昼休み、職場のパソコンでYahoo!ニュースをチェックしていたら「GoogleSVで美術館の作品鑑賞」という見出しが目に入った。「米グーグル(Google)は1日(現地時間)、メトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館をはじめ世界の17の美術館に収蔵されている1,000以上の作品を、オンライン上で鑑賞できるサイト『アートプロジェクト』を公開した」という。試しに見に行ったら、これがすごい! →《Google Art Project》
いま、ようやく家に帰って、その奥深さを体験中。英語サイトしかないけど、美術ファンなら、なんとなく使い方は分かると思う。メニューには、世界各国(基本、欧米ですが)の有名美術館の名前がずらり。むかし訪ねたことのあるMoMA, The Museum of Modern Art, New York(ニューヨーク近代美術館)を選び、「Explore the Museum」をクリックしてみよう。すると、大画面に展示室が表示され、ストリートビューの要領で、室内を歩きながら、壁の絵画を鑑賞することができる。奥に進むと、ああ、私の好きなアンリ・ルソーの「眠れるジプシー女」がある! 私、この作品を写真に撮ってきたのだった…。ニュースによると、「トロリー」と呼ばれる乗り物に乗せたカメラで、360度全方位撮影が行われたそうだ。
タブを切り替えると「The Starry Night, Vincent van Gogh」(星月夜/ゴッホ)をはじめとするいくつかの作品を、超高精細で閲覧することもできる。おお、「眠れるジプシー女」もあるし。ゴーギャンの色彩、いいなあ…。展示室内を歩きまわってみると、いくつかの作品には”マスク”がかかっていて閲覧できない。近現代作品は権利関係が難しいのかな。
MoMAは1室しか公開されていないが、複数室が公開されているところもある。たとえば、Rijksmuseum(アムステルダム国立美術館)。ここも数年前に行った。レンブラントの夜警はRoom12に展示されているので、右カラムの「Floor Plan」でチェック。右手の壁に、アクリルポケットに入った解説シートが用意されていたことまで記憶がよみがってくる。「Explore the Museum」の画像は粗いので、作品の鑑賞は高精細画像で。ここはMuseum Shopの室内までストリートビューで歩けるのには笑った。そうそう、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」グッズがたくさんあったっけな~。
行ったことのない美術館にもアクセスしてみようと思い、米国ワシントンのFreer Gallery(フリーア美術館)を試してみる。作品リストを見ていくと、若冲があり、宗達もある。「artist unknown」の一群は、ちょっと不親切だなー。せめて国名(地域名)くらい付けてくれないと。よく見ると「石山切」が混じっていたり、宋元画らしきもの(Sheep and Goatは二羊図/趙子昂筆?)があったりする。楽しい!
先だって、iPadアプリ「細川家の名宝」(2010年12月配信開始)に驚いたばかりで、2011年1月20日には、国立博物館のiPhoneアプリ「e国宝」と「東京国立博物館 法隆寺宝物館30分ナビ」のリリースに驚き、記事にしようと思っていた矢先だった。いや、面白い時代になってきたものだ。
※eBook User:「とんでもないことできる」永青文庫のiPadアプリに見る電子図録の未来(2011/1/21)
※東京国立博物館:博物館をもっと満喫! 2つのiPhoneアプリが同時リリース(2011/1/20)
※RBB TODAY:Googleの「20%ルール」から誕生したアートプロジェクト……ストリートビューでアート鑑賞(2011/2/2)
それにしても、半日経ったYahoo!トピックスのコメント欄を見ると、「写真は本物にかなわない」みたいな、分別くさい意見が大半を占めていることが意外。確かにそうなんだけど、バックグラウンドに何がしかの体験を持っている人は、複製を複製以上のものとして楽しむことができる気がする。
いま、ようやく家に帰って、その奥深さを体験中。英語サイトしかないけど、美術ファンなら、なんとなく使い方は分かると思う。メニューには、世界各国(基本、欧米ですが)の有名美術館の名前がずらり。むかし訪ねたことのあるMoMA, The Museum of Modern Art, New York(ニューヨーク近代美術館)を選び、「Explore the Museum」をクリックしてみよう。すると、大画面に展示室が表示され、ストリートビューの要領で、室内を歩きながら、壁の絵画を鑑賞することができる。奥に進むと、ああ、私の好きなアンリ・ルソーの「眠れるジプシー女」がある! 私、この作品を写真に撮ってきたのだった…。ニュースによると、「トロリー」と呼ばれる乗り物に乗せたカメラで、360度全方位撮影が行われたそうだ。
タブを切り替えると「The Starry Night, Vincent van Gogh」(星月夜/ゴッホ)をはじめとするいくつかの作品を、超高精細で閲覧することもできる。おお、「眠れるジプシー女」もあるし。ゴーギャンの色彩、いいなあ…。展示室内を歩きまわってみると、いくつかの作品には”マスク”がかかっていて閲覧できない。近現代作品は権利関係が難しいのかな。
MoMAは1室しか公開されていないが、複数室が公開されているところもある。たとえば、Rijksmuseum(アムステルダム国立美術館)。ここも数年前に行った。レンブラントの夜警はRoom12に展示されているので、右カラムの「Floor Plan」でチェック。右手の壁に、アクリルポケットに入った解説シートが用意されていたことまで記憶がよみがってくる。「Explore the Museum」の画像は粗いので、作品の鑑賞は高精細画像で。ここはMuseum Shopの室内までストリートビューで歩けるのには笑った。そうそう、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」グッズがたくさんあったっけな~。
行ったことのない美術館にもアクセスしてみようと思い、米国ワシントンのFreer Gallery(フリーア美術館)を試してみる。作品リストを見ていくと、若冲があり、宗達もある。「artist unknown」の一群は、ちょっと不親切だなー。せめて国名(地域名)くらい付けてくれないと。よく見ると「石山切」が混じっていたり、宋元画らしきもの(Sheep and Goatは二羊図/趙子昂筆?)があったりする。楽しい!
先だって、iPadアプリ「細川家の名宝」(2010年12月配信開始)に驚いたばかりで、2011年1月20日には、国立博物館のiPhoneアプリ「e国宝」と「東京国立博物館 法隆寺宝物館30分ナビ」のリリースに驚き、記事にしようと思っていた矢先だった。いや、面白い時代になってきたものだ。
※eBook User:「とんでもないことできる」永青文庫のiPadアプリに見る電子図録の未来(2011/1/21)
※東京国立博物館:博物館をもっと満喫! 2つのiPhoneアプリが同時リリース(2011/1/20)
※RBB TODAY:Googleの「20%ルール」から誕生したアートプロジェクト……ストリートビューでアート鑑賞(2011/2/2)
それにしても、半日経ったYahoo!トピックスのコメント欄を見ると、「写真は本物にかなわない」みたいな、分別くさい意見が大半を占めていることが意外。確かにそうなんだけど、バックグラウンドに何がしかの体験を持っている人は、複製を複製以上のものとして楽しむことができる気がする。