塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

お手洗いの温風乾燥機について

2010年12月07日 | 徒然

 今日は、雑談です。

 外でトイレに行くと、手洗いの後で手を乾かす機材があります。乾かし方の種類には、だいたい大きく分けて3つあると思います。温風、紙、タオルです。タオルは、カラカラと永久ループで回っているような感じのアレです。衛生上の問題なのか、タオル式のは最近あまり見かけなくなりました。この3つの普及度を見るに、およそ温風≒紙>タオルの順ではないかと思います。

 私は、この2強の一角を成す温風乾燥機が大嫌いです。あの掃除機よりけたたましい音を狭い手洗い所のなかで聞くと、神経にとても障ります。

 それでもあっという間に乾燥できるというのなら我慢もしましょう。何より問題なのは、3種類の方法のなかで、温風はもっとも乾きが遅く、もっとも効率が悪いということです。あれだけの騒音を放つ上に、使ったところで乾きゃしないというのでは、まったくわざわざ使う意味が分かりません。コストパフォーマンスは最悪です。

 ところが、普及率はかなり高いと思われます。なんでわざわざ効率の悪い機材を導入するのか、どうにも理解に苦しみます。この温風乾燥機ですが、どのようなところでよく見かけるかというと、デパートや商業ビルなど、わりと大きな建物に多いような気がします。ここからは勝手な憶測ですが、こうした巨大建築では、設計あるいは建築の業者と機材メーカーの間に暗黙の取り決めがあって、温風乾燥機が設置されるように取り計らわれているのではないでしょうか。あるいは、モダンな建物には、紙ではなくワンランク上の機材を置きたいという希望もあるのかもしれませんが、とてもあの五月蠅い温風乾燥機がモダンさや高級さを醸し出しているとは、私には思えません。

 どうにも私には不思議なのは、実に多くの人が、あの乾かない乾燥機に一生懸命手を突っ込んで、濡れたままの手で外に出ていくことです。あれなら温風乾燥機など使わずに最初からハンカチを使えばいいと思うのですが。

 そんなわけで、私には温風乾燥機の存在意義が分かりません。しかしながら、多くの人があれを使っている、そして多くのお手洗いにあれが設置されているという事実は厳然としてあります。どこかに需要があって、何らかの利用価値があるということなのでしょうが、どうにも私には理解できない次第です。。

  
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