塵埃日記

つれづれなるままに、日々のよしなしごとなど。

仙台七夕2011レポ

2011年08月08日 | 仙台
  
 今年も仙台七夕祭りが本日8日まで開催されています。例年、七夕期間中は割と雨が降りやすいように記憶しているのですが、今年は3日間とも晴天続きという奇跡のような恵まれた天候の中での開催となりました。

 何といっても、今年は東日本大震災を受けての「復興と鎮魂」がテーマということで、これまでとは様相の異なる部分が多々ありました。また、震災の影響で来客数が激減するとの予想も出ていたようですが、実際に歩いてみた様子では混雑ぶりはいつもと変わらず、それほど人出が減っているようには見えませんでした。

 さて、下の写真をご覧ください。

 

 素晴らしい天気なのもさることながら、見ていただきたいのは七夕飾りです。例年ですと、どれも各店舗が趣向を凝らした和紙の綺麗な吹き流しが並んでいます。ですが、今年の飾りは大多数が千羽鶴と願いなどが書かれた短冊でできています。写真の一番手前の飾りは、すべて折り鶴でできています。その奥に連なっている飾りは、短冊をつなげてつくってあります。そもそも七夕はお願い事をする祭りですから、例年でも折り鶴や短冊を基調とする飾りはあるにはありました。ですが、今年はその数が圧倒的に多いといえます。

 また、店舗前の通路部分にも、例年であればミニサイズの七夕飾りが飾られているのですが、今年はそこに各地から寄せられた折り鶴や短冊が並んでいます。中には外国から寄せられたものも少なからずありました。

 
このように世界中から寄せられた飾りも飾られています


 そのような「復興と鎮魂」をテーマに開催された今年の七夕のなかで、もっとも目を引いたのがこちらの飾りです。

 

 日の当たらない方向から撮ってしまったので分かりにくいですが、すべて銀の折り紙で折られた鶴です。近寄ってみると、

 

やはり見づらいですが、市内すべての小中学校で1本ずつ折ったものを束ねて作られていることが分かります。他に何が書いてある訳でもなく、延々と銀色の折り鶴が連なっているだけの飾りなのですが、これが今回最も心打たれたものの1つです。

 駅へ向かう途中に通りながら見たので、あまりゆっくりとはできませんでしたが、どの飾りも工夫ではなく気持ちを凝らしたものとなっていて、例年とはひと味もふた味も違った七夕となっていました。鎮魂の祈りと復興の願いが、無事に天へと届きますように。

  



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2 コメント

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Unknown (tamama)
2011-08-11 10:54:41
初めまして、通りすがりです。
(みけねこさんのところから来ました)

今年は仕事で七夕を見れなかったので残念に思っていたのですが
こんな素敵な吹き流しが飾られたのですね~^^

やっぱり無理してでも行けば良かった…。

キレイだったでしょうね^^
レポートありがとうございます!
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Unknown (うじょう)
2011-08-11 19:56:18
>tamamaさん
初めまして。ご訪問いただきありがとうございます。

今年はということは、例年いらして下さっているということですね。私も毎年見ているという訳ではないのですが、今年はやはりいつもとは違うなというのは、飾りそのものだけでなく雰囲気全体で感じ取れました。

写真越しででも少しでも感動をお分けすることができたのなら、ありがたい限りです^^
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