豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

ジャンパー

2008年03月23日 13時11分02秒 | シネレポ2008
解説: スティーヴン・グールドの傑作SF小説を、『Mr.&Mrs.スミス』の
ダグ・リーマンが映画化したSFアクション。
世界中のどこへでもテレポートできる“ジャンパー”と、
そんな彼の抹殺を使命とする謎の組織の攻防が展開する。
主演は『スター・ウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセン。
彼の恋の相手を実生活でも交際中のレイチェル・ビルソンが演じる。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、さらには東京での撮影を敢行した
世界規模のストーリーと映像が楽しめる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: ミシガン州の高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、
自分にテレポート能力があることを発見。
母が家を出て以来、人が変わった父との生活にうんざりしていたデヴィッドは
ニューヨークへと向かい、瞬間移動した銀行の金庫室で大金をせしめる。
しかし、そんな彼を謎の男ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)がつけ狙い……。
(シネマトゥデイ)


これはあかん。期待はずれ
話が薄っぺら。全く説得力に欠けるし、何の面白みもない話。
ジャンパーについても、それを追う組織についても、説明不足。
最後に明らかになる母親のことも、あれじゃ一体何が言いたいのか・・・・

何よりも一番見てて腹立たしいのは主人公。
全く共感出来ない行動ばかり。
銀行の金庫に忍び込んで大金盗んで裕福な暮らしをしてる最低な奴。
しかも後半の行動もあまりにも身勝手なことばかりで、見ててイライライライラ・・・
悪役的な存在のサミュエル・L・ジャクソンの方がよほど良かった。
あんな決着のつき方でイイのって感じ。納得いかない結末だった。

「インビジブル」って透明人間の映画みたいに、自分の能力に溺れて
自滅の道を辿るような話だったら良かったのに

「ウィザードリィ」っていうダンジョンRPGゲームがあるんだけど
この中にもテレポートという便利な呪文があるんだけど、
極々稀に失敗して壁の中にテレポートしてしまい、全滅してゲームオーバー
なんて終わり方をすることがあって、テレポートの呪文を使うのは
ドキドキだったんだけどこの映画も調子にのった主人公が
テレポートしまくってるうちに失敗して壁の中にはまってしまって、
そのまま死んじゃうみたいな終わり方をしてくれてたら、
すっきりした気分で映画館を出ることが出来たと思うんだが

強いて見所挙げるならば、スピード感あるアクションシーンか・・・
果たして東京のシーンはホントのいカーチェイスやったのか?
全てCGだったのか?
何も考えずにアクションだけを楽しむつもりで見れば、それなりに
迫力ある映像を楽しめると思います。