巨人 000 101 000 0 2
広島 000 000 002 0 2
本塁打:[広島]菊池涼10号
先発の九里は、初回と2回は走者を出しながらも併殺に打ち取ってピンチの芽を摘み取ると、3回には2塁打などで2死3塁のピンチを招くも、松原を左飛に打ち取って無失点で切り抜けました。
しかし、4回に安打と四球で1死1,2塁とされ、丸に適時2塁打を浴びて1点を失い、なおも1死2,3塁のピンチでした若林を三振、岸田遊ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けました。
6回は2死後に四球と安打で1,3塁のピンチを迎えると、陽に適時打を浴びて追加点を奪われましたが、7回と8回を無失点に抑えると、9回も続投して安打と犠打で1死2塁のピンチを招くも、吉川と戸郷を凡打に打ち取って得点を絶えず、9回を8安打9奪三振2失点でマウンドを降りました。
打線は、初回に安打と四球で1死1,2塁の先制機を作りましたが、西川が中飛、松山が遊ゴロに倒れて先制機を逃すと、2回から4回まで1安打に抑えられてしまいました。
5回2死後に2塁打と内野安打で1,3塁としながら大盛が三振に倒れると、続く6回にも四球と安打で1死1,2塁の得点機を作りながら、松谷mと堂林が凡退して得点を奪えませんでした。
7回にも四球と犠打で2死2塁としながら、大盛が二ゴロに倒れて戸郷から得点を奪えませんえしたが、9回2死1塁から菊池涼が起死回生の2点を放って同点に追いついて延長戦に突入しまいた。
10回はフランスがが三者凡退におさえると、10回裏は代打ピレラ、鈴木瀬、西川が三者凡退に倒れて引き分けに終わり、今季のチーム成績の勝ち越しが無くなりました。
今日の試合は投打とも最後に意地を見せた試合でした。
九里は、毎回のように走者を背負いながらも2失点で踏ん張る粘投を見せ、7回を終えた時点で113球を投げており交代してもおかしくありませんでしたが、規定投球回をクリアするために続投すると、8回を三者凡退に抑えて規定投球回に達しました。それでも次は2桁勝利への可能性を残すため9回もマウンドに上がり無失点で切り抜け、138球の熱投で9回を投げ抜き意地を見せました。
打線は、戸郷に対して再三チャンスを作りながら、あと1本が出ずに8回まで5安打無得点に抑えらてしまいましたが、森下の新人王をアシストするためにも戸郷に白星を献上したくないという思いと、九里の熱投に応えて白星を付けさせたいという思いが9回の菊池涼の同点2点本塁打を呼び込み打線の意地を見せました。残念ながら勝ち越すことができず、九里の9勝目は成りませんでしたが、九里と打線が素晴らしいプレーを見せてくれました。
シーズン最終版になってチームが一つにまとまって良い試合ができています。この雰囲気を来季に繋げて巻き返してほしいですね。