JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

福岡から帰ってきました

2024-10-06 | シャック便り
福岡から帰ってきました。

Condxが悪すぎ。これに尽きます。レポートは明日以降順次アップします。

画像は馬島に到着した「こくら丸」です。

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10/5~6福岡県北九州市[馬島]・古賀市移動

2024-10-03 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県から移動運用を行いますのでご案内します。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。
 
 
(1)北九州市小倉北区[馬島]移動(AJA:402104)
 日時:10/5(土)11:15頃~13:00頃 
 場所:小倉北区 馬島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)古賀市移動(JCC:4029)
 日時:10/6(日)09:00~11:00頃
 場所:古賀市内からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)
 
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・現地からのご連絡はX(Twitter)で行います。X(Twitter)は[@JF4CAD4]です。
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大阪府河内長野市(JCC 2518)移動運用報告

2024-10-02 | 移動運用結果報告
9/28(土)に大阪府河内長野市(JCC 2518)に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

先日の青森県移動で使ったZA-721が途中で不調を起こしていることが判明、修理をしたのち試し撃ちをすることにしました。ZA-721を張ることができる場所として河内長野から出ることにしました。

サガ電子のアンテナワイヤーは「高張力繊維線入り透明ビニル被覆アンテナワイヤー」というもので、芯材が少々のテンションでは切れない頑丈な物です。しかしながら被覆材が劣化しやすく強度が低いために被覆材が切れてしまうと電気の通る錫メッキ線が簡単に破断してしまう欠点があります。

ここで断線しているようです。外側のビニル被覆だけが痛んでいるように見えますが、どうやら断線しているようで、テスターでチェックすると導通していません。

特に中間に重いトラップコイルのあるZA-721は構造上破断が起きやすいのです。耐電力を600Wに上げるため頑丈になっていることが裏目に出ているのです。移動用に耐電力を小さくした製品がないのです。さらにこの錫メッキ線が半田付けしにくいという一旦トラブルが起きれば修理が難しい特徴を持っています。


どうにかこうにか修理し、持ち込んでチェックです。SWRを確認すると問題なしで修理できていることが分かりました。ZA-721は展望台から地面に向けて斜めに張るのが一番使いやすいかと思います。

空き周波数を見つけてCQを出すと呼ばれます。これで一安心です。しかしながらごく近距離のみしか聞こえませんし、飛んでいないようです。アンテナが調子悪いのではなく今日はCondxが良くないようですね。

21MHzは誰も出ておらず仕方ないので10時30分で終了です。


南海で新今宮まで、さらにJRに乗り換えて大正で下車します。

大正駅の近くにある沖縄料理の「いちゃりば」でお昼にします。

頼んだのは「沖縄混ぜそば」とモズク天です。「沖縄混ぜそば」は沖縄そばの上にタコライスの具材を載せたもので、沖縄では「タコスそば」の名前のことが多いです。最近すっかり沖縄を忘れていましたのでチャージできてよかったです。ちなみに次回沖縄移動は11/8~13の予定です。

「いちゃりば」は沖縄物産店も併設しており、生麺の沖縄そばも手に入ります。


本日は6局でした。ありがとうございました。
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青森移動運用報告⑤

2024-09-30 | 移動運用結果報告
9/23(月)弘前市内→鶴田町→弘前市内→青森空港→伊丹
本日最終日は鶴田町からQRVし弘前からのバスで青森空港に向かい、JAL2156便で伊丹に戻ります。

JR五能線に乗って鶴田町に行ってみましょう。

鶴田へは五能線の他に弘南バス(五所川原線)もありますが、たったの3往復(平日は4往復)しかなく五能線がメインになります。朝の1本だけある快速ですが、通過駅があるのは鰺ヶ沢から先なので乗っても大丈夫です。

陸奥鶴田駅に到着。鶴田町の中心駅です。町の名前は「つるた」ですが駅は「つるだ」だそうです。これは宇都宮に「鶴田駅(つるた)」があるためのようです。人口は11,000人で、スチューベンというぶどうやリンゴの栽培が盛んです。スチューベンは寒冷地向けの品種なのでうちの3115では作っていません。

町名から「ツル多はげます会」という髪の薄い人たちが世の中を明るく照らす団体があります。頭に吸盤を付けて綱引きを行うイベントが有名です。

鶴田も板柳と同じく駅前通を真っ直ぐ進むと町役場があり、その先に岩木川があります。河川敷でアンテナを展開します。

8時にスタート。7・8エリアが中心です。でも自作のダイポールですから安定して使えておりFBです。「鶴田町ファーストです」という声もあって有り難いです。

9時を回ると1エリアがよく聞こえます。クラスタにも載せていただきペースが上がります。やっぱこれは楽しいですよね~

まだまだ呼ばれているのですが帰りを考えると9時45分までになります。ここで撤収しましょう。鶴田町からは54局でした。


町内にある「道の駅つるた」でお昼ご飯兼特産のリンゴを買いましょう。道の駅は隣の鶴泊駅近くにあるのですが五能線は本数が非常に少ないのでタクシーを利用します。車で数分なのでそれほどかかりません。タクシーは鶴田の駅前に止まっていますのですぐ拾えました。

ぶどうも何種類か出ていますし黄金桃も出ていました。

11時16分の五能線で鶴泊駅から五能線で弘前に戻りましょう。

残りの時間を使って弘前駅前の「虹のマート」という市場でお土産を買ってみます。

札幌の二条市場とか小樽の三角市場みたいな観光客向けではなく地元の人の市場で、リンゴはもちろん地物の魚介類や野菜、お総菜やパンなども売っています。

お総菜屋さんで「イカメンチ」とかを売っていますし、お漬け物や「ニシンの醤油漬け」など厳しい冬の保存食もあるのが津軽の食文化の特徴です。


帰りのバスは弘前バスターミナル13時35分発です。青森空港14時30分着ですが、帰りも15時55分発のJAL2156便ですから1時間半近くの待ち時間になります。

青森空港にはサクララウンジがなく保安エリア外に共通ラウンジがあるため、あまり暇つぶしにはなりません。荷物を預けたら生もののお土産を買って時間を潰します。時間になったので保安検査を受けてゲート近くで待ちましょう。

到着遅れのため結局17時40分に伊丹に到着。荷物を受け取って帰宅しましょう。


今回は3日間合わせて7MHzで132局、21MHzで5局の137局でした。悪天候に悩まされました。ありがとうございました。弘前周辺にはまだ市町村がありますからまたいつか訪れてみたいと思います。
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青森移動運用報告④

2024-09-29 | 移動運用結果報告
9/22(日)弘前市内→大鰐町→弘前市内→田舎館村→弘前市内(続き)
大鰐からホテルに戻りバッテリを充電し、この先どうすべきか考えます。雨は上がるようですし、夕食までは時間があるので田舎館に行ってみましょう。

弘前から田舎館へは弘南鉄道か弘南バスがあります(JR川部駅も田舎館村ですが離れている)。弘南鉄道が14時50分、弘南バスが15時16分発なので弘南鉄道にしましょう。

弘前駅から平賀を経由し黒石までの弘南線で、弘南鉄道の本線にあたります。元々は平賀(現在の平川市)の人たちが立ち上げた会社で、「弘前」と「(平賀の属する)南津軽郡」から名前を付けたと思われます。

こちらも東急の古い電車です。この7155号車は東急時代は7122号車で1964年製だそうです。行き先表示がステッカーです。

「東急食堂」は渋谷の東急百貨店本店にあったレストラン街で、2023年1月の百貨店閉店により閉鎖されました。こんなのまだ残しているか・・・

30分ほどかかって田舎館駅に到着、移動地に向かいます。

村の名前が付いた駅ですが、村役場などからは大きく離れており、弘南バスが役場へのアクセスとなります。

げっ、何これ。平川市在住のアーティストGOMAさんによる作品となっています。落ち着かないのでさっさと移動地に行きましょう。

これはまた渋い倉庫ですね。

田舎館村は人口7,200人、津軽平野の中央部にあり米作りが盛んです。「田んぼアート」を2ヵ所で行っており、弘南鉄道には観賞用に「田んぼアート駅」があるほどです。力士を多く輩出しており、第49代横綱の栃ノ海は田舎館の出身です。

この公園で設営しましょう。ここならダイポールが張れますからトラブルを起こしたZA-721を使う必要がありません。雨も今のところ問題なしです。


15時40分にスタート。これから夕方のパスという時間なので4エリアなど遠くも聞こえてきます。「田舎館村ですか」と驚いている局もいます。7エリアはもちろん西日本も混在して聞こえてきて面白いです。

アンテナも問題なく動作しています。順調に呼ばれて局数が伸びてきました。大鰐でもこうしたかったんですよね・・・

しかしながらまた雨がパラパラしてきました。どうやら弱い雨が今後も降り続く予報に変わったようです。次の弘南鉄道は16時55分、バスは17時35分発で弘南鉄道にします。50分ほどで急ぎ撤収となりました。

田舎館村からは42局でした。雨のせいで途中終了は残念です。もっとやってみたかったです。


弘前に戻り今夜は駅前の和民へ。「和民なの?」と言われそうですが弘前駅前の和民は「津軽の酒処 わたみ」という名前で郷土料理や地酒を中心としている他にないお店です。

ですので昨日「津軽衆」で味わった「イカメンチ」「貝焼き味噌」なども楽しめますし、青森の地酒も数十種類置いています。

予約がベターですが面白いお店ですよ。


本日は大鰐・田舎館合わせて7MHzで45局、21MHzで5局の50局でした。どうも上手く行かないですね。ありがとうございました。
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青森移動運用報告③

2024-09-28 | 移動運用結果報告
9/22(日)弘前市内→大鰐町→弘前市内→田舎館村→弘前市内
本日は午前中強めの雨になります。この雨では簡易的な雨除けである昨日の板柳でのやり方ではアンテナに水が入り込みますから無理です。ということでサガ電子のZA-721を持ち込んでいます。展望台からこのアンテナを架設できる大鰐町に行ってみます。

大鰐は大鰐温泉があり、弘前の奥座敷としてとして栄えた町です。人口は8,300人、冬場のスキーが盛んで過去にオリンピック出場を果たした選手を多数輩出しています。また大相撲の第56代横綱である2代目若乃花の出身地です。ワニがいたわけではなく、大きな阿弥陀像があったことから「大阿弥陀」と呼ばれ、これが訛って「大鰐」になったそうです。

弘前から大鰐へはJRの他に弘南鉄道大鰐線、弘南バスがあります。このうち弘南鉄道は近年利用客が大幅に減少し廃線の危機に立たされています。一番速いのはJRですが、本数が僅かしかないので時間の制約を受けます。


本来最終日に計画していたスケジュールで大鰐町に向かいましょう。

弘前駅6時27分発の快速秋田行きに乗ります。

6時37分に大鰐温泉駅到着。「津軽の奥座敷」と呼ばれる大鰐温泉ですが、何となく寂れている感があります。

駅近くに温泉街があり、ここを抜けて茶臼山公園に向かいます。

展望台から地上に向けZA-721を張りました。7時30分にスタートです。しかしながらあまり呼ばれませんし聞こえる局も少ないです。CQを出しても僅かしか呼ばれません。

7MHzが手詰まりな一方で21は開いているようで4エリア西部中心で呼ばれました。

もう一度7MHzに戻しても全然呼ばれません。「おかしいなぁ」と思ってSWRを確認すると異常に高くなっています。21MHzは問題なし。ですので中間のトラップコイルまたはその先のトラブルと推測されますが直しようがありません。

普段使っているダイポールは自分で作ったものですからトラブル発生時におよその見当が付きますが、メーカー製のアンテナは中を開けられないのでトラブルの理由を確定できないんですよね。浸水でおかしくなったのか元々どこかで故障したのかさえも分かりません。

これはもう無理と判断し9時過ぎで引き上げます。大鰐からは7MHzで3局、21MHzで5局の9局でした。ZA-721については帰宅して調べてみます。


まだ時間に余裕があるので大鰐の町を少し歩いてみます。

こちらは大円寺です。弘前市内には立派な五重塔を構える最勝院がありますが、あの敷地は元々大円寺で、五重塔も大円寺のものでした。大円寺は1871年に神仏分離で大鰐にあった高伯寺に名義を移す形で移転しています。

こちらの本尊は国の重要文化財であり「大日如来像」とされているのですが、本堂で見る限りどう見ても阿弥陀如来像なのです。この阿弥陀像が「大阿弥陀」であり、「大鰐」の由来であるとされます。

大円寺の御朱印です。


こちらは町営の観光施設「鰐COME」です。温泉+特産品販売+ランチが楽しめます。

寒かったのでまずは温泉で暖まります。いいお湯です。

大鰐の名物は「大鰐温泉もやし」だそうです。温泉の熱で育てるそうですが人気がありすぎて開店直後で完売するそうです。その「大鰐温泉もやし」を使った料理を出しているのが「花りんご」です。

大鰐温泉もやしと地鶏のシャモロックを使った「うまか丼」にします。美味しかったです。細いのに旨みがあるもやしです。


大鰐温泉11時30分発の弘南鉄道大鰐線で弘前に戻りましょう。

このようにJRとは別に駅舎がありますが、中に入るとJRのホームにつながっています。五所川原の津軽鉄道そっくりの構造です。

大鰐線の前身・弘前電気鉄道は戦後すぐの国鉄が長距離輸送に手一杯だった頃にローカル輸送を電車で担おうと全国で計画された私鉄の一つです。他にも蔵王電気鉄道(山形-蔵王)、岡山急行電鉄(笠岡-倉敷-岡山-赤穂)、筑豊電気鉄道(黒崎-博多)などがありましたが、朝鮮戦争景気で資材が高騰したなどの理由で断念もしくは部分開業に終わっています。この弘前電気鉄道も弘前からさらに板柳までの延長を目論んだものの果たせず、開業にこぎ着けた大鰐-弘前間も弘南バスに勝てず最終的には弘南鉄道に救済合併されています。

見るからに元東急の電車ですね。この7033号車は東急時代と番号が変わっておらず、検索したら1964年竣工で主に大井町線や田園都市線で活躍したのち1988年に弘南鉄道に移籍したことが分かります。何と御年60歳。

発車時間になったら汽笛を一発鳴らしてよろよろと発車しました。大鰐線の最高速度は45km/hと遅く、所要時間は並行する弘南バスとほぼ変わりません。しかもどっちも1時間毎となれば弘前市内での下車地を選べるバスに勝ちようがないですよね。もう何年も廃線の危機が叫ばれており、更新費が出せないので線路はガタガタ、車両もボロボロの状態です。

途中の弘高下駅で下車し酒屋さんでシードルの発送をお願いしに行ってきました。アルコール度数が6%前後のドライと3%前後のスイートがありますが、元の果実感が残るスイートの方が美味しかったです。

後半に続きます。
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9/28 大阪府河内長野市移動

2024-09-27 | 移動運用予定
以下の日程で大阪府河内長野市(JCC 2518)に移動します。

日時:9/28(土) 9時頃~12時頃まで
場所:河内長野市内からQRVの予定です。
バンド:7/21MHz帯(SSB)

雨の場合は中止します。よろしくお願いします。
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【予告】10/5~6福岡県北九州市[馬島]・古賀市移動

2024-09-26 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県から移動運用を行いますのでご案内します。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。
 
 
(1)北九州市小倉北区[馬島]移動(AJA:402104)
 日時:10/5(土)11:15頃~13:00頃 
 場所:小倉北区 馬島からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)

(2)古賀市移動(JCC:4029)
 日時:10/6(日)09:00~11:00頃
 場所:古賀市内からQRVの予定です。
 バンド:7MHz帯(SSB)
 
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。

・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。

・現地からのご連絡はX(Twitter)で行います。X(Twitter)は[@JF4CAD4]です。
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青森移動運用報告②

2024-09-25 | 移動運用結果報告
9/21(土) 伊丹→青森空港→弘前市内→板柳町→弘前市内
それでは7時20分発のJAL2151便で青森空港に向かいます。

青森行きは1日4往復で、朝の2151便はE190で8時50分青森着予定です。もちろんJGC専用席を確保しています。能登半島を襲った大雨の影響で36,000フィート(約11km)上空まで高度を上げていますが、それでも揺れています。J-AIRはジェット機なのでこの高度まで上げられますが、全日空のDHC-8だと25,000フィート(7.6km)くらいなのでもっと揺れますよね・・・

定刻より5分遅い8時55分に青森空港到着。気温はなんと11度。今朝の京阪神の最低気温は28度前後でしたから17度も差があります。寒さ対策の服は持ってきていますから着替えて荷物を引き取りましょう。弘前へのバスは弘南バスが運行しています。しかしながら弘南バスも人不足で2151便と小牧からのFDA361便の集約運行となっており、何と1時間待たされます。これは痛いのですが青森駅まで行ってJRで弘前に向かおうにもこちらも接続が悪く弘南バスしかない状態です。

1階にはJAL PLAZAが運営するファミリーマートがあります。通常のファミマにお土産も一部売っているというユニークなお店で、まわりにコンビニのない青森空港では地上係員さんも重宝しているようです。

ようやく9時55分にバスが空港を出ました。お客は8人なので集約するしかないのでしょうね。弘前駅までは約1時間です。

どうあれ車内で天気とダイヤを確認して予定を決めましょう。天気は16時頃まで雨となっており、予定していた田舎館村・黒石市は雨除けができず無理です。残った選択肢から往復できそうな板柳町に決めました。

弘前12時40分発の五能線に乗り、帰りは板柳14時54分発の五能線か板柳十文字15時12分発の弘南バスにします。五能線の次便は板柳15時25分発の「リゾートしらかみ」で840円の追加が必要となります。その次は17時10分、弘南バスは17時2分発(これが最終)と遅くなり、18時で予約していた夕食に間に合わなくなるので15時12分の弘南バスが良さそうです。

#ただでさえ列車本数が少ない五能線なので、例えば五所川原-弘前-青森間の指定席だけは安くして地元の人にも乗ってもらえばいいのにねと思います。私は鉄道マニアじゃないからはっきり言いますが、最近のJR各社は傲慢すぎで自らお客を遠ざけているようにしか思えません。

10時49分に弘前駅前到着。使わない荷物を駅前にある宿泊予定のホテルに預かってもらいました。

次の板柳方面行きは五能線で12時40分発。またしても途方もなく待たされます。しかたないのでお昼を食べておきますがそれでもまだまだ時間があります。

弘前駅の待合所で生シードルが飲めるのでアップルパイと一緒に。これは贅沢ですよ~

ようやく発車時間が近くなりました。東北でよくみかけるこいつです。ディーゼルエンジンで発電機を回して得られた電力でモーター駆動させる車両です。仙石東北ラインの車両はハイブリッド車でバッテリを積んでいますが、高価で重いのでバッテリを省略しています。

13時8分に板柳駅到着。板柳町は人口1.2万人、リンゴの栽培が盛んです。元高見盛の東関親方、マラソンの福士加代子さんの出身地です。

駅前の道路を真っ直ぐ歩くと右手に板柳町役場があり、さらにその先に岩木川があります。川の遊歩道に東屋があるのでここで設営です。細かい雨があっても機材が濡れないので好都合です。

この先雨が強くなることはないようなのですが伸縮ポールもこの形で保護しています。地上高をあまり上げられないのですがダイポールが使えます。

13時30分にスタート。この時間ですから比較的近距離の7・8・新潟が中心です。青森からですと北海道が近く、加えて優秀な設備をお持ちの局が多い事情から8が一番強く聞こえてきます。

14時を回ると今度は1エリアも聞こえてきます。「板柳町ファーストです」という方も多くて有り難いです。さすがに3エリアになると苦しくなります。アンテナの地上高が低く打上角も高いはずですから西日本には十分飛ばないのでしょう。

帰りのバスから逆算すると14時45分が終了時刻となります。まだまだ楽しめそうなCondxなんですが16時台は列車もバスもないためここで終了です。惜しいんだけどなぁ・・・


帰りは板柳十文字15時12分発の弘南バスです。弘南バスの板柳線は1日10往復(土休日は7往復)あり、五能線の9往復(リゾートしらかみ除く)と組み合わせて使えます。五能線は途中の川部駅で方向転換するため数分の停車時間があり28分かかります。逆に弘前市内中心部までほとんど信号がないため弘南バスを利用しても30分あまりで弘前に戻れます。

バスの乗客は私だけ。途中の停留所で速度を落とさず走っていますから普段から乗る客がいないのでしょう。このまま貸切かと思っていたら「豊盃」で有名な三浦酒造近くのマックスバリュ城北店でようやくお客が乗ってきました。板柳から約8km、弘前駅まで約5kmの場所です。その後も少しお客の乗り降りがあり弘前駅に到着しました。


宿に機材を置いて買い物です。

弘前は昨年6月に24店舗を抱えるスーパーの「さとちょう」が経営破綻、さらに今年8月に百貨店の「中三」が破産、さらに9月28日に「イトーヨーカドー弘前店」が閉店する予定で津軽の商業の中心であった弘前は一気に寂れてしまいました。ヨーカドーは閉店セール中ながら営業中ですから明日のパンなどを買っておきましょう。閉店後はロピアが入るのだとか。

夕食は昨年行って美味しかった「津軽衆」を予約しています。満席でお客を断っていたので予約が取れてよかったです。名物「貝焼き味噌」と「イガメンチ」をさっきの「豊盃」で頂きます。「豊盃」は青森県で開発された「豊盃米」を使っていますが、他の地酒は「華吹雪」という酒造米が圧倒的に多いです。「華吹雪」は料理を邪魔しないすっきりした味わいが特徴です。

「津軽衆」では100円の「貝焼き味噌」はマストですが、「黒石どうふ」もオススメです。黒石の奥瀬商店の豆腐でしてなめらかでタレも西日本の私でも食べられるほど柔らかな味わいです(北海道の「めんみ」なんかは塩辛くて合わないのです)。屋久島「いその香り」の「永田のとうふ」も焼酎が合う絶品ですが、この「黒石どうふ」も大好きです。


本日は33局でした。十分な時間が取れず待ち時間ばかりになったのが残念です。ありがとうございました。
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青森移動運用報告①

2024-09-24 | 移動運用結果報告
計画編
ようやく暑さが収まりつつあり、移動に出かけやすくなりました。

最近9月は東北を回っています。時折ご紹介している東北の御朱印巡りは移動候補地や宿泊先からのアクセスなどの下調べを兼ねたものでして、今回は昨年夏に出かけた青森県の弘前周辺を回ってみます。

津軽の心臓部のようなエリアで、弘前からJRや弘南鉄道、弘南バスが周辺の市町村へと伸びていますから弘前を拠点にすればあちこち回ることができます。一方で人口が少ないので列車もバスも本数が非常に少なく、それらを上手く組み合わせて利用する必要があります。候補として黒石市、南津軽郡の田舎館村と大鰐町、北津軽郡の鶴田町に板柳町を予定に入れました。


初日の21日は田舎館村と黒石市、22日は鶴田町と板柳町、23日は大鰐町とします。バンドは7MHzです。心配は雨でして、モービル局ではない私には雨でQRVできないケースが出てしまいます。

#移動局=モービル局と決め込んでいる方がいますが、青森まで車で行くなんて無理ですし、車で行けない離島に行けないですよね?

どうやら当初の予定を柔軟に変えつつ進める必要がありそうです。どう変えていったのか、それはそれぞれの日のレポートでご確認ください。
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