見もの・読みもの日記

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2017衆議院選挙前日

2017-10-21 23:45:27 | 日常生活
明日は投票日である。この選挙戦、ドラマか小説のように色々なことがあったけど、立憲民主党の立ち上げこそ私にとっては「希望」の光だった。枝野幸男さんの演説は、はじめ吉祥寺駅前で聞き、SNSを通じて何度も聞いた。だいたい同じことの繰り返しだったけど、聞けば聞くほど共感が深まった。

※10/14 吉祥寺駅前


※10/21 新宿南口バスタ前


今日は夕方から「東京大作戦FINAL」と名付けられた最後の街宣を聞きに行った(そのために京都旅行を「日帰り」にしたのである)。雨の中、多数の人が集まっていて、枝野さんの姿は全然見えなかった。それでも街宣が終わって、自分の選挙区である大宮へ向かう枝野さんが、新南口の改札を入っていくところが間近に見えたので嬉しかった。

今日はこの選挙戦で初めて聞いた福山哲郎氏の演説が心に沁みた。安保法案が強行採決で可決された日、「あの日も雨が降っていた」という言葉を聞いて、いろいろな光景がフラッシュバックした。私が福山さんの名前を覚えたのも、安保法案の審議過程でのことだった。

枝野さんの演説は、現政権への批判をあまり強く出さない。むしろ「政治のあるべき姿」「どんな社会をつくりたいか」というビジョンのほうが印象に残る。どこまで人柄で、どこまで意識的なのか分からないが、すごく新鮮なスタイルである(海江田万里氏とか、共産党の志位和夫氏のストレートな安倍政権批判が、急に古臭く感じられた)。枝野さんのスタイルは、「安倍はやめろ」的な強い言葉で現政権を批判することを好まない層を、かなり巧く捉えたのではないかと思う。

その一方で、やっぱり安保法制やその前の共謀罪に反対するために起こった「市民の政治参加」のムーブメントは、今日の立憲民主党の大街宣までつながっていると思う。私自身、選挙前に政治家の演説を聞きにいくなんて、考えてみるとこれまで一度もしたことがないのに、今日は疑問も持たずに出かけてしまった。

明日、この国が少しでも「まっとうな政治」の方に動いてくれることを期待している。
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