「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

久しぶりの釣行~2015.9.13~

2015年09月15日 | 釣り紀行

「釣りファンの方々、たいへん長らくお待たせしました。ようやく“釣り紀行”の再開です。」と、声高らかに宣言したいところだが、おそらくそういう奇特な方は皆無に違いない(笑)。

ふとした縁がもとで6年ぶりの釣行となった13日の日曜日、まずはその経緯を説明しておこう。

8月下旬に家内の強力な申し出によってやむなく全面改造の破目になった我が家の台所。システムキッチンなんか男性にとってはどうでもいい問題だが、女性にとっては自分のお城みたいなものなのでそういうわけにはいかないらしい。

およそ1週間あまりの工事期間だったがそのときにお見えになった大工さんたち3名のうちのSさんが大の釣り好きと分かった。地元(別府市沿岸地帯)の好ポイントを熟知してあるそうで、「是非教えてください!」「それでは一緒に行きましょう」ということで話がスイスイまとまって、今回の釣行となった。

当日は早朝の6時半にSさんが迎えに来てくれて一緒に出発。お天気の方も小雨の予想だったが曇り空で何とか持ちこたえそう。

クルマで走ることおよそ10分、まったく想像もつかないような抜け道に入り込んで小さな原っぱの駐車場に出た。そして歩くこと5分あまりで釣り場に到着。次の画像だが、海の上で遠くに見える山はお猿さんで有名な高崎山(大分市)。

           

「エーッ、近くにこんないい釣り場があったんですか!」と第一声。Sさんのご自宅はこの近くとのことで、よそ者にはとても分かりづらい場所で“場荒れ”していないのがとてもいい。

足場もいいし、大きな魚がかかったときの取り込みも楽そうだし、近場の釣り場としては理想的。

釣り方も親切なSさんからみっちり教わった。

              

「パン粉釣法」といって、「パン粉+ポカリスエット+?」の3点を混ぜ合わせて釣り針にダンゴ状に付けて釣る方法。(「?」はSさんの秘伝だそうで固く口止めされたのでここで明かすわけにはいかないのが残念(笑)。)

アミとかアキアミとかを使わないので、釣り道具が汚れず、あの独特の匂いからも解放されるし、エサの経費も浮くし、釣り場も汚れなくて済むというまさに一石三鳥。

仕掛けは釣り具の名門「がまかつ」のプレシードの6.3m(0.8号)、飛ばし浮をつけ“浮き下”を“ひとひろ”とって、釣り針はアブミの4号。

7時から10時30分までの3時間半の間に型はイマイチだが50匹ほど釣れた。6年間のブランクをまったく感じさせない腕前ぶりに我ながら惚れ惚れした。もしかしたら自分は釣名人ではなかろうか(笑)

        

ただし、実はこの日の釣行のために倉庫の奥深く眠っていた釣道具を引っ張り出して手入れや仕掛けの準備に費やした日にちが延べ5日間とはお釈迦様でも知るまいて(笑)。           

なお、釣りとオーディオはまったく接点がないみたいだが実はオーディオマニアの釣り好きは意外に多い。そこで、その共通点をひとくさり述べてみよう。

「オーディオは(どういう機器を選ぶかの)選択だ」と喝破したのは「ジャズ喫茶ベイシーの選択」の名著をものにされた「菅原昭二」(岩手県一関市)さんだが、実は釣の本質も選択にこそある!

「一場所、二エサ」という名言があるが、釣果を左右するのはまず釣り場所の選択、そしてエサの選択にかかっているが、次に控えている仕掛けの選択が実にきめ細かい。

竿(長さ、調子、軽さ)、道糸とハリスの太さと長さ、リール、ウキ、ガン玉、釣り針、タモ

まるで選択のオンパレードで、それぞれに山のような種類があってこの中から気の遠くなるような複雑な組み合わせを要するが、これらを現地での天候や刻々と変わる潮の流れによって取捨選択を行わなければならず、「機を見るに敏なセンス」が大いに問われるというわけ。

釣りは「太公望」という別名があるが、現実はそういう悠長なイメージではなく選択の究極の雄として、どちらかといえばせっかちな人間が向いている(笑)。


折しも、これから秋にかけて魚釣りの絶好のシーズンである。近場のポイントが分かったことだしこれからの平日は頻繁に釣行して大いに名人ぶりを発揮するとしよう。

音楽、オーディオ、読書、そして魚釣り、もう忙しくてかなわん(笑)~。

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