三ゴロ、武田を三振に斬って無失点で凌ぎました。
5回に2死1塁から京田に適時2塁打を浴びて1点を失うも、6回から8回は1安打無失点に抑えて味方の援護を待ちましたが、9回に連続四球で無死1,2塁のピンチを招き、2死後に桂に2点適時打を浴びてしまい、8安打6奪三振3失点での完投となりました。
打線は、9回2死後に長野が四球を選び、田中広の2塁打で2,3塁とチャンスを作ると、堂林が2点適時打を放ち1点差に迫って先発柳をKOしましたが、松山が代わった藤嶋に右飛に打ち取られて、今季は最終戦を白星で飾れず、52勝56敗12分の借金4の5位でシーズンを終えました。
また、今日の試合を欠場した菊池涼が2塁手としては、史上初となるシーズン無失策、守備率10割の偉業を達成しました。
今日の今季最終戦は、勝てば4位の可能性が残りましたが、鈴木誠と菊池涼が記録達成のため欠場しており、苦戦が予想されました。その予想通り、柳の前に8回まで散発3安打に封じられ、盛り上がったのは代打小窪の安打という寂しい状況でした。
それでも9回2死後から2点を挙げて柳の完封、完投を阻止して最後に意地を見せたところは良かったと思います。
また、先発の九里も自己最多タイの9勝目を狙って8回までは1失点で踏ん張りましたが、100球を超えていた9回に疲れが出たのか連続四球でピンチを招き、痛恨の2点を失ってしまい、完投するも9勝目は成りませんでした。
しかし、九里は、9月後半から安定した投球を続けて、森下とともに先発ローテを支えたことで、チームはシーズン終盤に安定した戦いをすることができ、10月と11月の月間勝ち越しに繋げました。この投球は来季に繋がると思うので、大瀬良とともに先発ローテの軸として投手陣を牽引してくれることを期待したいですね。
新型コロナ感染拡大により開幕が遅れ、無観客での開催など、異例のシーズンでしたが、チームも故障者が続出するなど厳しい戦いとなってしまいました。来季こそは通常どおりの開催でき、チームも万全の状態で戦って優勝することを願いたいですね。