「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

スウィート・キャロライン

2013年07月20日 | 音楽談義

7月17日(水)に開催された2013年MLBのオールスター戦。

その日は早朝から用事があって出かけていたので後半からの観戦(NHK・BS)となったが、攻守交代のイニングの合間に、歌手のニール・ダイアモンドがマウンドに登場してきて「スウィート・キャロライン」を歌っていた。リラックスした観衆も一緒になって盛大な大合唱。

こういう伸び伸びとした国民性となると、とてもアメリカには適わない気がするが、それにしても「スウィート・キャロライン」はつくづく名曲だと思う。発売当時はビルボード誌で4位になった実績があるが、その後も忘れられることなく今ではスタンダード化しておりMLB最古のフェンウェイ球場(レッドソックス)のテーマ音楽としても有名だ。

自分も以前から好きな曲だが、これ1曲だけのためにCDを購入する機会がないまま今日に至っている。

今回に触発され何とか常時聴くチャンスがないものかと、このほど加入した「ひかりテレビ」(NTT)の音楽配信で検索してみた。うまくいけば我が家の既存のシステムで常時聴けるとあって期待したが、残念なことにニール・ダイアモンドは登録なし。その代わり、エルヴィス・プレスリーがライブで歌っていた同じ曲があったのですぐに取り込んだ。

やはりプレスリーはうまいと思ったが、原曲の良さが多大に貢献しているのは言うまでもない。

ちなみに、この「スウィート・キャロライン」の由来だが、ネット情報によると、

あの暗殺されたケネディ元大統領の忘れ形見の、キャロライン・ケネディさんが11歳のときにライフ誌の表紙を飾ったことがあり、その写真を見てニール・ダイアモンドがインスピレーションを得て1時間ほどで書き上げたのがこの「スウィートキャロライン」。ただし、ニールは2007年にようやくキャロライン本人にそのことを伝えたそうで、それまでは誰も知らなかった。  

Neil Diamond performing "Sweet Caroline" on The Ed Sullivan Show on November 30, 1969.(クリックすると音楽が聴けます)

さて、当時から44年が経過したキャロライン・ケネデイ女史(55歳)だが、かねてからの噂どおり、このほど次期「駐日大使」として内定した。政治的にはまったくのズブの素人とされるが、オバマ大統領の熱心な支持者で今回の再選のときにも多大の尽力があったとかで「論功行賞」的な人事とのこと。

この背景にあるのはアメリカにとって日本は同盟国の一つだし、国内の治安は安定しているし、まあ沖縄問題はあるにしても本国政府が全面的に対応するので、現地の大使としてはそれほど政治的な手腕が必要とされるわけでもなし、履歴に疵がつきにくい無難なポストという意味合いがあるに違いない。

アメリカ政財界の関係者にとって「日本大使」は「垂涎(すいぜん)の的」だという話を何かの記事で見かけたことがあるが、キャロライン女史が見事にその金的を射止めたということだろう。間違っても「韓国大使」や「中国大使」ではないところが日本人としてはこの上なく快感!?

これから日本のマスメディアに登場する機会が多くなるだろうが、そのたびに「スウィート・キャロライン」を聴く機会が増えそうだ(笑)。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする