何かブログのネタはないかなと、過去記事を見ていたら「下書き」段階の原稿を見つけた。
およそ2年前に書いた記事だがどうして未投稿のままにしておいたのか、何か理由があったはずだがはっきりと思い出せない。
強いて挙げれば、落としどころが平凡すぎるのかな~。
ま、いっか・・、目を瞑って原文のまま陽の目を当たらせるとしよう。
このブログは内容がどうであれ、投稿を続けることに意義があると思っている、言い換えると「質」より「量」を優先しているので”ためらい”はない(笑)。
それでは以下のとおり。
つい先日のこと、メル友の「I」さん(東海地方)から次のようなメールをいただいた。
歴史作家「塩野七生(しおの ななみ)」1937年7月7日生~

すぐに返信した。
「メールありがとうございます。あまりの符号に驚いてます。
わたしも、たまたまテレビから「塩野」さんの声がしてきたので観ました。
そして仰ることの素晴らしさに胸が熱くなりました。明日の日本を担う高校生たちに「これ以上の教えがあるのか」という思いがしました。
ほんの後半部分だけでしたが、「(行動規範として)見苦しいことをするな」「自分が絶対正しいと思うな」などは特に記憶に残ってます。」
さらに「I」さんによると、録画していない前半部分では、「免疫力」について述べられたとのこと。
「必ず役に立つことを言います。若いうちに失敗を恐れずにいろんなことを経験して免疫をつけることです。」とのこと。
たしかにそうなんだけど・・。
失敗といってもピンからキリまであるだろうが、今になってもふとした時に数多くの中途半端な失敗体験が思い出されてきて、ときどき苦い思いをすることがあり、どうやら自分の場合は失敗が免疫になってくれなかったようだ。
幸か不幸かこれまでスケールの大きな失敗が無かったせいかな・・。
というのが原稿の内容だった。
以下、折角なのでこれに「落としどころ」として少し付け足してみよう。
先日のブログの中で「私の履歴書」(日経新聞)に搭載されていた俳優の「山崎 努」さんを紹介しました。
まだ記憶に新しいはずですよね(笑)。
その中で、山崎さんは若い頃の演技が今となってみるとあまりにも下手過ぎて見てられない、とても恥ずかしい思いをするばかりだと述べられたうえで、黒澤明監督に「過去の映画で後悔することはありませんか」とお訊ねしたら「どうして後悔するの?、その時には一生懸命にやったんだから仕方がないじゃない、後悔なんかしないよ」との趣旨の回答があって、なるほどそれも一つの考え方だと納得されたとのこと。
どんな失敗でも「その時は一生懸命だったんだから」・・。
これは素敵な言い訳だと思いませんかね(笑)。
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