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「こびとづかん」

 この世には、よく分からないものは多々あるが、「こびとづかん」なるものは全く理解できなかった。まずは、名前がイヤだった。差別的言葉を使ってもいいのか?という思いもあったし、「づかん」じゃなくて「ずかん」だろう、と突っ込みたい思いもあった。だが、それよりなにより、「こびとづかん」に登場するこびとたちが気持ち悪くて仕方なかった。こんなものを考え出した人の美的感覚はどうなっているのだろう?と心から疑問に思ったものだった・・。
 だから、コンビニで十六茶のペットボトルにオマケとして付いていたのを見つけたとき、「こんなものいらない」と、オマケ集めが趣味の私には似合わない反応をしてしまった。いくら何でもこんな気持ちの悪い物は、集めたくない・・と直感的に思ったからだった。
 だが、偶然というものは恐ろしいもので、その日に塾生の一人がそのオマケのフィギュアを一体持っているのを見つけた。手にとって、しげしげと眺めていたら、「えっ?よく見ると案外可愛いかも・・」などと思ってしまった。もうだめだ、そんなことを思ったのが運の尽き、その夜にヤフーのオークションで、8体揃ったものを落札してしまった。バカ・・。

 

カクレモモジリ         カクレケダマ

 

リトルハナガシラ        オオヒレカワコビト

 

クサマダラオオコビト         ベニキノコビト

 

シボリオオチチ         ホトケアカバネ

 やっぱり気持ち悪いけど、ちょっと可愛い・・。でも、一つ一つの名前はおぞましい・・。
 こんなの飾っておいて、夜歩き出したらどうしよう・・。おお、こわ!!

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