9/21(土) 伊丹→青森空港→弘前市内→板柳町→弘前市内
それでは7時20分発のJAL2151便で青森空港に向かいます。
青森行きは1日4往復で、朝の2151便はE190で8時50分青森着予定です。もちろんJGC専用席を確保しています。能登半島を襲った大雨の影響で36,000フィート(約11km)上空まで高度を上げていますが、それでも揺れています。J-AIRはジェット機なのでこの高度まで上げられますが、全日空のDHC-8だと25,000フィート(7.6km)くらいなのでもっと揺れますよね・・・
定刻より5分遅い8時55分に青森空港到着。気温はなんと11度。今朝の京阪神の最低気温は28度前後でしたから17度も差があります。寒さ対策の服は持ってきていますから着替えて荷物を引き取りましょう。弘前へのバスは
弘南バスが運行しています。しかしながら弘南バスも人不足で2151便と小牧からのFDA361便の集約運行となっており、何と1時間待たされます。これは痛いのですが青森駅まで行ってJRで弘前に向かおうにもこちらも接続が悪く弘南バスしかない状態です。
1階にはJAL PLAZAが運営するファミリーマートがあります。通常のファミマにお土産も一部売っているというユニークなお店で、まわりにコンビニのない青森空港では地上係員さんも重宝しているようです。
ようやく9時55分にバスが空港を出ました。お客は8人なので集約するしかないのでしょうね。弘前駅までは約1時間です。
どうあれ車内で天気とダイヤを確認して予定を決めましょう。天気は16時頃まで雨となっており、予定していた田舎館村・黒石市は雨除けができず無理です。残った選択肢から往復できそうな板柳町に決めました。
弘前12時40分発の五能線に乗り、帰りは板柳14時54分発の五能線か板柳十文字15時12分発の弘南バスにします。五能線の次便は板柳15時25分発の「リゾートしらかみ」で840円の追加が必要となります。その次は17時10分、弘南バスは17時2分発(これが最終)と遅くなり、18時で予約していた夕食に間に合わなくなるので15時12分の弘南バスが良さそうです。
#ただでさえ列車本数が少ない五能線なので、例えば五所川原-弘前-青森間の指定席だけは安くして地元の人にも乗ってもらえばいいのにねと思います。私は鉄道マニアじゃないからはっきり言いますが、最近のJR各社は傲慢すぎで自らお客を遠ざけているようにしか思えません。
10時49分に弘前駅前到着。使わない荷物を駅前にある宿泊予定のホテルに預かってもらいました。
次の板柳方面行きは五能線で12時40分発。またしても途方もなく待たされます。しかたないのでお昼を食べておきますがそれでもまだまだ時間があります。
弘前駅の待合所で生シードルが飲めるのでアップルパイと一緒に。これは贅沢ですよ~
ようやく発車時間が近くなりました。東北でよくみかけるこいつです。ディーゼルエンジンで発電機を回して得られた電力でモーター駆動させる車両です。仙石東北ラインの車両はハイブリッド車でバッテリを積んでいますが、高価で重いのでバッテリを省略しています。
13時8分に板柳駅到着。板柳町は人口1.2万人、リンゴの栽培が盛んです。元高見盛の東関親方、マラソンの福士加代子さんの出身地です。
駅前の道路を真っ直ぐ歩くと右手に板柳町役場があり、さらにその先に岩木川があります。川の遊歩道に東屋があるのでここで設営です。細かい雨があっても機材が濡れないので好都合です。
この先雨が強くなることはないようなのですが伸縮ポールもこの形で保護しています。地上高をあまり上げられないのですがダイポールが使えます。
13時30分にスタート。この時間ですから比較的近距離の7・8・新潟が中心です。青森からですと北海道が近く、加えて優秀な設備をお持ちの局が多い事情から8が一番強く聞こえてきます。
14時を回ると今度は1エリアも聞こえてきます。「板柳町ファーストです」という方も多くて有り難いです。さすがに3エリアになると苦しくなります。アンテナの地上高が低く打上角も高いはずですから西日本には十分飛ばないのでしょう。
帰りのバスから逆算すると14時45分が終了時刻となります。まだまだ楽しめそうなCondxなんですが16時台は列車もバスもないためここで終了です。惜しいんだけどなぁ・・・
帰りは板柳十文字15時12分発の弘南バスです。弘南バスの板柳線は1日10往復(土休日は7往復)あり、五能線の9往復(リゾートしらかみ除く)と組み合わせて使えます。五能線は途中の川部駅で方向転換するため数分の停車時間があり28分かかります。逆に弘前市内中心部までほとんど信号がないため弘南バスを利用しても30分あまりで弘前に戻れます。
バスの乗客は私だけ。途中の停留所で速度を落とさず走っていますから普段から乗る客がいないのでしょう。このまま貸切かと思っていたら「
豊盃」で有名な三浦酒造近くのマックスバリュ城北店でようやくお客が乗ってきました。板柳から約8km、弘前駅まで約5kmの場所です。その後も少しお客の乗り降りがあり弘前駅に到着しました。
宿に機材を置いて買い物です。
弘前は昨年6月に24店舗を抱えるスーパーの「さとちょう」が経営破綻、さらに今年8月に百貨店の「中三」が破産、さらに9月28日に「イトーヨーカドー弘前店」が閉店する予定で津軽の商業の中心であった弘前は一気に寂れてしまいました。ヨーカドーは閉店セール中ながら営業中ですから明日のパンなどを買っておきましょう。閉店後はロピアが入るのだとか。
夕食は昨年行って美味しかった「
津軽衆」を予約しています。満席でお客を断っていたので予約が取れてよかったです。名物「貝焼き味噌」と「イガメンチ」をさっきの「豊盃」で頂きます。「豊盃」は青森県で開発された「豊盃米」を使っていますが、他の地酒は「華吹雪」という酒造米が圧倒的に多いです。「華吹雪」は料理を邪魔しないすっきりした味わいが特徴です。
「津軽衆」では100円の「貝焼き味噌」はマストですが、「黒石どうふ」もオススメです。黒石の奥瀬商店の豆腐でしてなめらかでタレも西日本の私でも食べられるほど柔らかな味わいです(北海道の「めんみ」なんかは塩辛くて合わないのです)。屋久島「いその香り」の「永田のとうふ」も焼酎が合う絶品ですが、この「黒石どうふ」も大好きです。
本日は33局でした。十分な時間が取れず待ち時間ばかりになったのが残念です。ありがとうございました。