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小林かいち

 日曜日の朝、何気なくNHK教育TVにチャンネルを合わせたら、「日曜美術館」が終わりかけていて、展覧会の案内をしているところだった。いつもならすぐに違う番組にチャンネルを変えてしまうが、その時は画面に映し出された絵に思わず見入ってしまった。


 ニューオータニ美術館で8月23日まで開かれている「謎のデザイナー 小林かいちの世界」の案内だった。「謎の」という言葉が妖しく目に留まったが、私は「小林かいち」なる人物はまるで知らなかった。だが、初めて見た彼の絵は一瞬で私の心を捉えた。竹久夢二を髣髴とさせるが、より現代的・都会的な印象を受ける。女性には顔の造作が描かれていないため、謎めいた雰囲気が漂い、彼女に関して様々な憶測が広がる・・。刺激的な絵だ。
 今回の展示は、『大正時代の後期から昭和初期にかけて、絵はがきや絵封筒のデザインを数多く手がけた京都のデザイナー、小林かいち(本名:嘉一郎、1896~1968年)の、謎に包まれた生涯と作品を大々的に紹介する、東京では初の展覧会となる』のだそうだ。少し調べてみたが、小林かいちは、近年その存在が注目され始めたばかりで、未だに経歴や作品の全貌は明らかになっていないという。また、かいちは画家ではなかったため、今回の会場に展示される作品も、当時実際に販売されていた絵封筒や絵葉書、木版画が中心となっているとのことで、調べるうちに私も美術館まで見に行きたい思いが募ってきた。
 だが、開催期間が夏休み中ではどう考えても無理な話だ。残念で仕方ないが、こればかりはどうしようもない。潔く諦めるしかない。ただ、その無念さを少しばかり晴らすために、ネット上で彼の手になるデザイン画を何枚か集めてきて、このブログに貼っておくことにしようと思う。

  


 


   


 


 名古屋で展覧会が開かれればいいのに・・。
 でも、どうして惹かれるのかなあ。
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コメント
 
 
 
伊香保 保科美術館 (ゴジ健)
2009-07-31 12:32:16
塾長!通販しているみたいだよ。 

http://www.ikaho-shop.com/


・・・私も惹かれますね。
 
 
 
ゴジ健さん (塾長)
2009-08-01 00:51:57
ありがとうございます。

私はこれが一番好きです。

http://ikaho-shop.com/SHOP/01001002.html

注文します!!



 
 
 
私も見たいです! (ビーバー)
2009-08-01 20:09:11
なんとか都合つけて、ニューオータニ、行ってきます
私は一番上のトランプの写真がいいかな。
封筒が欲しいなあ。


 
 
 
ビーバーさん (塾長)
2009-08-02 01:30:07
それはぜひ行ってきて下さい。
そしてご報告を楽しみにお待ちしています。

やはり首都圏にお住まいの方は、楽しいことが多いですね。
羨ましい限りです。



 
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