JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2013-03-20 | シャック便り

[井笠鉄道の定期券は払い戻されない見込み]
経営難から全バス路線の運行を停止し破産手続きに入った岡山県の井笠鉄道の第1回債権者集会が3/13に開かれています。

管財人によると35億円の負債に対し手持ちの現金が8千万円しかないとのこと。今後処分される予定の不動産が順調に現金化されたとしても元従業員に対する未払いの退職金が優先されるため、昨年10月末で利用ができなくなったバス定期券の払い戻しについては見込がないとの説明があったようです。

一部報道によると経営破綻前から退職金の未払いが相当額に上っていたようで、1,300万円を退職金として受け取る予定であった元バス運転手の場合、まだ150万円しか払われていないとのことです。

なお、昨年11月以降北振バス・両備グループなどが暫定的に引き継いでいたバス路線については4月以降各社の路線として運営することで関係当局の許可が下りたようです。

 
[福岡市交通局と西鉄バスが相互連携か]
長年激しいライバル同士の関係である福岡市交通局と西鉄バスが地下鉄と路線バスの乗り継ぎを便利にし、福岡都心に入ってくるバスの数を減らす研究を始めたようです。10年後を目途に地下鉄七隈線の六本松駅などにバスターミナルを整備する構想があるようです。

福岡市の市内交通は長年西鉄が一手に担っており、市営地下鉄の開業までは市営交通が全くありませんでした。地下鉄開業後も西鉄バスは郊外から天神や博多など都心部に直通するバスを多数運転し、都市高速を経由させて時間を短縮するなど地下鉄とは真っ向から戦ってきました。このため郊外バスと地下鉄の乗り継ぎ機能は姪浜駅・藤崎駅などに限られ、バスの集まる都心部ではバスが渋滞の原因となっていると指摘されてきました。地下鉄七隈線に至ってはターミナルとなる天神南駅が不便なこともあり西鉄バスに対し劣勢で苦戦しているのが現状です。

福岡市の人口は今後も増加する予想ですが、西鉄バスはバス利用者の減少から正面切った戦いを続けることが難しくなってきたこと、市も渋滞や環境問題の解決を迫られていることからお互いにプラスとなる方向を見いだす方針に変わってきたようです。

しかしながらバスと地下鉄を乗り継ぐと運賃が割高になるため、乗り継ぎ割引をするのかなど課題は多いと思います。

そういえば大阪市はバス事業を売却し、地下鉄を民営化すると言っていますが、乗り継ぎ割引とかどうする気なんでしょうね。

 
[三保造船所が破産]
大阪市港区の三保造船所が破産しました。負債総額は約2億円とのことです。

同社は波照間海運の「ぱいぱてぃろーま」、座間味村の「クイーンざまみ」、渡嘉敷村の「マリンライナーとかしき」など双胴船を中心にした小型高速船の建造で定評がありましたが、受注の減少で近年苦しんでいたようです。

「ぱいぱてぃろーま」は波照間海運が理不尽な補助金打ち切りで事業停止に追い込まれて三保造船に返却されたとされていましたから、これが二度目の悲劇となります。優秀な船だけに何とか国内でもう一度復帰して欲しいと思います。

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香川県多度津町高見島・丸亀市牛島移動運用報告④

2013-03-18 | 移動運用結果報告

3/16(土)神戸→・・・→丸亀→牛島→丸亀→神戸(続き)

ブルーオーシャン2に乗り込みました。乗船券を渡したら「里浦の降り口は船の前の方になりますから」と言われました。船内はほぼ満席の盛況です。

 
丸亀は香川県中部の中心都市で人口は約11万人。浅井3姉妹の次女初の嫁ぎ先であった京極家の城下町で金比羅参りの港として栄えてきました。京極家は源氏の流れをくむ近江の名門大名でしたが没落し、初の夫・京極高次の頃には客人の身分にまで落ちぶれていました。高次は目立った武功がないものの豊臣秀吉に可愛がられて大名として再興を果たし、子孫は江戸時代に丸亀藩主となり明治を迎えています。

3602という古いJCCコードを持っている通り、明治後期には早くも市制を施行しています。駐車場の広い郊外店舗に押されて苦しんではいますが、城下町だけあって商店街などもしっかり残っているようです。

 

ブルーオーシャン2は15分くらいで牛島に到着です。

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何と舳先を桟橋に着けてここから降りろということだったようです。里浦では老夫婦と私だけが下船しました。

牛島は周囲4.2kmの小さな島です。この里浦と山を越えた小浦の2つの集落があることになっていますが・・・・

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廃屋になって久しいのでしょう。定期船の来る里浦でさえこの状態です。

ざっと見回してもアンテナを架設できそうな場所がないので桟橋で設営です。

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この階段みたいなのは定期船への乗降用でしょうね。潮位で使い分けているんじゃないかと思われます。次に来る船で丸亀に戻りますから使っても問題ないでしょう。今日は風が少し強いため一番下の手すりを利用しました。

設営中におじいさんが来ました。無線をしに来たことを話したら島のことをいろいろ教えてくれました。要約しますと
・いま島に住んでいるのは13人だけ
・電気や水道は来ているが店はない
・昔は小学校もあって賑やかだったが島を出た者が帰ってこず人が減っていった

うーん・・・ここまで厳しいとは思いませんでした。

設営が終わり、12時45分スタートです。帰りの船は14時21分発。撤収作業を考えると14時が終了予定時刻でしょう。1時間15分の短時間勝負になります。

早速お待ち頂いていた方からコールがありました。クラスタにも載せて頂き、すぐにパイルとなります。この時間帯ですから近距離中心で遠距離の局は少なく、大票田の1エリアでも設備の比較的よい局に限られちゃいます。それでもパイルになりありがたい限りです。高見島に続いてお呼び頂いた方も多かったです。「香川の離島が埋まらなくて困っていたので2つ埋まって有り難いです」とのお言葉も多かったです。人口13人とご紹介しましたら皆さん驚かれていました。

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13時30分を回るとパイルがほぼ解消。昼下がりにのんびりとQRVです。やっぱり瀬戸内海はいいもんですよ。これは牛島の灯台です。昭和初期に設置され、本島と牛島との狭い水道の安全を見守っています。

コールの途切れる時間もあります。それでもお久しぶりの方がいたりでよかったです。最後14時でうまくコールが途切れて終了としました。牛島からは65局でした。短時間ながらすごい成果です。急いで片づけます。

 

船が来るまでほとんど時間がないので周辺だけ簡単にご紹介します。

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台風が来たら吹き飛びそうなこの小屋が待合所だそうです。高見島と比べれば違いは歴然です。この島では致し方ないのでしょう。脇には香川県議会議員選挙のポスター掲示板があります。牛島は丸亀市選挙区ですが・・・多分3人の候補者は1人もこの島を訪れることはないでしょうね。

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どこまで行っても人気は感じないし廃屋が目に入ります。

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14時21分の客船が来ました。港の向こうに見えるのは瀬戸大橋です。牛島からの乗客は先ほどの老夫婦と買い物に行くおばあさんを加えた4人でした。

定刻より3分遅れて丸亀港に到着です。森岡OMにお出迎え頂き、車で丸亀駅まで送って頂きました。今回大変お世話になりました。

 

帰りは丸亀駅から神戸・大阪方面への高速バスがありますからこれを利用します。丸亀14:47発大阪行きというバスがあります。

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バスは四国高速バスという会社が運行しています。この会社は大川バスなど地元香川県の路線バス会社が共同で出資した高速バスの専門会社です。

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バスは夜行用の3列シートで快適。しかも善通寺と坂出でお客を乗せたら高松を通過し神戸の舞子まで止まりません。お値段は舞子まで3,500円。ジャンボフェリーほどではないにせよ新幹線よりはるかに安いです。

快適な座席ですしジャンボフェリーであまり寝てないため発車したらすぐ寝てしまいました。お値段といい快適さといいお勧めできる路線です。

明石海峡大橋を通過し丸亀から2時間半くらいで舞子に到着。三宮か大阪まで乗り通してもいいんですが、この先は渋滞が起きやすいこと、大阪では先に難波を回ってから梅田に着くので時間がかかりますから舞子で降りて時間の確実なJRで帰宅します。

 

本日は高見島・牛島あわせて7MHzで178局でした。森岡OMには大変お世話になりました。ありがとうございました。

香川県の塩飽諸島はニーズが大きいことが分かりましたし、夜行のジャンボフェリーを使った移動運用に目処が付きましたので、今後も季節を見て展開したいと思います。

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香川県多度津町高見島・丸亀市牛島移動運用報告③

2013-03-17 | 移動運用結果報告

3/16(土)神戸→高松→多度津→高見島→多度津→丸亀(続き)

多度津町の高見島に到着です。

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多度津町は人口2.3万人。香川県中西部に点在する港町の一つです。かつては福山との間にフェリーがあったんですが瀬戸大橋の開通で利用が減りいつの間にか廃止されています。

高見島は多度津町の沖合にある島です。かつては漁業が賑やかだったそうで千人を超える人口がありましたが、過疎化と高齢化が進み今では40人少々しか住んでいないとのことです。瀬戸内国際芸術祭2013で追加された会場の1つで、秋の期間会場となる予定です。人口が極端に少ないことから国際芸術祭を自力で受け入れることができず、本土の多度津町民がボランティアで支えることになるそうです。

近くにある佐柳島とともに昭和31年に合併され多度津町となり、現在に至っています。ともに岡山県側からの開拓者が移住したとされ、遺体を埋葬する墓と墓参をする墓を別にする両墓制という独特の風習で知られます。

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港の待合室です。トイレがあり、長時間の場合はこの付近が便利そうです。

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ちょうどいい具合にアンテナを固定できる柵があります。ここで設営します。

ところがSWRがなかなか落ちてくれません、∞じゃないから断線とかではないみたいですが原因が分からずです。焦れば焦るほど原因が分からなくなるもので、とうとう一度組み直しをやる羽目になりました。何とかSWRの底が見えてきましたので空き周波数を見つけてスタートできました。考えていたよりだいぶ遅れて8時のスタートです。

ブログを見て探していただいていた方からすぐにコールが集まります。いつもお世話になっているJH4SKVさんからは「クラスタに載せましょうか」との有り難いお言葉がありました。

ものの3分も経たないうちにうわーーっとコールが集まってきます。10局以上のパイルになっているのが分かります。とにかくSの強い局から順にピックアップし進めるもののパイルに参加する局が次から次から来られる状態です。「高見島は初めてです」という方はもちろんのこと、「多度津町ファーストです」という方もかなり多いです。そういやお隣の丸亀市はよく聞くものの、多度津の方は聞いたことがないです(というか仲多度郡全体が少ない気がします)。

 

ということで最初の1時間で65局です。かなりのハイペースで折り返しです。

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目の前をいろんな船が通り過ぎてゆきます。これは海上自衛隊の護衛艦です。艦首に101と入ってますから「むらさめ」です。横須賀所属らしいので呉から横須賀に帰っている途中でしょうか。

同時にコールする局が減ってはきたものの相変わらずパイルが続きます。森岡OMに頂いた差し入れのおにぎりも合間を見て1個食べるのが精一杯でした。1エリアから6エリアが中心でどんどんコールが続きます。100局を突破してもペースが落ちません。

 

10時20分の船に乗らないと牛島に行けませんから、10時終了として予告しながら進めます。コールが減るのを待っていたOMさんも呼んでくれ、とうとう最後までコールが途切れない状態です。ちょうど10時でコールが途切れ、ここで終了しました。終了宣言後に呼んできた局もいたのですが、船があるのでピックアップできませんでした。申し訳ないです。高見島は113局でした。

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ちょっとだけ港のまわりを見てみましょう。これは郵便局。玄界島とかの郵便局より立派ですよ。

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これはたこつぼですね。すごい数です。船が来ましたので多度津に戻りましょう。

 

多度津に戻ってきました。森岡OMが待っていてくれました。車で近くの「まるや」といううどん屋でうどんにしました。うどんを楽しみながらここまでの結果をお知らせしました。「すごいですね」と驚かれていました。多度津がファーストという局が多かったことについては「確かに多度津の局は聞かないですね」とのことです。

うどんを食べ終わったら丸亀に送っていただきました。あわせてもう1軒、丸亀港近くの「綿谷」さんでうどんのハシゴです。

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テレビでもたびたび紹介される名店で、お客さんの列が途切れません。セルフですからさっと食べてさっと店を出ますから回転は速いです。森岡OMは「並んでまで食べるなんて」と驚かれてました。名物はこの肉ぶっかけ。ハシゴなので小ではなくミニ。それでも普通の店の1玉分です。すごいです。もちろん味も◎です。

 

丸亀港に向かいましょう。

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本島・牛島行きの本島汽船と広島・手島・小手島行きの備讃フェリーとのターミナルです。他にも航路があったのでしょうが消されています。

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本島汽船は丸亀と本島・牛島を結ぶ海運会社で「ほんじま丸」というフェリーと客船を持っています。ほんじま丸はバリアフリー完備のフェリーで離島航路改善のモデルケースとされています。

 
上の案内板にあるように牛島(里浦)行きの船は客船のみでフェリーは行かないようです。しかも丸亀から直接牛島に行ける船はこの12時10分発だけで、あとは一旦本島まで行き、折り返し便で牛島に着くしか方法がないようです。

それでも本数は少なく、牛島発着となる船を整理してみるとこんな感じです。

08:36発 本島発丸亀行き(本島で丸亀07:40発本島行きから接続)
12:25発 丸亀発本島行き(本島で本島12:35発丸亀行きに接続)
14:21発 本島発丸亀行き(本島での丸亀からの接続便なし)
16:58発 本島-牛島往復(本島で丸亀16:30発本島行きから接続、17:10発丸亀行きに接続) 

つまり丸亀から往復するなら12時台の船と14時台の船の組み合わせがベストだと思われます。客船しかなく担ぎ上げでないとQRVできませんからこの点でも好都合ですね。まるで計算し尽くされたかのような好条件ですHi

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船は「ブルーオーシャン2」です。2002年に瀬戸内クラフトで竣工した19トンの旅客船です。航海速力は21ノットですから何とか高速船に入るかなぁという船です。本島汽船は近年島の過疎化で乗客が減っており、丸亀市が船を買い取り、本島汽船が運航する公設民営となっています。船に乗り込みましょう。

 

長くなりましたので今回はここまで。続きます。

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香川県多度津町高見島・丸亀市牛島移動運用報告②

2013-03-17 | 移動運用結果報告

3/16(土)神戸→高松→多度津→高見島

神戸深夜1時発のジャンボフェリーに乗って高松を目指しましょう。3/15の夜に出発です。自宅で食事と風呂を済ませ、JRで三宮に向かいます。

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三宮からは神戸フェリーバスに乗れば新港第三突堤に行けます。今回は時間に余裕があるので歩いて行きました。東海汽船とかと違って和室が指定席ではないためバスより早く行って和室を確保しようという考えもあります。

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新港第三突堤に到着。電車の乗り継ぎが良すぎたこともあり、出航の3時間前に着いてしまいました。

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暖房の入った待合所で待っておきます。神戸側のターミナルは安っぽい作りで殺風景です。ここで寝ては船に乗れませんから眠いのを我慢してじっと待っておきます。フェリーバスが到着するとお客が一気に増え、50人以上になりました。早い順番で確保したので和室は間違いなくキープできそうです。

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0時20分頃に船が到着。昨年乗ったりつりん2のようです。乗船開始となり、和室をゲット。寝ておきましょう。出航が遅れるとの放送がありました。その後エンジンの音が聞こえるようになったので出航したようです。気がついたことが一つ。

ジャンボフェリーって夜でも室内の照明を暗くしないんですね。

2時30分までは売店を営業するとの放送もありましたし、昼も夜も関係なく同じスタイルで運航するんでしょうね。ということで上着をかぶって寝ておきます。

 

あまり寝たような気がしなかったのですが、いきなりジャンボフェリーの歌で叩き起こされます。間もなく到着のようです。ジャンボフェリーの歌はメロディが頭の中から離れなくなるという猛烈な伝染性を持った歌なのです(嘘だと思うならyoutubeにいくらでも転がってますからお試しをHi)。四国フェリーの社歌もなかなか強烈なんですがジャンボフェリーはその数段上なので困ったものです。

高松まで4時間かかりますから自分では寝た感覚はなかったものの寝てたんでしょうね。下船のため下の階に降りるとロビーにも結構な数のお客さんがいて混雑していたようです。時間を有効に使えて安いので人気が高いようです。

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出航が遅れたためか20分ほど遅れて高松東港に到着。高松市内中心部から離れているのでJRや琴電の駅まで無料のバスがあります。これに乗ってJR高松駅を目指します。積み残しが出るほどのお客さんでした。

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5分ほどで高松駅に到着。今朝は意外に冷えます。5時44分の琴平行きに乗るつもりでしたが、時刻表を確認すると6時8分発のマリンライナーに乗っても途中の坂出で追いつけることが分かりました。

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マリンライナーは瀬戸大橋を渡る岡山行きの快速です。新幹線との連絡のため早朝から深夜まで運転されています。坂出で琴平行きに追いつきました。乗り換えましょう。

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なんじゃこれ。つい2日前に瀬戸内国際芸術祭を意識した企画で写真家のアラーキーさんの写真をラッピングした「アラーキー列車」ができたとニュースが出ていたんですがこれですか。強烈すぎます。ちなみに車内は特に変わっていないんでご安心くださいHi

この電車で多度津到着です。高松や岡山から来た列車はここで観音寺・松山方面の予讃線と琴平・高知方面の土讃線に分かれます。多度津にはJR四国の工場があり、四国の鉄道の要になっている場所です。

 

多度津駅ではJA5TNF 森岡OMがお待ちでした。寒い中有り難い限りです。実はメールで予定を知らせており、「港までお送りしましょう」ということになっていました。森岡OMの車で港に到着。三洋汽船の船に乗ります。

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船は「新なぎさ」という小型フェリーです。1996年に博多船渠で竣工した86トンの船で、航海速力は10.5ノットだそうです。三洋汽船は岡山県の笠岡と笠岡諸島を結ぶ船会社でして、多度津にも営業所があり多度津と高見島・佐柳島を結ぶ航路を運航しています。笠岡諸島の南端にある真鍋島と佐柳島は近いものの、県境をまたぐ船は週に1往復しかないそうです。新なぎさは香川県内で航路が完結しているにもかかわらず船籍港(人間の戸籍に本籍地があるように船にも船籍があって籍を置く港を記載している)が本社のある笠岡になっています。

Cute Up Project 2013」とロゴが入っています。高見島が瀬戸内国際芸術祭2013の会場になりこの船自体もアート作品になるらしいです。無骨な船に「Cute Up」とは何ともユニークですね。

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客室は2層構造でどちらも和室と椅子席があります。定員が150名だそうで芸術祭でお客を運びきれるのかなぁとか考えたりします。お昼の時間帯は航海がないのでそこに臨時便を入れることになるのでしょうね。それにしても無骨な手書きの文字が並んでます。そこがかえってアーティスティックな感じにも見えます。

高見島へは多度津から25分、船の便は1日4往復しかありません。6時55分の始発で出発です。

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多度津の船溜まりみたいなところから出航し、両脇を造船所の巨大な船に囲まれて沖合を目指します。あ、船内はごちゃごちゃしてまして、和室に掃除機が転がってたりと生活感があふれてます。これもアートかと言えばアートかも知れませんHi

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案内放送があり、間もなく高見島到着です。船首のランプが降りると下船となります。

 

ちょいと長くなりすぎましたので今回はここまで。続きます。

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香川県多度津町高見島・丸亀市牛島移動運用報告①

2013-03-16 | 移動運用結果報告

計画編

私は伊豆諸島での移動運用を続けています。東京の竹芝桟橋から東海汽船の客船に乗れば翌朝には各島に着きますから時間を有効に使えます。ところが竹芝へ行くには夜の飛行機で羽田へ飛ぶ必要があります。金曜夜の羽田行きは単身赴任族の御用達便であり、予約開始後すぐに満席となることもあります。当日の天気を見て飛行機や船を予約するなんて悠長なことはできず、運を天に任せて予約を入れなければならないのが欠点です。ということで、以前から「自宅から夜行の船に乗ってどこか島へ行けないのか」と考えていました。金曜日に自宅で夕食を取って風呂に入ってから港に出かけ、土曜の朝からQRVできれば面白そうです。

以前は大阪や神戸などからそれこそたくさんの船が出ており、夜行も多く出ていました。ところが瀬戸大橋をはじめとした本四架橋や高速道路網の整備により次々と姿を消し、今では僅かしか残っていません。そんな中何とか生き残っているのが神戸-高松間のジャンボフェリーです。

ジャンボフェリーは徒歩乗船で回数券を使えば片道の最安値で1,475円です。1日4往復で、中には神戸午前1時発で高松午前5時着という夜行便もあります。船内で寝ることのできる時間が4時間と少し短いのがマイナスですが、うまくやれば朝から日程が組め、宿泊費がかかりません。

そこで今回はジャンボフェリーに乗って香川県側の離島に初チャレンジです。

 

日生諸島や笠岡諸島などの島がある岡山県同様、瀬戸内海に面した香川県には多くの離島があります。どの島も過疎化に悩まされてはいるものの、今も高松・丸亀・多度津などから離島行きの定期船が出ています。瀬戸内国際芸術祭2013もありますし出かけてみることにしましょう。

当初はジャンボフェリーの到着地・高松港から行ける男木島・女木島あたりがいいかな、と思っていました。そんなときに地元のJA5TNF 森岡OMから「(瀬戸内国際芸術祭2013で新たに会場となる)多度津町の高見島とかはどうですか」とのお話を頂きました。森岡OMは西讃にお住まいで、DXをメインにする傍ら沖合の島を数多く訪れて来られた方ですが、残念ながら最近は離島には行かれていないようです。他に移動する人もほとんどいないためお誘いを受けた次第です。

ということで調べてみると高松駅から電車に乗ればさらに西の丸亀や多度津に行くことができます。高松5時44分発の琴平行きがあり、丸亀に6時33分、多度津には6時39分に到着します。お誘いを受けた多度津港発高見島行きの始発便は6時55分発。高松駅近くならコンビニがあってお弁当の調達ができますし、多度津駅-多度津港間も徒歩10分程度ですから問題ありません。ちゃんと日程が組めそうです。ということで高見島に決定です。

高見島への船は三洋汽船という会社が運航しているものの1日4往復しかありません。そこでダイヤを眺めて以下の通り計画を立てました。

多度津06:55発→高見島07:20着 高見島10:25発→多度津10:50着 

 

これだけでは時間が余ってしまいますので他に回れる島がないか探してみたところ、お隣の丸亀から本島汽船の本島・牛島行きの船があります。いい具合に昼に丸亀港を出港する船便があります。本島でもよいものの、本土に近い牛島の方が在島時間を長くできますから牛島に行くことに決めました。

丸亀12:10発→牛島12:25着 牛島14:21発→丸亀14:35着

しかも都合がよいことに丸亀駅を14時47分に出る四国高速バスの神戸・大阪行きがあります。丸亀港→丸亀駅は徒歩10分弱とのことで、乗り継ぎが成立しそうです。なんという都合の良さでしょうHi ということで朝から高見島、昼から牛島を回り、夜までには高速バスで帰宅できるという日程が固まりました。

 
季節柄バンドは7MHzだけで十分でしょう。アンテナはRD-S106です。運用時間を考えて補助バッテリも追加しておきます。

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3/16(土) 香川県多度津町(高見島)他移動

2013-03-14 | 移動運用予定

以下の日程で香川県の塩飽諸島から移動運用を行いますのでご案内させていただきます。
 

 
(1)仲多度郡多度津町[高見島]移動(JCG:36006 JIA:36-123)
 日時:3/16(土)08:00頃~10:00頃
 場所:高見島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)
  
(2)丸亀市[牛島]移動(JCC:3602 JIA:36-104)
 日時:3/16(土)12:45頃~14:00頃
 場所:牛島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。
 どちらも船の便数が少ないため上記通りの時間となります。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。

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日生のカキオコについて

2013-03-11 | シャック便り

この時期になるとよく日生諸島に移動運用に出かけています。これは他局が日生諸島に出かけていないというのが最大の理由なんですが、もう一つ「カキオコが食べられる」というのもあります。今回はカキオコについてご紹介したいと思います。

お店の場所や営業時間などは「日生カキオコまちづくりの会」さんのサイトを見て頂くのがベターですので割愛します。こちらのサイトには日生で配布しているカキオコマップのpdf版もあります。

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[カキオコって?]
岡山県備前市日生町の郷土料理で、肉やエビ・イカの代わりにカキを使ったお好み焼きです。カキの煮汁を煮詰めたオイスターソースが美味しいように、カキのうま味が味わえる絶品です。日生はカキ養殖が盛んで、新鮮なカキがいくらでも安く手に入りますからカキを使ったお好み焼きが始まったと言われています。

新鮮なカキを鉄板に並べ、大量のキャベツとトロトロの生地を混ぜ合わせた上に軽く焼いて塩胡椒で味付けしたカキを乗せて焼いてゆくスタイルが一般的です(関西流の店もあります)。関西のお好み焼きのように最初から混ぜ込んだりしませんし、広島のように先に生地だけを作って上に具材をおいてゆくスタイルとも違う「日生流」の焼き方です。カキの大きさと多さに驚くと思います。

発祥は諸説あるのですが、現在も営業している老舗の浜屋さん・ほりさん・安良田さんのいずれかとの説が有力です。

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こちらが「浜屋」さん。「みっちゃん」という呼ばれ方もしてます。

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こちらが「ほり」さん。看板には使用しているソースの名前が入ってます。岡山市内で作っているソースです。

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こっちが安良田さん。ちょっと前に焼き台回りをリニューアルしましてこぎれいになりました。

いつ頃始まったのかも定かではないものの、3店とも少なくとも40年以上は営業していますのでそれだけの歴史があると思われます。

B-1グランプリへは2011年の姫路大会で初参加し9位、2012年の北九州大会では5位と続けて上位にランクインしています。それ以前のB-1に参加していないのは開催日がカキのオフシーズンだったためにカキが調達できなかったためだそうです。

 
[カキオコのシーズンは?]
日生では10月末頃~桜の咲く頃までが生カキの水揚げシーズンです。この時期にカキオコが味わえます。

夏の間は同じく日生で水揚げされるガラエビというエビを使った「エビオコ」がメインになりますが、冷凍カキを使ってカキオコを出している店も増えてきました。生カキに比べて味は落ちますが「どうしてもカキオコが食べたい」ということなら冷凍カキになると思います。

なお、カキオコのシーズンのみ営業し夏の間は休業する(もしくは他の商売をする)お店もあります。ご注意下さい。「日生カキオコまちづくりの会」が配布するカキオコマップの夏版で確認するのがいいと思います。

 
[日生へのアクセス]
あとで説明しますが日生の集落は狭いため車よりもJR赤穂線の利用が便利です。神戸・大阪方面からは新快速の播州赤穂行き(毎時1本)に乗り、終点の播州赤穂で岡山方面行きの電車に乗り換えて日生駅で下車して下さい。播州赤穂での乗り継ぎはスムースなので大阪からトータルで2時間くらいで到着します。駅前の道路が国道250号線で、この道を右に進んで下さい。

大きな左カーブの先にオレンジハウスさん、福来さん、もりしたさんが見えてきます。

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さらに進んで小さな峠を越えると安良田さん、その先で右に入る旧道を進むと浜屋さんやほりさんがあります(このあたりで駅から徒歩10分くらい)。旧道に入らず国道を進むと桜さんなどがあります。

車ですと神戸・大阪方面からは山陽道の赤穂インターで降りて国道250号を西に進んで下さい。JR日生駅までは渋滞がなければ10~12分前後だと思います。西方面からは山陽道の備前インターで降り、国道250号線を東へ進みましょう。

 
[注意点]
日生の集落(定期船乗り場周辺)は狭い土地にお店や家が密集しており、どの店も座席数の少ない小さなお店です。ですので以下の点ご注意下さい。

・ピークの時間帯を外しましょう
 シーズン中の土休日、特に11時台~13時台は混み合います。1時間~1時間半待ちとなる
 こともありますので、できる限りこの時間帯を外すことをお勧めします。
 特にこの時間帯は5人以上のグループ客やベビーカーを連れての入店は困難です。
 グループ客は店を分散した方がスムースです。
 
 ハシゴをしてみたい方は例えば10時台(もしくは11時の開店直後)に
 1軒回ってから五味の市などで時間を潰してもう1店回るのがベターだと思います。

・予約は受けていません
 どの店も来店したお客さんの対応で精一杯ですので一般の予約は受けていません。
 来店順となります。

・駐車場が少ないです
 各店で駐車場を備えてはいますが台数が少なく停められない可能性もあります。
 電車(JR赤穂線)の利用が便利です。あるいは日生駅近くや
 定期船乗り場近くのスーパーの脇にある市営駐車場(有料)をご利用下さい。
 スーパーや銀行等の駐車場は迷惑になりますので駐車はご遠慮下さい。

・持ち帰りもあります
 ほとんどの店で持ち帰りも対応してくれます。ただし混雑時には断る場合も
 ありますので、あらかじめ電話で相談してみて下さい。

 
[日生のおみやげ]
せっかくなのでお土産を、という方はこの辺でどうぞ。

・五味の市

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地場の魚や殻付きのカキ、カキ飯などを販売しています。その場で発送可。名物はまさかの「カキフライソフト」。

・焼き穴子

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定期船乗り場の前に店があり、店頭で焼いた穴子を売っています。地味ながら絶品。

・中円坊

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駅近くの国道沿いにある和菓子店。注文を受けてからクリームを詰めてくれるシュークリームやパイが電車のおやつに最適。シュークリームは126円だったと思います。

・新橋餅

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定期船乗り場から少し東へ行くとあります。大ぶりのお餅やおはぎが名物です。別腹の王者。

・さくらさくら

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駅と定期船乗り場のほぼ中間にある焼きたてパンの店。朝から営業しているので日生諸島に行くときにも便利。

・頭島みかん直売所

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さくらさくらの近くにあり、シーズンになると日生諸島の頭島で収穫したミカンを売っています。なぜか午前中しか営業していないようです。お隣の錨はカフェ。

・日生青果

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中円坊の近くにある野菜や果物のお店。シーズンになると岡山産の桃やブドウが並びます。自家製の甘栗もやってます。

 

穏やかな瀬戸内海の潮風を感じながらのんびり日生散策もいいと思います。ぜひ日生に出かけてみてください。

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移動耳より情報

2013-03-10 | シャック便り

[直島ラインが就航]
瀬戸内国際芸術祭2013に合わせて3/23から香川県の小豆島(坂手港)-直島間に高速船の「直島ライン」が就航するようです。

現時点では関係当局の認可待ちのようで、公式サイトには時刻等の掲載がありませんが、坂手港はジャンボフェリーが寄港しており、直島ラインはジャンボフェリーと接続して運航する模様です。運賃は神戸-直島間で3,000円とのことです。航路図は同じ小豆島の池田・土庄港を経由するように描かれています(土庄で途中下船できるかなどは不明)。

直島へはジャンボフェリーの終点・高松港や岡山県の宇野港(玉野市)からの四国汽船の船便もありますから、うまく組み合わせて使うと便利だと思います。

 
[RACの与那国発着便に遅延が多発]
JTAが定期運航から撤退しRACに移管した与那国空港で遅延が多発しているようです。発着いずれにも遅延が発生しており、定時運航がままならない日もあるようです。与那国発着便をご利用の際は乗り継ぎ時間等に十分な余裕を持たせることをお勧めします。

地元与那国では与那国空港の手荷物検査と保安検査の要員を減らしたことが原因ではないかとの指摘もあるようですが、与那国到着便での遅延の理由とはなり得ないことからRAC側で原因調査に当たっているようです。

RAC移管により座席定員が減ったため特に石垣-与那国線の搭乗率がかなり高くなっているとのことで満席となる便も多いそうです。一部の多客期にJTAのジェット機を飛ばすなど緩和策を採っていますが、早めの予約をお勧めします。

個人的には荷物の積み降ろし作業で時間を食われているが遅延の原因だろうと推測しています。DHC-8-100は貨物スペースの作業性が非常に悪く、積載量が多いと時間を取られるようです。

 
[黒島の住民が船のダイヤ改善を申し入れ]
八重山諸島の黒島は石垣島からの船便がありますが、1日6往復程度と少ないのが現状です。特に昼間の黒島発は12時前の便のあとは16時台まで4時間以上時間が空き、不便なダイヤになっています。このため、黒島の住民から船会社各社に対し「船を増発して欲しい 増発が難しいならせめて時間を調整して長時間船便がない状態を解消して欲しい」との申し入れを行ったようです。

船会社側からは「増発は難しいかも知れないが、ダイヤのやりくりは考えたい」との前向きな回答があったようです。

私は昨年2回黒島を訪れていますが、船のダイヤを考えると12時前の便で石垣に帰るしかなく、惜しいなぁと思っていました。島民の生活のためにもダイヤ改善を行って欲しいと思います。

 
[スカイマークが那覇-宮古線の運休期間を短縮]
スカイマークが4月から運休を予告している那覇-宮古線について運休期間を1ヶ月短縮し6/1から再開させることを宮古島市などに申し入れた模様です。便数は休止前と同じ1日3往復とのこと。地元の要請に応じた、というのが理由だそうです。ただし利用が増えない場合には撤退することも合わせて申し入れているようです。

以前にも書きましたがこの路線ではJTAに搭乗率でダブルスコアを付けられているのが現状で、再開しても展望が開けるのか極めて疑問です。

かつて「エアトランセ」という航空会社がありまして、大手の撤退路線に商機ありと見て新規で就航させるものの根付かないまま短期で撤退、また何の脈略もなく別の路線に就航させるも短期間での撤退を繰り返していました。迷走を重ねて乗客の信頼を失ったエアトランセは挙げ句の果てに消えて行きましたが、最近のスカイマークは第二のエアトランセと化している気もします。

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岡山県備前市(JCC 3113)頭島移動運用報告

2013-03-09 | 移動運用結果報告

3/9(土)に岡山県備前市(JCC 311)頭島に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

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そろそろカキオコのシーズンが残り少なくなってきたこともあり、日生諸島に出かけることにしました。日生でカキが水揚げされるのは例年桜の咲く頃までで、カキオコのシーズンもその頃までです。

3月は国内コンテストの少ない季節ではありますが頭に西日本ハムフェアー、月末にWW WPXがあって意外と日程に制約があるのも今週になった理由の一つです。

今回は1月の鴻島でリクエストを頂いた頭島にします。こちらは昨年3月以来1年ぶりのQRVになります。

 

頭島は雨除けのある展望台からQRVできますからZA-721を張れ、天気が少々怪しくてもQRVできるメリットがあります。本土と鹿久居島を結ぶ日生大橋の建設が進んでおり、完成すれば鹿久居島と頭島間の頭島大橋と接続されて本土から頭島へ直接車で来ることができます。そうなると他局も移動運用にやってくるようになりますから、日生大橋の完成までに頑張ってしまいましょう。

行きはいつもの日生港10時30分発の船で、帰りは頭島14時20分発とします。頭島から戻ってからカキオコの予定です。船のダイヤ上QRVできるのは3時間弱ですから補助バッテリは持ち込んでいません。新しく入れたFT-817の内蔵バッテリがどれだけ持つのかチェックしてもいいかなぁとか思っています。

ZA-721でQRVできますので伸縮ポールがいらず荷物が軽くなります。RD-S106より短縮率が低い分飛びますからその点でも便利だと思います。

 
ということで朝一番の新快速で出発です。終点の姫路で降りて御座候を買い、後続の播州赤穂行き新快速に乗り換えます。この播州赤穂行きは途中の相生で岡山行きに接続するので乗客が多く、いつも姫路までは客の少ない1本前の新快速に乗っています。

相生で山陽本線回りの岡山行きに接続するため大半の乗客が降ります。相生駅で乗り換える際に「座りたい」と思う人で車内が妙に殺気立つので怖いところです。ガラガラになった車内で席に座り、殺気立っている向こうの電車を尻目に姫路で買っておいた御座候をのんびり食べましょう。

播州赤穂に到着です。赤穂線回りでも岡山に行けますが、こっちを選ぶ人はほとんどいないようです。

__2

播州赤穂を出ると三菱電機の工場があります。大型の変圧器らしき貨物が出荷待ちになっていました。

海が見えてきたら日生です。国道250号を定期船乗り場まで急ぎ足で目指します。

__3

途中には小さな峠があり、重い荷物を持っている私には難所です。今日は伸縮ポールがないのでそれでも楽な方ですね。この先を右にカーブして日生港に到着。いつもの味のあるおじさんから乗船券を買って船に乗り込みます。

__4

10時30分の船に間に合いました。今日は「みしま3」でした。あとは高速船の「たいせい八号」が近くに係船中でした。ほとんど使われない「たいせい八号」ですが、瀬戸内国際芸術祭2010では期間中の臨時航路にアルバイトで出ていたみたいですので、ひょっとしたら2013でも出番があるかも知れませんね。

今まで気にしてこなかったのですが、大生汽船という社名は大多府島と日生から名付けられたのでしょうね。定刻に出発です。今日は暖かいので甲板にまでお客さんがいる盛況ぶりです。

この船は1日2往復しかない鹿久居島経由便ですが・・・今日も汽笛を一発鳴らしただけで通過です。以前に「鹿久居で降りる人はおらんなぁ」と船員が笑いながら言ってくれたことがある通りでいまだに私以外の乗降客を見たことがないです。

波なんて全然ない穏やかな海で、頭島をぐるっと回り込んで頭島の船着き場に到着です。

船着き場から集落を抜けてたぬき山展望台に向かいましょう。集落の道は複雑な迷路ですが慣れてきましたので迷わずたぬき山展望台に到着。見晴らしはすごくいいんですけど、まわりは墓地なんです。夜は遠慮したい移動地ですね。

_721

ZA-721を張り、11時15分にスタートです。twitterで周波数をお知らせします。2.5時間くらいの運用時間ですからパワーは30Wです。アンテナの効率がいいのでこの出力で問題はないでしょう。

いつも通り7100upで空きを探すのですが、お天気が良くて暖かいせいか移動局が多くなかなか苦労します。隙間に潜り込む形で何とか確保です。スタート直後は1エリアが非常に強いです。みなさんS9+まで振っていてとても強力です。リクエストを頂きました方とも簡単にQSOできました。よかったです。

__5

今日は黄砂で視界が悪く、お隣の大多府島ですらぼんやりとしか見えません。その向こうに大きく構えているはずの小豆島は全く見えていません。暖かいのでいいんですがちょっと残念。

12時を回って1エリアが弱くなってきました。それとともにペースが鈍ってきました。2・3エリア中心で時折9・0エリアという感じです。時折21MHzをチェックするものの今日はダメっぽいみたいですね。

 

13時になりました。QRMが激しくなりQSYしましたが、相変わらずのんびりペース。13時45分の終了をtwitterで予告し進めます。・・・が、なぜか13時40分を回るとコールが続きます。予定より10分ほど時間を延ばして終了としました。急いで撤収しましょう。

 

日生に戻りました。今回は電車を1時間遅らせてカキオコです。この時間でしたらお客が少なくのんびりです。なのでカキのネギ焼きをオマケしてくれました。醤油ベースでさっぱり味。お好み焼きとはまた別のおいしさです。

 

本日は7MHzで59局でした。皆様ありがとうございました。
日生諸島は今後も折を見て訪れるつもりですが、次回は7月下旬以降になりそうです。日生諸島にある4つの有人島(頭島・鹿久居島・大多府島・鴻島)でリクエストがありましたらお寄せ下さい。お待ちしています。

コメント (2)
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3/9 岡山県備前市(JCC 3113)頭島移動

2013-03-07 | 移動運用予定

以下の日程で岡山県にある日生諸島の鹿久居島(JIA:31-113)に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
 
日時:3/9(土)11:15頃~14:00頃
場所:岡山県備前市 頭島(JCC:3113 JIA:31-113)からQRVの予定です。
バンド:7/21MHz帯(SSB)

 

[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 担ぎ上げで電鍵を持って行けないためCWの運用はありません。

・雨の場合は中止もしくは途中で切り上げることがあります。

・現地からのご連絡はtwitterで行います。IDは[@jf4cad]です。

・もし日生諸島の他の島(鹿久居島・大多府島・鴻島)にリクエストがあれば当日お知らせ下さい。
 需要を見て今後の計画を立てたいと思います。

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