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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

目が回るほど忙しかった1日

2021年02月08日 | 独り言

「毎日が日曜日」の人間にとって有り余る時間を持て余すほどつらいものは無い。

そこで何かしら自分で「
波風」を起こすしかないが、5日(金)は珍しく自助に他力が絡んできて「目が回るほど忙しい1日」だった。

順を追って振り返ってみよう。

✰ 県立図書館行き



10日間にわたって「図書の整理」のため休館していた県立図書館(大分市)だったが、ようやく開館してくれた。さっそく本を返しに行ったついでに本を7冊借りてきた。

ミステリーが5冊あるが、そのうち近年ベストセラーを連発している作家「アンソニー・ホロヴィッツ」の「絹の家」を新刊コーナーで見つけたのは収穫だった。

30分ほど滞在してから、今度は別府市を挟んで反対側の隣町の図書館へ足を伸ばした。

✰ 隣町の図書館行き



ここでも本を返したついでに8冊借り受けた。そのうち「わたしは夕暮れ時に死ぬと決めている」はタイトルがなかなか面白い。

歌人の西行法師が「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃」と詠み、実際に亡くなったのも如月(きさらぎ=2月)だったという故事があるが、「夕暮れ時」にどういう意味があるのか興味津々。

そして、ミステリー3冊のうちの「柚月裕子」女史の作品はほとんど読み尽くしており、まったくと言っていいほどハズレが無いが、今回の「凶犬の目」も期待できそうだ。

それにしても「貸し出し期限」(2週間)のうちに「15冊」も読めるのかと詰問されそうだが、最初の30頁ほど読んで「これはついていけない」という本はすぐにポイするのでどうかご心配なく(笑)。

図書館を後にすると隣接するストアに立ち寄った。

免疫力アップに効果があるとされる「ビタミンD」を補強するために、いつものように「サーモンのにぎり寿司」をゲット。



と、店を出ようとしたときに、ベテランの真空管アンプビルダー「K」さん(大分市)から連絡があった。

「アンプの電源部の改造が済みましたので、今から別府に向かいますがご在宅ですか?」

「ハイ、丁度用事が済んで自宅に戻るところです。15分もすれば到着予定なので時間的には十分間に合うと思います」

✰ 「2A3」シングルアンプの電源部の改造



電源部の改造といっても、電源ケーブルの「接続端子部分の改造」でこれまでは手間のかかるネジ式だったものをご覧のように汎用性の高い「3ピン」端子に代えてもらったものだ。

分厚い鉄を削り取って整形するとなると専用の工具が要るが、その点Kさんは数多くのアンプを手掛けられたこともあって、お茶の子さいさいだ。

ただし、手間がかかる割には儲けが少なくて申し訳なく思うのだがそこはそれ、日頃の仲間意識に寄りかかって格安にしてもらっている(笑)。

ところで、なぜ「電源端子」の改造を思い立ったかというと、原因はこの程仲間から借りた「EL34プッシュプルアンプ」にある。



150ヘルツ以下(ー6db/oct)を担当するアンプとして、強力な駆動力(片チャンネル30W)でもって大いに重宝しているが、当初このアンプに使っていたのは並みの電源ケーブルだったが「キンバーケーブル」に取り換えたところ音がさらに力強く変身したのには驚いた。

微小電流を扱う前段機器やプリアンプでの(電源ケーブルの)効果は把握していたが、「
パワーアンプも電源ケーブル次第でかなり音が変わる!」というのは新発見だった。

そういうわけで「柳の下の二匹目のどじょう」を狙って「2A3」アンプに目を向け電源端子の改造に至ったのは必然の成り行きといえよう。

PADの電源ケーブル「ドミナス」4本はDAコンバーターやプリアンプに使っているので「2A3」には同じPADの「コロッサス」をあてることにしてさっそく音出し。

その感想はといえば、WE300Bアンプと比べると酷だけど悪くない。ときどき気分転換に使うとしよう。

それに出力管が「2A3」の中でも比較的低音に強い「VISSEAUX」(刻印:フランス)だから低音域専用に使っても面白そう。

ルンルン気分でご機嫌良く「サーモンのにぎり寿司」を食べていたら、今度はMさん(大分市)からご連絡。

「お預かりしたプリアンプの改造に苦戦しています。時間がかかりそうなので、しばらく代わりのプリアンプを使ってみませんか。ボリュームは東京光音製だし、カップリングコンデンサーにはマイカをパラってますよ。」

「ほう、それは面白そうですね。1時から2時の間にお伺いしましょう」ということで、午後は再度大分市へ。

いやあ、東奔西走で今日はほんとうに忙しい!(笑)

✰ 新たなプリアンプ



下段が「マランツ7もどき」で、上段が今回借り受けた新たなプリアンプ(マッキントッシュ:C22型もどき)

さっそくケーブルを接続して聴いてみると、なかなかいいじゃない!(笑)。

「12AX7」を3本使っているが、あの神経質なほどの「切れ味の鋭さ」がすっかり影を潜めて随分マイルドな味わいだ。

球のブランドを見ると「ナショナル」だったので、すぐに予備のBRIMAR(STC)の「12AX7W」(2本)に交換すると見事にヨーロッパの上流社会の雰囲気に変身~。

さっそくMさんに連絡した。

「今、音出ししてみましたが、あなたの手元にある修理中のアンプよりいいかもしれません。しばらく聴いてみますが、交換してもらうか購入するかどちらかにする積りです。その時はご一考願いますね~」。

「ハイ、分かりました」

このところプリアンプを巡る動きが激しい(笑)

この有終の美をもって目が回るほど忙しい1日がようやく終わった。

万事メデタシ、メデタシ~。



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