「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオは闘争だ

2024年07月28日 | オーディオ談義

幕末の英雄「坂本龍馬」は、初対面の人間と会ったときに「こ奴を討ち取るとしたらどういう方法がよかろうか」と、常に考えたという。

はじめから「闘争心」剥き出しですね・・、その気概や良し!

で、我が家のオーディオだって、はじめてSPユニットに向き合ったときに、「こ奴を上手く鳴らすとしたらどういう方法がよかろうか」・・(笑)。

一例を挙げてみよう。



数年前にオークションで落札したワーフェデール(英国)の口径25cmのユニット「スーパー10(インチ)」(フルレンジ)。

「赤帯マグネットに駄作無し」の「まことしやかな言い伝え」がある代物が格安で手に入ったのだから、胸が躍動したのは言うまでもない。

それから(数年間にわたる)紆余曲折があって、今ではこういう有様へ。



ほぼ完成形かな~。

で、討ち取るための工夫の数々を 得々 と述べてみよう(笑)。

 たまたま4か所のネジ位置がピッタリ合った木製の植木鉢に収めてみた。これをそのままSPボックスに容れると箱の容積が拡大して有効利用ができるし、ユニットの背圧への(箱の内部からの)影響も少なくなるはず・・、それに、前面のバッフルへの音の乱反射も防止できるので、いいことづくめ~。

 このユニットはフルレンジだけど少し高音域の透明感が足りない気がする・・、そこでデッカ(英国)の「リボン・ツィーター」(以下「リボン」)を加えてみた。

 「位相」を一致させるために両者の振動版の位置を合わせる必要がある。そこで、箱の上に板をネジ止めして庇(ひさし)を作り、その上に「リボン」を載せた。

 大切なネットワークだが「ス-パー10」を8000ヘルツでハイカットし、リボンの方は7000ヘルツでローカットした。

 強力なマグネットは低音が出にくい傾向があるので、サブウーファーとして「AXIOM150マークⅡ」(植木鉢入り)を使い、これを「100ヘルツ」でハイカット。

 音質の自由度を確保するために2台のDAコンバーター、2台のプリアンプ、3台のパワーアンプを駆使した。

という流れだが、最後の6が焦点ですぞ!

以下、詳述しよう(笑)。

まずは、低能率の「リボン」を鳴らすために、初めに「TRアンプ」を使ってみたが、悪くはないんだけど音色がイマイチかなあ・・。そこで、真空管アンプ「LS7シングル」に入れ替えたところ、見事にバッチリ。

「PL100」(負荷インピーダンス=4Ω)のときは「TRアンプ」が功を奏したのだが、このリボンは負荷インピーダンスが「8オーム」なのでそれが大いにモノをいった。

ほら、オームの法則「電圧=電流×抵抗」によると、家庭の電圧は100Vと一定だから「4Ω」のときと「8Ω」では、アンプの負担(電流)が1/2になるんだからね~・・、ちょっと「くど過ぎる」かな(笑)。

したがって、アンプの構成は次の通りとなった。(後日のために記載しておこう)

 リボン → DAC「フェーズメーション」 → プリアンプ「E80CC」 → パワーアンプ「LS7シングル」



☆ 「スーパー10」 → DAC「D2R」 → プリアンプ「安井式」(改) → パワーアンプ「WE300Bシングル」

 「サブウーファー」 → DAC「D2R」 → プリアンプ「安井式」(改)→ パワーアンプ「TRアンプ」

自己採点だけど「90点」は付けてもいいかな・・、実に非のうちどころが無いサウンドである。

以上、自画自賛に終始したけど、まったく気分爽快・・、連日の猛暑の中で「役得」としてこれくらいの我儘は許してもらってもいいだろう~(笑)。



 
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