古都京都・奈良周辺には、古くからの難読地名が数多く残されています。今回は、先日私が訪れた西岡地域の難読地名をいくつかご紹介したいと思います。さて皆さんいくつ分かるでしょう?
西岡というのは、山崎と嵯峨の間の桂川以西の地域を指すもので、市町村でいうと長岡京市や向日市周辺となります。市名にあるとおり、784年から794年にかけて長岡京が存在したところでもあり、そういう意味では平安京以来の京都よりも古い地域ということになります。
さて、それではさっそくいきましょう♪
①「物集女」
②「鶏冠井」
③「神足」
④「開田」
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さて、読めましたか?
①「物集女」→「もずめ」
②「鶏冠井」→「かいで」
③「神足」 →「こうたり」
④「開田」 →「かいでん」
が正解です。「鶏冠井」あたりになると、もう「何でそうなった!?」と聞きたくなるレヴェルですね。。
ちなみに、今回紹介した地名は、すべて西岡衆と呼ばれる土豪たちの拠点でした。彼らは、戦国時代には「惣国」という緩やかな連帯をつくって西岡地域に割拠していました。4ヶ所すべてに、彼らの住む城が築かれていたのです。関心のある方は、こちらをご参照ください。
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