見もの・読みもの日記

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安徽・湖北・西安2011【11日目/最終日】西安→成田

2011-08-21 20:01:31 | ■中国・台湾旅行
■西安:陽陵

 最終日。13:00西安空港発の飛行機で上海に向かうが、その前に、空港近くの陽陵に立ち寄る。漢景帝(武帝の父親)の陵。広大な発掘現場が、そのまま覆い屋根の下に保存されていている。

 日本では、2006年、江戸博の『驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展』で紹介されている。あと、そうだ、前回(2006年)の西安ツアーのとき、陝西省考古研究所の研究員の方に「漢陽陵には行かないのか」と残念がられた場所でもある。

 漢代の俑は、始皇帝陵の兵馬俑に比べると、ずっと小型。腕は木製のため、失われたものが多い。裸体の人体を製作し、これに布製の衣服を着せる。兵馬俑と同様、文官と武官があり(女性や宦官もいる)、ひとりずつ顔が異なる。写真は江戸博の展示でも印象的だった「家畜世界」。牛・馬・犬・豚など、大量の動物俑が、整然と列をつくって並んでいる。



 以上でツアーの全行程は終了だが、付録をつけておこう。西安で開催中だった「世界花博」のマスコットキャラ、長安花(ザクロ)ちゃん。いよいよ中国も、ゆるキャラが跋扈する時代になるのだろうか? 手前は金閣寺ではなくて、大雁塔と小雁塔だろう、たぶん。



 西安→上海の飛行機が1時間遅れたため、上海→成田も遅延。京成スカイライナー(新ライナーに初乗車)のおかげで、なんとか日付が変わる前に帰宅できたが、危ないところだった。まったく成田は遠いなあ。

(8/28記)
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