台湾旅行3日目は台北→台南日帰り。前日、窓口で高鉄(台湾高速鉄道)のチケットを買っておいた。
高鉄台南駅に着くと、駅前は何だか閑散とした広場で、おとなしい野犬が気持ちよさそうに寝ていた。

まず安平に行こうと思い、タクシーで「安平古堡」に連れていってもらう。オランダ統治時代にはオランダ東インド会社による台湾統治の中心地「ゼーランディア城」と呼ばれ、鄭成功に攻め取られ、鄭氏政権の王城としても使用された。当時の城壁が残る。それにしても暑い!!

隣りの安平天后宮(これも古い)を見て、路線バスで台南市中心部に向かう。
民生緑園というロータリーでバスを下り、「地球の歩き方」の地図を頼りに、鄭成功を祀る「延平郡王祠」へ。敷地内に「鄭成功文物館」という資料館があり、無料なので入ってみた。展示は、鄭成功とはほぼ関係なく、台湾における道教信仰を紹介するもの。古い(清代)ものから新しいものまで、ものすごく面白かった。知らない神様がたくさんいるんだなあ。
ここで見かけたのが、景色のいい場所を選んで、美しい人形にポーズを取らせて撮影している若い男性…。趣味なのか仕事なのか分からず、声をかけそびれてしまった。前日テレビで見た、不思議な人形劇の人形に似ているような気がした。調べたら、台湾では非常に現代的な演出のイケメン人形劇(布袋戯)が人気らしい。面白い~。

大南門、孔子廟を経て、天壇へ。道教の神々をまとめて祀る。「一」という不思議な扁額がある。

街中には、あまり目立たないけど「府城歴史散歩」というルート案内板があることに気づく。これに従うと、日本のガイドブックに載っていないようなマイナーな史跡も巡れる。けっこう細い裏道にも入っていく。しかし暑い~。

赤崁楼(せきかんろう)。オランダ人によって築城された旧跡で、鄭成功が台湾を占拠すると、東都承天府と改められて台湾全島の最高行政機関となった。敷地内にはオランダ人に和議を迫る鄭成功の像があったりする。それはいいが、Wikiによる「朱一貴が清朝に対して反乱を起こすと、赤崁楼の鉄製門額が武器鋳造の材料とされた」という歴史は、目立って取り上げられていなかった気がする。

台湾府城隍廟。「爾来了(お前、来たな)」という扁額が威圧的。これと天壇の「一」と竹渓寺の「了然世界」が、府城三大名額と言われているそうだ。

ガイドブックによれば、城隍廟から歩いて10分くらいで台南駅に出るという。帰りの列車までは余裕があるが、駅で冷たいものでも飲んで一休みしようと思って、歩いていく。ところが、着いてみると駅の風景が全く違う。ここで初めて、高鉄の台湾駅のつもりで台鉄の台南駅を目指していたことに気づく(というか、同じところにあると信じていた)。がーん。
駅員さんに聞くと、沙崙駅まで切符を買えという(沙崙駅が高鉄台南駅と直結している)。「タクシーは?」と聞くと「高いからやめろ」と首を振る。「大体いくら?」と聞くと「400元」。今のレートなら日本円で1,500円程度だ。現地の感覚では高いだろうけど、まあ許せる。結局タクシーを使って、無事、予約していた列車に間に合った(20分、340元くらいだった)。
終わりよければ全てよし。初日の龍山寺のおみくじ「孟嘗君鶏鳴度開」を思い出す台南旅行だった。(5/7記)
高鉄台南駅に着くと、駅前は何だか閑散とした広場で、おとなしい野犬が気持ちよさそうに寝ていた。

まず安平に行こうと思い、タクシーで「安平古堡」に連れていってもらう。オランダ統治時代にはオランダ東インド会社による台湾統治の中心地「ゼーランディア城」と呼ばれ、鄭成功に攻め取られ、鄭氏政権の王城としても使用された。当時の城壁が残る。それにしても暑い!!

隣りの安平天后宮(これも古い)を見て、路線バスで台南市中心部に向かう。
民生緑園というロータリーでバスを下り、「地球の歩き方」の地図を頼りに、鄭成功を祀る「延平郡王祠」へ。敷地内に「鄭成功文物館」という資料館があり、無料なので入ってみた。展示は、鄭成功とはほぼ関係なく、台湾における道教信仰を紹介するもの。古い(清代)ものから新しいものまで、ものすごく面白かった。知らない神様がたくさんいるんだなあ。
ここで見かけたのが、景色のいい場所を選んで、美しい人形にポーズを取らせて撮影している若い男性…。趣味なのか仕事なのか分からず、声をかけそびれてしまった。前日テレビで見た、不思議な人形劇の人形に似ているような気がした。調べたら、台湾では非常に現代的な演出のイケメン人形劇(布袋戯)が人気らしい。面白い~。

大南門、孔子廟を経て、天壇へ。道教の神々をまとめて祀る。「一」という不思議な扁額がある。

街中には、あまり目立たないけど「府城歴史散歩」というルート案内板があることに気づく。これに従うと、日本のガイドブックに載っていないようなマイナーな史跡も巡れる。けっこう細い裏道にも入っていく。しかし暑い~。

赤崁楼(せきかんろう)。オランダ人によって築城された旧跡で、鄭成功が台湾を占拠すると、東都承天府と改められて台湾全島の最高行政機関となった。敷地内にはオランダ人に和議を迫る鄭成功の像があったりする。それはいいが、Wikiによる「朱一貴が清朝に対して反乱を起こすと、赤崁楼の鉄製門額が武器鋳造の材料とされた」という歴史は、目立って取り上げられていなかった気がする。

台湾府城隍廟。「爾来了(お前、来たな)」という扁額が威圧的。これと天壇の「一」と竹渓寺の「了然世界」が、府城三大名額と言われているそうだ。

ガイドブックによれば、城隍廟から歩いて10分くらいで台南駅に出るという。帰りの列車までは余裕があるが、駅で冷たいものでも飲んで一休みしようと思って、歩いていく。ところが、着いてみると駅の風景が全く違う。ここで初めて、高鉄の台湾駅のつもりで台鉄の台南駅を目指していたことに気づく(というか、同じところにあると信じていた)。がーん。
駅員さんに聞くと、沙崙駅まで切符を買えという(沙崙駅が高鉄台南駅と直結している)。「タクシーは?」と聞くと「高いからやめろ」と首を振る。「大体いくら?」と聞くと「400元」。今のレートなら日本円で1,500円程度だ。現地の感覚では高いだろうけど、まあ許せる。結局タクシーを使って、無事、予約していた列車に間に合った(20分、340元くらいだった)。
終わりよければ全てよし。初日の龍山寺のおみくじ「孟嘗君鶏鳴度開」を思い出す台南旅行だった。(5/7記)