「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「2対1の多数決」で勝負あり!

2012年11月09日 | オーディオ談義

ここ数日、こまめに続けていたCDの整理がようやく9割方完成して、残すは歌謡曲のジャンルだけとなった。

                  

スペース的に大助かりで、最上段がCDの解説やジャケット、トラックナンバーの見出しなどを納めたファイル。CDラックの棚の中のファイルは、寸法に合わせて上下を鋏でチョキチョキ。

これまで3か所に分散していたCDが一か所にまとまったことで全体に目が行き届き、曲目の選択範囲が広がった。その代り、それほど大きくもない倉庫には空のCDケースが山積み。

またCDを1枚1枚、手に取って整理していると、購入はしたもののまだ聴いたことがないのもかなりあって嬉しい発見もあった。たとえば、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」を購入せねばと思っていたところ、女流ヴァイオリニストのローラ・ボベスコの演奏が見つかったりという具合。

ところで、先日のCD整理のブログについて同じ別府市内のYさんからメールがあった。Yさんは9月の下旬に、ご友人のUさんとともに初めて我が家に試聴にお見えになった方である。ご親切にも画像つきだが、無断転載お許しを。

「しばらくです。 貴殿のHP のCD整理の話題を拝見しました。丁度、私も棚がいっぱいになってきたのでどうにかしたいと思っておりました。で、コクヨのメデイアパスというものを買ってみました。収納スペースは1/3程ですみます。CDに入っているペーパー類も収納できます。背タイトルが少し斜めからですが確認できます。2枚組ものもあります。ですが50枚で1680円と少し高いです。参考まで。」

          

「国の誉れ」こと、
コクヨ(国誉)さんの製品は非常にスマートで、大いに心が揺れ動くが、何せ「素隠居」にはちとお値段の方が・・・・。ご覧になっていただいた初めの画像のファイルはすべて100円ショップで購入したもの。数えてみると44冊なので4400円なり。これに「インデックス」代や「クリアポケット」代を含めても6000円程度だろう。

したがって、次のようなメールを返送した。

「コクヨさんの製品はとてもスマートで心惹かれますが、どうやら当方には100円ショップが似合っているようです。
さて、昨日の5日、修理に出していたJBLの375が戻ってきました。音が見違えるほど変わりましたので、U氏と試聴にお見えになりませんか。10日の午後以外は空いてます。」

すると、8日(木)の午後2時半ごろにYさんから電話が入った。「ご都合がよろしかったら、今から試聴させてもらいたいのですが。Uさんも同行します。OKであれば10分ほどで着きます。」

「どうぞ、どうぞ、お待ちしてます。」

丁度、導入したばかりの「375」の評価を冷静な第三者からお伺いしたいところで、願ってもない機会。すぐに「オーディオ実験室」をバタバタと片付けてから、システムのウォーミングアップ開始。

きっかり10分後にお見えになったお二人に、はじめに聴いてもらったのは「ベスト・オブ・エンヤ」。このアルバムは「375」に代えてから実にうまく鳴るようになった。次に、U氏がジャズファンなのでグレッグ・コーエンの「モーメンツ・トゥ・モーメンツ」、クラシックではモーツァルトのK・136の第二楽章、そしてYさんご希望のバッハの「主よ人の望みと喜びよ」(オルガン演奏)。

お二人とも9月下旬に我が家で試聴されたときとはあまりにも音の印象が変わっていて、随分驚かれていた。やはり同じJBLといっても「375」と「LE85」では相当違うようである。自分も素性の分かるダイアフラムを装着した「375」を聴いてみて、初めてJBLの凄さが分かったような気がする。

とにかく、なかなかの高評価との印象を受けたので、まずはひと安心。

次に第一システムの試聴に移った。「AXIOM80も最近、ローカット用のコンデンサーをすべてオイル・コンデンサーに代えましたので以前よりは良くなったと思いますよ」と、力説するのだがどうも反応が芳しくないご様子。

クラシックを聴くときの「AXIOM80」の音の”しなやかさ”は、金属のダイアフラムからは絶対に得られないものがあると思うのだが、選曲が悪いせいか、いかにも旗色が悪い。しかし、それでもあくまで「AXIOM80」にこだわる自分がいる。

とうとう、Yさんから「〇〇さん、”2対1”の多数決で勝負ありですよ。375のシステムの方が断然いいです。」と、引導を渡された。

「ウ~ン、多勢に無勢ですねぇ。」と、民主主義の原則に潔く従った(笑)。

これから、我が家では第一システムと第二システムとの熾烈な戦いが始まりそうである。


お二人が帰られた後、急いで「AXIOM80」を駆動するアンプの真空管を中国製から、オリジナルのWE300Bに代えてみたが、これで、10日(土)の午後に予定している試聴会(福岡から4名)に臨んでみよう。

はたして当日の投票結果はいかに。

 


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