JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

福岡移動運用報告③

2011-07-21 | 移動運用結果報告

7/17(日) 福岡市内→壱岐→福岡市内

 
本日は壱岐です。福岡市内には壱岐という地名があるようで、西鉄バスの車庫もあるんですが、もちろんそっちではなく離島の壱岐の方です。壱岐は今年2回失敗した小呂島の西方にあります。

壱岐は長崎県ですが、実際は福岡との結びつきが強く、船も志賀島や玄界島と同じ博多ふ頭から出ていますし、壱岐の物産を扱う店も福岡市内にいくつかあります。なぜ壱岐が長崎県なのかは後日壱岐メモでご紹介します。九州郵船のジェット船に乗れば博多から1時間余りと近く、日帰りでも行くことができます。

以前は壱岐郡で郷ノ浦町など4町で構成されていましたが、全町が合併し島全体が壱岐市となっています。

 

玄界島や志賀島に行く際に博多ふ頭で見ていると九州郵船のジェット船は人気のようでいつも多くのお客さんが窓口に並んでいます。予約無しでは乗りにくいようですから1ヶ月前の予約受付開始時間にインターネットで予約を入れておきました。取れたのが以下の便です。
111便 博多08:00 → 郷ノ浦09:10
124便 郷ノ浦14:15 → 博多15:25

ジェット船の壱岐での発着港は郷ノ浦と芦辺があります。今回移動予定の岳ノ辻は郷ノ浦にあるため郷ノ浦発着便で選びました。帰りの郷ノ浦発は129便(17:10発)もあるんですがリニアをつなげたらバッテリが4時間しか持たず129便ではかなり時間が余ること、ハイバンドは昼過ぎにオープンが終わることが多いため124便でも問題ないと判断しました。

私にとっては初の長崎県からの移動運用です。

 
博多ふ頭に向かいます。天神から西鉄バスで10分の近さで、8時発の船でも楽に行けます。朝から晴れて蒸し暑く、バス停まで歩いても汗がにじみます。

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最初に乗船手続きをしましょう。早くも「満席」の掲示が出ています。九州郵船のジェット船は「乗船券」ではなく「搭乗券」です。

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もう一つの特徴は座席指定がないこと。座席定員制(全席自由席)なのです。ギリギリで乗り込むと窓側や通路側は一杯で真ん中の席しか残っていないことになるのでみんな早い時間から待っているようです。私もコンビニで食糧を買ったら列に並ぶことにします。

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船は東海汽船のセブンアイランドと同型の「ヴィーナス」です。九州郵船は昔から高速船の導入に熱心で、現在は2隻のジェット船で博多から壱岐・対馬への便を運航しています。

111便は「ヴィーナス2」。関西汽船や佐渡汽船を経てやってきた船です。ちなみに関西汽船時代は「ジェット8」でして、当時の僚船「ジェット7」は現在東海汽船にいる「セブンアイランド愛」です(愛は機関が不調なのか最近しばしば修理に入っていますね)。「ヴィーナス」と「ヴィーナス2」は座席配置が異なり、定員も違うようです。どっちを運航するかで座席が違って面倒くさいから自由席なんでしょうかね。

 
111便は壱岐の郷ノ浦が終着で、博多からは1時間強かかります。便によっては壱岐経由で対馬まで行くものもあり、博多から対馬までは2時間20分前後で到着します。

博多港の防波堤を出ると速度を上げ翼走モードに入ります。客席には速度計があり、時速74km前後(40ノット)を表示しています。この速度で博多湾をぶっちぎりです。そういえば今年は伊豆諸島に行けてないのでセブンアイランドに乗れてないです。東京湾ぶっちぎりもまた味わってみたいですHi

今日はベタ凪ということもありますが、元々安定性の高い船ですから玄界島の脇から玄界灘に出ても全く揺れません。1日1往復でいいから小呂島経由にしてくれんかなぁと思いますHi 仮に運賃が壱岐と同額でも私は使いたいです。

右手に壱岐の平坦な姿が広がり、ほぼダイヤ通り郷ノ浦港に到着しました。さすがに速いです。この郷ノ浦は壱岐市役所もあるなど島内では一番大きな町で、多くの商店や飲食店があります。移動地の岳ノ辻へはバスがないためタクシーで行きます。と言っても10分かかりませんから料金は1000円少々と高くはないです。

岳ノ辻には展望台がいくつかあります。タクシーの運転手さんに勧めてもらった東方向に開けた東屋のあるところに設営しましょう。ここは壱岐の最高所ですから50MHzのGWも期待できます。

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確かにすばらしいロケーションです。こっちが東から北東方向です。壱岐は平地が多いのがよく分かります。3エレを持ち込んでいますからGWも伸ばせます。あわよくば3エリアが聞こえないかなぁと思ってます。

twitterによると50MHzで1-5間のEsが開いているそうなので50MHzを準備しアンテナを立てます。9時40分からスタートです。

 

壱岐でも1エリアがよく聞こえており、少し長めにCQを出すと早速パイルになりました。強力なオープンで、30W出力にもかかわらずいつもお世話になっているJI1CPN局から「激強」とtwitterでコメントを頂きました。こちらで聞いていても各局のSが強く、一部の局を除けばSの優劣があまり付かず、コールサインが完全に取れない状態です。

ほぼ全エリアが開く沖縄の時と違って1エリア中心のオープンですからパイル指定をしても効果がなく、強い局を拾い続けるしかありません。このパターンでは拾いきれない5W以下の局は時折指定を出してピックアップしました。スタートの10分で20QSOと嬉しいペースです。

大変面白いオープンでしたが、30分ほどで1エリアが聞こえにくくなり、7や8エリアに移ってゆきました。こうなるとのんびりペースになります。その後8なども聞こえなくなり10時30分頃に収束。もう少しオープンしてくれてもいいのになぁと思います。

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仕方ないので21MHzを張ってみます。こちらも3エリアなどが開いているもののオープンが収束に向かっているようで、のんびりペースになります。

今日も暑いです。しかし、海風が通って心地よく、福岡市内よりは暑くないのかな、と言う感じもします。

昼前になるとハイバンドもおしまいモードです。50MHzに戻してGW狙いに切り替えます。3エリアは無理でしたが4エリアの岡山まで届きました!! 3エレにして正解でしたね。お昼になりましたので博多埠頭で買ったお弁当にします。

 
午後に入ると散発的にしか呼ばれなくなり、13時で片づけることにしました。帰りのタクシーは行きで予約していたのでスムースに来てくれました。「ハイバンドは昼過ぎにオープンが終わることが多いため124便でも問題ない」と計画時に見込んだ通りでした。

帰りの船は郷ノ浦14時15分発です。お土産は壱岐特産の麦焼酎にしました。壱岐は対馬海流のおかげで温暖なため昔から二毛作で麦を栽培しており、麦焼酎の故郷とも言われているそうです。現在は7つの蔵元があるそうで、全蔵元のミニボトルをセットにした飲み比べセットを買ってみました。これは楽しみですね~

 

次の週末は島の祭りだそうです。前夜祭は吉本新喜劇の模様。

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宇都宮まきちゃんも来るみたいです。名産のウニをいっぱい食べるのかな?

帰りの124便は「ヴィーナス」です。

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ヴィーナスは九州郵船が発注した船で、就航以来ずっとこの航路を担当しています。ヴィーナスとヴィーナス2は正面右のロゴが異なり、川崎のロゴがあるのがヴィーナス、ボーイングのロゴがあるのがヴィーナス2です。ジェットフォイルの製造ライセンスは途中でボーイングから川崎に譲渡されており、実はヴィーナス2の方が古い船なんですね。

124便は対馬の厳原発のため席は3割方埋まっています。荷物を置いて着席したら寝ておきましょう。今日は全然揺れないので寝るには便利でしょうHi

壱岐を離れます。郷ノ浦を出るとすぐに速度を上げ翼走状態になります。ちなみに船内には売店があり、コーヒーなんかも売っています(東海汽船は自販機のみ)。

博多ふ頭に到着。ホテルに引き上げてバッテリを充電しておきます。

 

今夜も屋台へ。頑張ったあとの1杯はたまらんです!! 今日は昨日よりはお客が少なめでかまぼこのバター焼きをおつまみに飲んでました。こんな不思議なメニューが出てくるので面白い屋台です。

本日は18MHzで3局、21MHzで23局、50MHzで72局の計98局とQSOできました。各局ありがとうございます。面白かったです。

コメント
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