いやあ、暑い、暑い!
南国九州は連日、35度以上の猛暑日が続いている。今にも人間の日干しが出来上がりそうだ。こんなに暑いと何かにつけヤル気が起こらず涼気を求めるのが精いっぱい。
とはいえ、日中からエアコンを使うのは節電意識の高まりの中で気が進まないし、健康にとってもいいとは思えないので、家中の窓という窓を全面的に開放して風通しを良くしているが、そうなるとご近所への気兼ねで大きな音で音楽を聴くわけにもいかず、次第に録りためていた番組や映画を音量を小さ目にして観るのが多くなる。
日頃親しんでいる読書の方も、意外と根気を要するので未読のミステリーが山積みになっているものの、やはりその気にならず、「読書の秋」まで持ち越しの様相。
そういうわけで、今のところ最大の愉しみは、夕方になってチビリ、チビリやりながらのテレビ鑑賞。
もともと、酒はそれほど強い方ではないが、長年の生活習慣上のクセみたいなもので、冬から初夏にかけては日本酒とウィスキーが主役だが、7月に入ると猫の額ほどの小さな庭に植えているカボスがようやく直径5センチほどの大きさになって、待ちに待った「芋焼酎」+「カボス」の氷割の季節となる。
大分の特産品カボスの収穫時期は一般的に9月で、7月はまったくの時期尚早なので大きさもイマイチだし果汁も少ししか出ないが香りの方は抜群で、ひとしきり絞った後に皮ごと芋焼酎に浸して、これだけでも十分口あたりが良くなって楽しめる。
しかも飲酒の都度、庭に降りてカボスを剪定ばさみで切ってから絞っているので新鮮なことこの上ない。
元来、大分は麦焼酎の産地として有名だが、個人的な好みとしては「芋焼酎」の方が好きで、そこは勘弁してもらって現在は「天孫降臨」や「黒霧島」(いずれも25度)を愛飲中。
ところで、以前「素数へのこだわり」というタイトルでブログをしたためたことがある。
「数の原子」といわれる素数を日頃から意識して大切にしているという大意だったが、アルコールの摂取についても、毎日は健康に良くないのでここ2か月ばかり自分なりに素数の日だけに飲酒を限定することを課してきた。
すなわち、1か月のうち、素数(自分以外の数で割り切れない数)に当たる日とは、2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31となり、全体で11日となる勘定だが、およそ3日に1日のペースで飲酒をすれば健康にもいいだろうという目論みから始めたというわけ。
しかし、このところの「芋焼酎」+「カボス」の時期になってから、あえなくこのルールが崩壊。
あまりにも口当たりがいいものだから、今度は逆に素数の日だけ飲まないように自分勝手に変更してしまった。
したがって、現在は3日に2日のペースで飲酒中だが、そのうち毎日ということにもなりかねない情勢になってきた。
これではまったく意志薄弱の極みだなあ(笑)。