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見もの・読みもの日記

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安徽・湖北・西安2011【8日日】襄樊→武当山

2011-08-18 10:41:01 | ■中国・台湾旅行
■襄陽(襄樊):襄陽城~襄陽博物館

 昨日の雨に続き、今日も曇り空。武漢の酷暑から、別の国に来たように涼しくなった。襄陽は三国志の舞台であると同時に、モンゴル(蒙元)と南宋軍の激戦地でもある。ここでモンゴルの水軍に大敗した南宋は、一気に劣勢になってゆく。現在の城壁は明代の再建をもとに復元修復されたものだが、城壁の幅がハンパではない。北は漢江に接し、他の三方も堀で囲まれた要害である。



 復元された城壁の内部に襄陽博物館が設けられている(これだけ城壁の幅があると、それも可能)。観光客で、朝からにぎわう孔明超市(コンビニ)。



■武当山:太子坡~紫宵宮~南岩宮

 武当山は、湖北省十堰市にある名山で、道教武当派と中国武術の武当拳の発祥地。山中の古建築群(※人民中国)は世界遺産にも登録されている。私は見ていないが、映画『グリーン・デスティニー(臥虎蔵龍)』の舞台でもある。最近は、中国武侠ドラマのファンも増えているから、金庸の『倚天屠龍記』の舞台と言っても通じるかな?

 まだ日本人には馴染みのない観光地だが、中国国内(および台湾・香港など中華圏)では大人気らしく、空港並みに立派な旅遊センターが設けられていた。観光客は、ここで山中を走る電動小型バスに乗り換える。



 緑の瓦屋根と紅い壁が続く「太子坡」の風景。一瞬、視界から人影が切れたときの写真で、実際は、悪天候にもかかわらず、大勢の観光客がぞろぞろ歩いていた。



 どんどん霧が深くなってきて、何を見ているんだか、分からない状態に…。



 「南岩宮」の龍頭香。断崖に張り付いたお堂(日本でいうと三仏寺投入堂みたいな)の、さらに突き出した石柱の上に香炉が置かれていて、思わず目の眩む光景のはずなのだが、周囲が何も見えないので、恐怖を感じようがない。



※晴れているときの写真はこちらで:南京ツアー・コンサルティング(武当山)

 上記旅行社のサイトには「省都武漢から高速バスで6時間ほど」とあるが、今回、地図を見たら、武漢と西安を結ぶ中国新幹線が武当山のふもとを通っている(新幹線は武当山には止まらないみたいだけど)。

※あわせて:ドラマ『倚天屠龍記』予告編/あらすじ

 おお~、この場所行った行った!と分かる風景が、チラチラ映っている。『射雕英雄伝』三部作の張紀中プロデューサーの写真は、武当山にも飾られていた。翌日も、映画かテレビの撮影があるとかで、山中に馬が運びこまれていたが、何だったんだろう。

※あと、個人の方のブログなのだが:魁!漢塾~灼熱の武漢ブログ

 第三届(2008)第四届(2010)世界伝統武術節の記事が興味深かったので、リンクを貼らせていただこうと思う。

(8/28記)

コメント (1)
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