ご存知の方も多いと思うが「好事魔多し」という中国の故事がある。
「物事がうまくいきそうなときには、とかく邪魔が入ったり災難が起きるものだ」という意味で、解説にはこうある。
よいことにはとかく邪魔が入って、とんでもないことが起こりがちである。中国元末の「琵琶記」に見えることばで、「魔」は「磨」の字が用いられ、困難や妨害がおこるの意で用いられていたようですが、日本では「魔」が当てられて、邪魔の意からさらに災難の意味へと展開しました。
実は我が家でもつい先日「好事魔多し」がそっくりそのまま当て嵌まることが起きたので述べてみよう。
とても評判が良くて、品切れ寸前に手に入れた中国製のDAコンバーター「A22」(GUSTARD)。
到着したのが7月25日(日)で早くも10日ほど経ったが、とても気に入った音質で毎日パソコンとつないでネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」を堪能している。
ただし、けっして中国製を侮るつもりはないけれど(笑)、何か故障でも見つかれば即座に返品と身構えていたのだが、その気配が微塵も感じられないので「A22」が入っていた箱(段ボール)をオーディオルームから倉庫に移管することにした。
元箱なので大事にしておかねば・・。
しかし、それほど広くもない倉庫にはオーディオ道具以外の品物も満載で置き場所がない。仕方がないので高いところにあった隙間に載せることにした。
そこで箱を持ったまま一段梯子の上にあがったところ、あっという間にバランスを崩して後ろ側にすってんどうと転げ落ち無残にもコンクリートの床の上でひっくり返った。
自覚症状はまるでスローモーションを見るような感じだったが、もし後ろ側に荷物がなかったら打ち所が悪くて骨折あるいは重傷を負うような転がり方だった。
倒れるときに寄りかかった大きな円筒のブリキ缶(シイタケやお茶を入れていた)の転がり落ちる音も凄かった。
本能的に頭をかばったとみえて、幸い肘の部分の擦過傷と手の中指の打撲程度で済んだが、この傷がもう痛くて痛くて・・。当面、運動ジムは中止。
高いところに上るときはバランスを崩しやすいのでできるだけ用心しなくては~。
今回の貴重な教訓です。
「好事」が続いたときは何ごとにもひときわ慎重にならないといけませんね(笑)。
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