耳のある者は霊が諸教会に告げる事を聞くがよい。(黙示録 2:7、2:11、2:17、2:29。3:6、3:13、2:22)【写真：ラオデキアの遺跡】
耳のある者は霊が諸教会に告げる事を聞くがよい。(黙示録 2:7、2:11、2:17、2:29。3:6、3:13、2:22)【写真：ラオデキアの遺跡】
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そんなラオデキアの教会に、イエス様はこう言われました。火で精錬された金を買いなさい。この金とは朽ちる事がない宝、永遠の命のこと。白い衣は、信仰的な正い行い。目薬とは、聖霊によって霊の目が開かれることを意味します。
そうしたイエス様に対する私達の応答が、師がよく言われる３つの「R」。「Remember」,「Repent」「Return」この意味を強く心に刻みました。またもや元気が出ました。初心に帰り、悔い改め、イエス・キリストの十字架の愛に立ち返ること。これが大事なのです。amen、hallelujah!!
この悔い改めの欠如した霊的貧困に陥った教会は、現代の教会を象徴していると言われます。火で精錬された金とは、主イエスの十字架の贖いを忘れない（remenber), 白い衣とは、己の行いを悔い改める（repent）、目薬とは、聖霊によって目が開かれ、十字架の愛に戻ること（return)と理解してよいでしょうか。私たち一人ひとりがこの叱責を忘れないようにしていたいと思いました。
ところで、私にはラオディキア教会とは違った教会の中で育った記憶があります。それは子供のころの事でした。当時、賀川豊彦というキリスト者がおられ、この方は日本の戦後の状況を見てキリスト教による児童養護施設設立のビジョンを掲げました。それに協力し実践したのがK Yというキリスト者でした。私はそこの施設で育ったのです。
当時、賀川はよくこの施設を見に来ておりました。食堂には賀川の「神は愛なり」の書が掲げてありました。達筆でした。K Yは、院長として敗戦後にあふれていた孤児らを集めて育成したのです。K Yは後に、「教えぬ学校」という短編小説を書きます。私はその原稿を数年前に手に入れました。その題名を見た時に、私はあっ！と息を呑みました。果たして原稿を読んでみて、題名を見た時に走った思いが本の内容と少しも変わらないのを確信しました。
今の教育は、教えて詰め込む教育と言いましょうか。しかしK Yの語る学校は、「教えぬ学校」、それは聖霊によって知る、ことを示唆しておりました。なによりも子供の私がそれをそこで味わい知ったのです。110年も前に児童養護施設が設立され、その中に教会、教会学校がありました。今、だいぶ事情が変わりましたが存続しております。今日のメッセージから、日本の小都市川越の地のはずれにそのような教会と教会学校があったことを思い出しました。
自分自身、日々の生活に振り回され、神様の喜ばれる「神の子」としての歩みをしていただろうか、と今一度、思い起こし（Remember)、神様の前に出て、祈り（Repent）、神様に立ち帰り、日々の生活の中で主に喜ばれる行動をしていきたい（Return）です。
これから、益々、サタンの誘惑は強くなり、知らず知らずのうちにクリスチャンとは名ばかりで、ラオディキアの教会のようにならないように神様の警告を謙虚に受け止めて忍耐を持って歩んでいきましょう。