先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「ポヨポヨ観察日記」の樹るう、アイヌ青年の恋愛描く新連載をMOMOで

2017-03-29 | アイヌ民族関連
マイナビニュース-[2017/03/28]

「ポヨポヨ観察日記」の樹るうによる新連載「二つの歌 三つの物語-理の橋-」が、本日3月28日発売のまんがライフMOMO5月号(竹書房)にてスタートした。
「二つの歌 三つの物語-理の橋-」は、アイヌ民族の異種族恋愛をテーマにしたラブストーリー。物語は、青年・イタクノアの妹が村の外へと嫁いでいくところから始まる。結婚を意識しだしたイクタは、忘れることのできないとある女性を探す。実在した証拠はあるのに、夢を見ただけかも知れないと彼女の存在に確信が持てないイクタ。彼が探す女性の正体とは。
また同号では、内村かなめによる短期集中連載「お兄ちゃんビフォーアフター」も開始した。入社時は太っていたので会社の女性陣から見向きもされなかった男性・大田太が、研修中に激ヤセ。イケメン化したことから巻き起こる騒動を描く。
本記事は「コミックナタリー」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/28/388/

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「イランカラプテ」CD函館、七飯で発売 新井満さんら作詞作曲

2017-03-29 | アイヌ民族関連
BIGLOBEニュース-2017/3/28 17:00
 「千の風になって」の訳詞と作曲で知られる芥川賞作家新井満さん=七飯町東大沼在住=が、アイヌ民族でユカラ劇脚本・演出家の秋辺日出男さんと作った楽曲「イランカラプテ~君に逢(あ)えてよかった」のCDが函館と七飯町で発売された。同曲はアイヌ文化への理解を深めようと国や道が進めるキャンペーンのイメージソングで、4月以降、動画投稿サイトでの合唱動画の公開も予定されている。アイヌ民族の価値観に心を動かされたという新井さんに、曲に込めた思いを聞いた。
 アイヌ語の「イランカラプテ」は、「こんにちは」に加えて「できることなら、あなたの心の片隅にそっと触れさせれてください」を意味する。新井さんが、友人の秋辺さんからそう教わったのは2013年。「土足で相手の心に踏み込むことの多い現代。思いやりにあふれたこの言葉は、世界一控えめな言葉だと感銘を受けた」と振り返る。
 この言葉「イランカラプテ」をテーマにした歌を作りたい。すぐに直感した新井さんは、秋辺さんと楽曲作りのやりとりを始めた。アイヌ民族の礼儀や自然観について新井さんが質問し、秋辺さんが答え、それをもとに新井さんが詞をつづる。秋辺さんがさらに修正する。手紙やメール、電話でやりとりを繰り返し、昨春の完成まで3年かかった。
 歌詞には、秋辺さんが何度も口にした「いのちの河(かわ)」という言葉も歌詞に盛り込んだ。「木も鳥も人間も、あらゆる命がつながり循環している。アイヌ民族の根底に流れているこの死生観が重要」という。
 CDは函館空港内南北海道物産館、函館物産コポロ(函館市元町)、大沼国際交流プラザ(七飯町大沼町)、大沼鶴雅オーベルジュエプイ(同)の4カ所で販売中。税込み1500円。
https://this.kiji.is/219366233818514937?c=110564226228225532

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白老アイヌ民族慰霊施設に高さ30メートルの塔 政府案

2017-03-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/28 05:00、03/28 10:39 更新
 政府が胆振管内白老町に開設する「民族共生象徴空間」内で整備する慰霊施設のモニュメントのデザインが27日、固まった。先のとがった鉄骨製の塔で高さ30メートル。民族の祈りの儀式で用いるイクパスイ(捧酒=ほうしゅ=べら)をモチーフにしている。
 慰霊施設は、全国の研究機関で保管されているアイヌ民族の遺骨を集約するために整備される。モニュメントはその象徴として設置され、魔よけの意味があるアイヌ文様をあしらう。
 上部にアイウシ(とげのある曲線)、下部にモレウ(渦巻き模様)を施し、先祖の魂が安らかに眠れるよう願いを込める。アイヌ民族がカムイ(神)として敬うフクロウも描いた。(続き)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0383448.html

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文化庁が国立アイヌ民族博物館 2020年開館へ基本設計発表

2017-03-29 | アイヌ民族関連
NEWSALT-2017/3/28

文化庁は23日、国立アイヌ民族博物館の建物と展示の基本設計の策定案を発表した。アイヌの伝統の理解促進のため、2020年に北海道白老町に開館する予定。
1997年に成立した「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」に基づき、2014年に同博物館整備が決定。先住民族アイヌの尊厳を尊重し、アイヌの歴史・文化などに関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たな創造及び発展に寄与することが目的。
博物館は地上3階建てで、ポロト湖畔に自然景観と調和するように設計されている。アイヌの伝統的な文様をエントランス周囲の外壁やガラス面に表現する。映像や音声でアイヌ文化を紹介するシアターや、アイヌ文化の講座や講習会を行う場所を持つ。展示室や収蔵庫とともに調査・研究に必要なスペースも用意。案内表示はアイヌ語、日本語、英語をはじめ、多言語に対応させる。
(写真はイメージ)
http://newsalt.jp/culture/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81%E3%81%8C%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E6%B0%91%E6%97%8F%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8-2020%E5%B9%B4%E9%96%8B%E9%A4%A8%E3%81%B8%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A8%AD

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Re 北メール 痛みのペンリウク=平田剛士さん(フリーランス記者) /北海道

2017-03-29 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年3月28日 地方版
 平取町議会議場の壁には、名誉町民または同格の称号を持つ11人の肖像写真が掲げられている。先頭は平村ペンリウク氏(1832~1903年)。地元アイヌコタン(集落)の首長だった人物である。
 しかし彼は没後、ただ「アイヌである」というだけの理由で、名誉と尊厳を著しく傷つけられてしまう。
 北海道帝国大学(現・北海道大学)医学部の山崎春雄教授らによって1933年、墓を掘り返され、遺骨の持ち去りを受けたのだ。差別的な「人種」研究のためだった。
 北大によれば、山崎教授は31~34年に同町などでアイヌ墓地を発掘し、ペンリウク氏のものを含め少なく…
残り314文字(全文582文字)
http://mainichi.jp/articles/20170328/ddl/k01/070/158000c

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高木正勝、『山咲み』『YMENE』の2作品を同時リリース

2017-03-28 | アイヌ民族関連
CDジャーナル 2017/03/27 14:01掲載
 映像作家、音楽家、ピアニストと多彩な活動を展開する高木正勝が、2010年のピアノ・ソロ・コンサート・ツアーを音源化した『YMENE(イメネ)』(NOVUS-010 2,800円 + 税)と、2015年秋に行なった大所帯編成でのコンサートのライヴ・アルバム『山咲み』(NOVUS-004~6 4,500円 + 税)の2作品を、3月26日(日)に同時リリース。
 『YMENE』は、9人編成で臨んだプログラム『タイ・レイ・タイ・リオ』から2年後の2010年、一転して高木がひとりでステージに立ったピアノ・ソロ作品。自身初のライヴ・ツアーでもあった本コンサートは、ひとりでピアノに対峙し、指先や身体からあふれるエネルギーのすべてをピアノで強烈に共鳴させて、生命力に満ちた演奏が展開されています。ゴールが見えない旅をするように、公演ごとに音と格闘を続け、辿り着いたツアー最終地の東京公演から選ばれた楽曲で構成。時間をかけてコツコツと高木自身でミックスを続け、6年以上の歳月を経てついにリリースされる待望のアルバム。初音源化楽曲を含む全15曲が収録されています。
 これまでライヴ会場と通販のみで限定販売されていた作品の一般販売となる『山咲み』は、『タイ・レイ・タイ・リオ』以来7年ぶりに行なわれたホール・ワンマン・コンサートの様子を収めた2CD + DVDの3枚組スペシャル・ボックス。ピアノ、アイヌ歌唱、パーカッション、ジプシー・ヴァイオリン、インド楽器、和楽器など、多様な文化の音を融け合わせ、村の祝祭を再現するかのような唯一無二の音楽世界が捉えられています。初回限定盤は、ひとつひとつ微妙に風合いの異なる特製ブックレットと、高木のコラムを掲載したミニ・ブックとともに特製ボックスに収めたスペシャル・パッケージ。
■2017年3月26日(日)発売
高木正勝
『YMENE(イメネ)』
NOVUS-010 2,800円 + 税
[収録曲]
01. Dreaming
02. Tidal
03. Bokka
04. Homicevalo
05. Ana Tenga
06. LajI
07. Narara
08. Philharmony
09. Grace
10. Mase Mase Koyote
11. Earth's Creation #1
12. Omo Haha
13. Ymene
14. Earth's Creation #2
15. Emineli
■2017年3月26日(日)発売
高木正勝
『山咲み』
NOVUS-004~6 4,500円 + 税
[CD 1]
01. いのり
02. あまみず
03. 風花
04. Nijiko
05. サーエ~サルキウシナイ~かぜこぎ
06. aqua
07. おおはる
08. うるて
09. 充たされた子ども
10. 夏空の少年たち
11. きときと-四本足の踊り
12. I am Water
13. やわらかいまなざし
14. 紡ぎ風
15. 風は飛んだ
[CD 2]
01. うたがき
02. マクナレラ~ヤイサマ
03. 山咲き唄
04. かみしゃま
05. おやま
06. Girls
07. Rama
08. Wave of Light-音頭
09. Grace~あげは
10. 風花~カピウ・ウポポ
[DVD]
01. いのり
02. あまみず
03. 風花
04. Nijiko
05. サーエ~サルキウシナイ~かぜこぎ
06. aqua
07. おおはる
08. うるて
09. 充たされた子ども
10. 夏空の少年たち
11. きときと-四本足の踊り
12. I am Water
13. やわらかいまなざし
14. 紡ぎ風
15. 風は飛んだ
16. うたがき
17. マクナレラ~ヤイサマ
18. 山咲き唄
19. かみしゃま
20. おやま
~アンコール~
21. Girls
22. Rama
23. Wave of Light-音頭
24. Grace~あげは
25. 風花~カピウ・ウポポ
http://www.cdjournal.com/main/news/takagi-masakatsu/75337

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『ニーア オートマタ』海外ファンの2Bコスプレが本人すぎる…

2017-03-28 | アイヌ民族関連
インサイド 3/27(月) 17:35配信
海外コスプレイヤーのfenixfatalist氏は、スクウェア・エニックス(開発:プラチナゲームズ)のアクションRPG『ニーア オートマタ(NieR:Automata)』の主人公「2B」に扮した写真を公開しています。
これらの写真を見る限り、同氏は原作キャラクターのプロポーションを忠実に再現しているだけではなく、アイヌ文様風の刺繍があしらわれた漆黒の衣装も徹底的に作り込んでいるようです。これだけのクオリティのものを仕上げるには、技術や努力はもちろんのこと相当な作品愛が必要になりそうですね。
他にも同氏は、Guerrilla Gamesの『Horizon Zero Dawn』のアーロイをはじめとしたコスプレを行っているので、興味のある読者は、こちらのInstagramページからどうぞ。
http://www.inside-games.jp/article/2017/03/27/106135.html

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「鉄っちゃん」ならぬ「城ちゃん」!? 趣味としての日本100名城めぐりのススメ

2017-03-28 | アイヌ民族関連
(GetNavi web)
毎日新聞-2017年3月27日 16時00分(最終更新 3月27日 16時00分)
鉄道ファンのことを「鉄っちゃん」と呼ぶといいます。私の周囲にもたくさんいます。鉄道のことになると、目の色が変わり、えんえんと話し出す人が・・・。その度に私は思うのです。私にはこんなにも好きなものがあるだろうかと。
先日は、鉄っちゃんならぬ「城ちゃん」と呼びたくなる方に会いました。それも中国で。
おそろしく日本語が上手な女の子で、「どうしてそんなに日本語が上手なの?留学していたの?」と、聞いたら、「日本のお城が大好きで、いつか日本中の城を訪ねたいのです。ですから勉強しました」という答えでした。
愛すべき「城ちゃん」たち
考えてみると、お城のファンはたくさんいます。惜しくも亡くなった10代目坂東三津五郎も、城郭建築が大好きなことで知られていました。
お城を特集したテレビのコメンテイターもつとめ、著書もありました。忙しい合間を縫って、日本全国の城を訪ね歩いていたといいます。
今もホームページを見ると、お城をバックにした写真が残されており、心からの笑顔を見ることができます。
三津五郎を襲名する前の八十助時代から、私は彼の歌舞伎が好きでした。
体調を崩してからもお城を観にいっていたと知ったときは、救われる思いがしたものです。
お城を仰ぎ見ると、不思議なパワーを与えられるような気がします。
城は敵に攻め込まれたとき防御するための建築物で、宗教的な要素はないはずですが、青い空をバックに天守閣を仰ぎ見るときなど、崇高な何かに包まれているような気持になります。
そういえば中国で出会った女の子も言っていました。「姫路城を観るまでは死ぬことはできません」と。
そう「城ちゃん」は、日本全国はもちろんのこと、世界にも広がっているのです。
日本の城、100のスター
お城はそこに訪ねて行き、ふうふう言いながら天守閣を登ったりすると、余計に愛着が増すものでしょう。
鉄道ファンが、実際に乗車し、写真を撮って楽しむように、城郭愛好家の人たちも、自ら出かけていき、写真を撮影し、そして城を体感しては、その勇壮な雰囲気に酔いしれるのです。
「日本100名城」は、財団法人日本城郭協会が平成19年度に創立40周年を迎えたことを記念して作られたものです。
文部科学省と文化庁の後援を得て、城郭愛好家からの推薦と専門家の会議を経て選定されたものだといいます。
公式な人気投票が行われたようなもので、日本の城のオールスター選のようなものだと、私は理解しています。
候補に挙がったのは、478城といいますから、かなりの激戦で、熱心な討論が行われ、ようやく100に絞られたのです。
北から南まで
日本の名城は、日本全国に点在していますが、『日本100名城に行こう 公式スタンプ帳付き』(学研プラス・刊)は、私たちが訪ねていきやすいように、北海道から沖縄まで、文字通り北から南まで、名城のリストを披露しています。
ちなみに一番最初に挙げられているのは、「根室半島チャシ跡群」。北海道の根室市にあるアイヌの城壁です。
ここは戦いのための砦だけではなく、祭祀や集会にも使われていたそうです。チャシはアイヌ語で砦や城壁を意味します。北海道にはなんと500ものチャシがあるとか。これは見なくてはならんという気持ちになります。
では、100番目として挙げられる城はというと、「首里城」です。沖縄県那覇市にあり、琉球王国の栄光を今に伝えるものとなっています。
首里城には私も何度か行ったことがありますが、首里城をいわゆる日本の城郭建築として認識してはいなかったので、驚きました。
スタンプを集める楽しみ
『日本100名城に行こう 公式スタンプ帳付き』は日本全国の城を説明するガイドブックのようでありながら、もう一つの使い方もあります。
それは巻末についている「公式スタンプ帳」。例えば、あなたがどこかのお城に行ったら、自分がここに来て城を見学したという喜びとともにスタンプを押します。登城日の欄もあるので、記録しておきましょう。
最近、お寺や神社で御朱印をいただく女性が多く、御朱印ガールと呼ばれていると聞きますが、お城のスタンプにもそれと似た楽しみがあるかもしれません。
確かに、自分がここに来て足跡を残したという思いは、満足感を生むことでしょう。まだ空欄だらけの「お城スタンプ帳」を見ているうち、不思議なことが起こりました。
今まで私は自分をとくにお城フリークだとは思っていませんでしたが、むらむらと全国のお城を行脚して、スタンプを押して歩いたらどんなに楽しいだろうという思いにかられたのです。
私も「鉄っちゃん」ならぬ、「城ちゃん」への一歩を踏み出してしまったのかもしれません。
(文・三浦暁子)
【参考文献】
日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき
著者:財団法人日本城郭協会(監)
出版社:学研プラス
好評の『日本100名城公式ガイドブック』の姉妹編は、後半に100名城のスタンプ帳がついて、前半に各城の見どころを新たに構成・網羅した実用的な一冊。100名城スタンプ・ラリーの際に持ち行くのにぴったりの140ページのハンディ版。
http://mainichi.jp/articles/20170327/gnw/00m/040/010000c

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相木さんが白老町伝統文化継承者に 「若い人に伝えていきたい」

2017-03-28 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2017年 3/27)
白老町社台でポニーなどの馬づくりを進めてきた相木久紀さん(76)がこのほど、白老町指定無形民俗文化財の「白老町伝統文化継承者」(生活分野)に認定された。23日に町教委で認定式が行われ、安藤尚志教育長から認定証が手渡された。相木さんは感謝の言葉を述べながら、文化伝承に向けて「若い人にも伝えていきたい」と意欲を示した。
 相木さんは51歳の時に馬産を開始。近隣の乗馬クラブで起きた事故をきっかけに、観光用や乗馬体験に適した馬づくりを始めた。祖父の時代に長野県から白老町に移住。かつては祖父や父親も馬産をしていたといい、「昔のように馬を飼いたくて馬産を再開した」と振り返る。試行錯誤を重ねた結果、2005年に「日本ポニー種」と「日本乗系種」の2馬種が日本馬事協会の新種馬に登録された。
 また、馬による運搬作業を行う「駄(だん)づけ」の文化も継承。1995年に立ち上げた白老ホース愛好会で会長を務め、馬と地域住民の交流活動を行うなど、地域の馬産文化発展に貢献したことも評価された。
 相木さんはあいさつの中で、父・林治さんの代に国鉄が普及し、馬が汽車にひかれて激減したため馬産から一時撤退した過去の経緯を紹介。「白老町で何か残せるものはないかと思い、再び馬産を始めた。愛好会を立ち上げてからは障害者乗馬も考えたが、乗りやすい馬をつくろうとオーストリアからの輸入馬や道産子を改良した」と語る。
 駄づけ文化を後生に残すため手書きのイラストも作成。「当時はカメラなんてない時代。思い出しながら書きました」。貧しかった幼少期には数年ほどアイヌ民族の女性に育てられ、自然と共生する生活を学んだ。現在も工芸品制作を行うなど、アイヌ文化に対しては強い思いを持つ。
 町の文化継承者に選ばれたことに「うれしいですが、一方で悪いことができなくなった感じ。もう逃げ道はないですね」とユーモアを交えながら感謝の思いを語る。今後は伝承者として馬産やアイヌ文化などの知識や経験を「誰かのためになるならぜひ伝えたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20170349002

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子どものなぜ? に答えるため、必要なのはインターネット、本、新聞、それとも・・・・・・?

2017-03-28 | アイヌ民族関連
ハフィントンポスト-2017年03月27日 13時03分 JST 更新: 2017年03月27日 13時03分 JST
ポスト真実時代に、家庭で信頼性の高い情報を得るには?
紙を薦める母、電子が当たり前の娘
日曜日、駅前に買い物に出かけた帰り、慣れた手つきで運賃機の読み取り部にピピッとICカードをタッチし、バスを降りる小学校3年生の娘に私はこう言った。「ママが子どもの頃は、PASMOなんてなかったんだよ」
「え!」と驚きの声を上げる娘。日々紙の本が売れないことを憂える北欧語翻訳者の私も、思い返してみるとPASMOやSUICAが使われるようになった時、紙の切符が余り使われなくなると悲しんだ覚えはない。私は続けて娘にこう言った。
「そう言えばあんたこの間、調べ学習に本を使うのが面倒だって言っていたけど、何でよ?本が嫌なら新聞でもいいんだよ」
「嫌だ、難しそう。新聞は習字の時に使う"もの"って感じかな。紙だとどこに載っているか分からないし、(紙の)辞書もひくのが大変。インターネットで検索すれば、すぐに答えが見つかるでしょ」
確かに私も翻訳の調べ物をする際、インターネットにかなり頼っている。
「じゃあ、試しにママと知りたいことを調べてみよう」と私が言うと、娘は言った。
「いいよ。帰ったらインターネットで検索してみよう!」
結局またインターネットか。
調べ学習、スタート
最近娘にされて返事に窮した質問はこれだ。
★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚☆*゚
この間Google MAPで北海道の辺りを見ていたら、日本とロシアの間に小さな島がいくつかあった。クリックしていくと、右側の島は「ロシア サハリン州」と出てきたのに、左側の島は国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島という名前が出てくるだけで、日本なのかロシアなのかは表示されなかった。
これらの島は家にある絵本『MAPS マップス 新・世界図絵』(レクサンドラ・ミジェリンスカ/ダニエル・ミジェリンスキ、徳間書店)のロシアのページにも日本のページにも載っていなかった。
結局、日本なの?ロシアなの? 
その島に住んでいる人達が日本語を話していたら日本の島、ロシア語を話していたらロシアの島と決めるの?
★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★★*゚*☆*゚**゚*☆*゚*★*゚☆*゚
YAHOO! きっずで調べる
娘が学校で使っている小学校3年生向けの社会の教科書を見てみると、学校の調べ学習では本で調べたり、町を散策して人に話を聞いたりするのが主で、インターネットはごく補助的にしか使われていないようだった。
しかしはるばる北の地まで赴き、話を聞いてまわるのは難しい。そこで家にあった子ども用の国語辞典で調べてみたが、国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島、どれも載っていなかった。北方領土も見つからなかった。
そこで学校で薦められたYAHOO! きっずで、検索してみることに。検索ワードは「国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島、日本のもの、ロシアのもの」。
トップに出てきたのは、内閣府のページだ。
クリックしてみると、「北方領土は、日本人によって開拓され、日本人が住み続けていた島々です。しかし、1945年(昭和20年) 8月の第二次世界大戦終了直後、北方領土はソ連軍(現ロシア軍)によって不法に占拠され、日本でありながら日本人の住めない島々になってしまいました。「北方領土問題」とは、第二次世界大戦後から70年以上が経過した今もなお、ロシアに不法占拠されている北方領土の返還を、一日も早く実現するという、まさに国家の主権にかかわる重大な課題なのです」と書かれていた。
上から2番目に出てきたのも、内閣府のページで同じような主張が書かれていた。3番目の衆議院のページは難しすぎて子どもには理解できなかった。4番目は郵便局のページで今回の件とは関係なさそうだった。
5番目に出てきたサイトには「北方領土は、私たちの祖先が心血を注いで開拓した、わが国固有の領土です。」と書かれていた。誰が書いているのか気になって、お問い合わせというところをクリックすると、「別海町役場総合政策課」の連絡先が出てきた。
本や百科事典で調べる
本でも調べてみたくて、私達が暮らす町の図書館のサイトで「北方領土」に関する児童書を調べると、『日本の領土問題を考える』(松竹 伸幸 ・著、かもがわ出版)がヒットしたので、予約。翌日近くの分館に本が届いた。
本の36ページには「(北方領土には)古くから日本人が住み、一度も外国の領土になることはなく、日本が自国の領土として治めてきました。しかし、第二次世界大戦の終わりに、ソ連(現在のロシア)が北方領土を占領し、それ以降、ロシアの人びとが住みつづけ、ロシアが統治しています」と書いてあった。
ポプラディアで「北方領土」を調べてみると(ポプラディアは子ども向けの百科事典で、紙と有料のネット両方ある)、「もともとこれらの島には北海道と同様にアイヌが住んでいたが、18世紀後半には松前藩の支配がおよぶようになった。幕末の1855年にむすばれた日露和親条約では択捉島までを日本の領土とし・・・・・・」とその後ロシアと日本の間で主張の食い違いがあったことも書かれていた。比較的、中立的な内容に私には思えた。
内閣府や役場のサイト、書籍では、日本人が住んできて、日本の領土だったのに、ロシアにとられたような書き方がされていたが、ここではアイヌ人が住んでいたと書かれている。アイヌの人達は、では日本人なのだろうか? アイヌの人達が話す言葉は日本語の方言のようなものなのか?
ポプラディアで「アイヌ語」と調べると、「20世紀に入ってから金田一京助らによって、専門的な研究がはじまったが、どの言語系統に属するかは明らかになっていない」とある。何が正しいんだろう?
Japan KnowledgeとGoogleで調べる
娘の集中力はここで切れてしまった。子どものためにはじめた調べ学習のはずが、母の方がムキになって、今度はJapan Knowledge(有料)で「アイヌ語」「日本語」で検索してみたところ、東洋文庫の『小シーボルト蝦夷見聞記』(ハインリッヒ・フォン シーボルト、平凡社)の22ページに「ただ、ここでは、次のことだけを述べておぎたい。すなわちアイヌ語と日本語を親族関係にあるとするのは、全く論外である」とあるのを見つけた(Japan Knowledgeは東洋文庫や日本古典文学全集などの本文も検索できるのが便利だ)。
本を読んでみると、シーボルトはアイヌの人達は日本人とは見た目も言葉も風習も異なる民族と捉えていたように私には読み取れた。
さらにGoogleで「国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島、日本のもの、ロシアのもの」と調べてみた。一番上に出てきたのはWikipedia。
Wikipediaは誰でも編集でき、間違いも多いと聞くので、参考程度に読むに留め、2つ目に出てきたHuffington Postの記事を読んでみた。
ポプラディアの説明と余り変わらず、北方領土が日本のものともロシアのものとも、日本人がもともと住んでいたとも断定的には書かれていないように思えた。皆さんもクリックして読んでみて欲しい。
3つ目に出てきたのが、『北方領土問題-やさしい北方領土のはなし』というページだ。サイト運営者は匿名のよう。かなりショッキングな内容で、記事を部分的に切り取ると語弊が生じそうなので、引用は避ける。ご自身で読んでみてほしい。これは、内閣府や役場のサイト、書籍に書かれていた主張とかなり異なるように思えた。
これはフェイクなのだろうか?さらに頭の中がぐちゃぐちゃになってきた。
真実を見極めづらいのは、本当に子どもが無知で未熟なせい?
誰が書いたか定かでない情報を信じるのは、よくなさそうだ。だが、今回の場合、匿名だから、個人のブロガーが書いたものだからといって、間違っていると断言できるのだろうか?
学校の調べ学習では、実際に人から聞いた上で、本を見て、それでも分からずインターネットを参照する際は、できるだけ国や地方自治体、博物館など公共機関が運営するページを見るよう指導されているようだ。
では内閣府や役場のサイトの情報が正しいのだろうか?インターネットより本に書かれていることの方が正しいのか?
大人がそれぞれの立場から物事を解釈し、それをできるだけ多くの人に伝えようと競り合うから、誰の言うことが正しいのか分からなくなる。
子どもが真実にたどり着けないのは、本当に彼達が無知で未熟なせいなのだろうか? 
10年後、20年後、学校の調べ学習に何を使うよう指導されるようになるのか? 
このままでは、真実のみならず、未来も見えない。
(参考書籍)
『「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方』(松林薫、晶文社)
『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』(藤代裕之、光文社)
『僕らが毎日やっている最強の読み方』
(池上彰/佐藤優、東洋経済新報社)
『米ハフィントン・ポストの衝撃』
(牧野洋、アスキー)
『調べ学習基礎の基礎』
(赤木かん子、ポプラ社)
(参考動画)
TEDより インターネット検索結果に隠れた道徳的価値観 
Google検索で常に公正で正確な真理を見つけられるのか? そもそも、そんなもの存在するのか?
Abema TV ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT #30
情報を扱う者の責任として、真実を見極められるようになるため、リテラシーを身に付けるために、本を読んで第一次情報に当たる大切さを説く水道橋博士に対し、必ずしも本から学ぶ必要はない、体験から学びたいという村本さんの議論。この議論には調べ学習の本質が隠されているように私には思えた。
http://www.huffingtonpost.jp/reiko-hidani/searching-method-media-literacy_b_15584794.html

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第15回聞き書き甲子園フォーラム開催 “名人”の人生写し取る

2017-03-28 | アイヌ民族関連
NEWSALT-2017/3/27
高校生が、森、川、海と関わるさまざまな職種の“名人”を訪ね、一対一で「聞き書き」をして、知恵や技術、人生そのものを記録する取り組み「聞き書き甲子園」。2002年に始まって以来、毎年全国から100人の高校生が参加している。名人らの生き方に触れた学生たちの中には、人生に影響を受けた人も少なくないようだ。
第15回フォーラム開催
「聞き書き」とは、話し手の言葉を録音し、一字一句すべてを書き起こしたのち、一つの文章にまとめる手法だ。この手法を使って日本の伝統的な暮らしを記録し、持続可能な社会を考えるヒントを得ようと、2002年に高校生による聞き書き甲子園が始まった。開始当初は、きこりや造林手、竹籠づくりなど森林に関わる職種の「森の名手・名人」だけを対象に聞き書きを行ってきたが、回を重ねるうちに森とつながっている川や海の名人も加わり、これまで15年間で1500人の高校生が参加、1500にも及ぶ作品が生み出されてきた。
今年も3月18~20日に第15回フォーラムが開催され、会場となった東京大学弥生講堂には、参加した高校生、協賛団体のゲスト、一般参加者だけでなく、北海道や秋田県などからも名人が駆けつけ、300人のホールが満員になった。優秀作品賞・写真賞の発表や高校生に聞き書きを指導している作家の阿川佐和子さんの記念講演、森の名手・名人と高校生の対談などが行われた。2、3日目には聞き書き甲子園15周年を記念して、聞き書き甲子園をもとに作られたドキュメンタリー映画の上映やトークセッション、アメリカからのゲストによる記念講演など、高校生が主体となって運営された。
高校生と名人の対談では、優秀作品賞を受賞した高校生原田若奈さんと、北海道のアイヌ民族で民芸品作りの名人・遠山サキさんが登壇。遠山さんは幼少期、アイヌ民族というだけで差別され苦しい日々を過ごしたという自身の体験を話した。途中で声を詰まらせながらも、しかし、今まで注目されてこなかったアイヌの民芸品のことを聞きに、はるばる北海道まで自分を訪ねてきた原田さんの行動に感動し、感謝の言葉を何度も繰り返した。
感銘受け、行動起こす卒業生も
聞き書き甲子園に参加する高校生は、夏に聞き書きの研修を受けると、秋から冬にかけて各地の名人たちの仕事の現場に足を運び、名人の生き方を目の当たりにする。話を聞いた内容は方言で聞きづらい言葉もすべて文字に起こしたあと、一つにまとめる。2~3時間の会話を文字に起こすためには、その10倍の時間がかかり、作業には根気が必要だ。しかし、その大変さ以上に名人たちの生き方に感動した参加者は多く、卒業生の中には「森の共存ネットワーク」というNPO団体を立ち上げ、日本のために活動している人もいる。それだけ聞き書きを通じて得られた経験や感動は大きいようだ。
阿川さんが高校生にメッセージ「感情が動いた経験が社会で役に立つ」
--阿川佐和子さんの記念講演より
誰かから話を聞いたとき、自分が予測していることとはるかに離れたことを聞いたとき人は驚く。そんな思いもよらない宝ものを探るために一生懸命に話を聞くことは大事だけど、いくら探っても同じ経験をしていないからその本人の気持ちはわからない。だから「わかる、わかる」と共感せず、最初から「わかりっこない」という気持ちで、その人がどんな経験をしてきたのか考えをめぐらすことが大事。そうしているうちにその人に自分の経験を思い出して、「自分はこうだったからこの人もこう感じたのかな」と自分の感情が動く、その経験が社会で役に立つ。そういう経験を頭の引き出しに入れておくと、大人になった時に自分を支えてくれる。
http://newsalt.jp/society/%E7%AC%AC15%E5%9B%9E%E8%81%9E%E3%81%8D%E6%9B%B8%E3%81%8D%E7%94%B2%E5%AD%90%E5%9C%92%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%96%8B%E5%82%AC-%E5%90%8D%E4%BA%BA%E3%81%AE


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サケ 大きく育って 旭川・忠別川子供ら稚魚放流

2017-03-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 03/27 07:00
 市民団体「大雪と石狩の自然を守る会」(寺島一男代表)などによるサケ出発式が26日、旭川市内の忠別川河川敷で行われた。今年が34回目で、親子連れなど約250人が「いってらっしゃい」「頑張ってね」と呼びかけながら、約4千匹の稚魚を放流した。
 稚魚は同会のほか「あさひかわサケの会」の会員や市民有志らが昨年12月から3~4センチ程度まで育ててきた。式ではまず、旭川チカップニアイヌ民族文化保存会のメンバーらが、サケが無事に戻るのを祈って伝統儀式の「カムイチェプノミ」を披露した。
 その後、寺島代表が「サケは3~7年かけて古里の川に帰ってきます。今は2グラムほどですが、その時には4~5キロになっています」と説明、バケツやコップで稚魚を静かに放流した子供らは、泳ぐサケの姿を見守った。東神楽町の小学1年沢田衣織さん(7)は「心の中で『元気でね』って言いながら放した。サケはかわいかった」と話していた。(続き)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0382997.html

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周辺と緩やかに連続/国立アイヌ民族博物館/文化庁

2017-03-27 | アイヌ民族関連
日刊建設通信新聞 (会員登録)-[ 2017-03-27 10面 ]
 文化庁は、国立アイヌ民族博物館の整備概要を公表した。博物館は、アイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の中核施設として、ポロト湖畔に整備し、文化庁が整備管理者となり、北海道開発局が発注を担当する。 建物は、湖畔周囲に広がるすり鉢状の山並みや自然林と緩やかに連続させる形状で、規模はSRC一部S造3階建て延べ約8600㎡となる。
 湿気対策などから2階に展示室や収蔵庫、1階に映像や音声でアイヌ文化の概要を紹介するシアターやエントランス、カフェ、調査・研究スペース、3階に機械室などを配置した。
 展示スペースは基本展示室(1250㎡)、テーマ展示室(600㎡)、特別展示室(1000㎡)からなり、テーマ展示室と特別展示室は間仕切りを移動可能としており展示内容に合わせ、両スペースを一体的に使用することも可能にしている。
 また、建物の湖畔側には屋外テラスやガラス張り眺望スペースを設け、自然環境との調和を図っている。
 建物基本設計は久米設計、展示基本設計は丹青社で進めており、秋ごろには完了し、20年4月の公開を予定している。
 建設場所は白老町若草町(民族共生象徴空間内)。
https://www.kensetsunews.com/archives/34247

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アイヌ文化 国内外に発信 20年、北海道・白老に国立博物館

2017-03-27 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年3月26日 北海道朝刊
 文化庁は、2020年春の開館を目指して北海道白老町に建設する国立アイヌ民族博物館の完成予想図を公表した。高さを地上3階建てに抑え、豊かな森林に囲まれたポロト湖畔の景観に調和するデザインとしている。
 博物館は「国立民族共生公園」の中核施設として、国内外へのアイヌ文化の発信拠点にする計画。文化庁は20年東京五輪・… 残り236文字(全文392文字)
http://mainichi.jp/articles/20170326/ddr/041/040/004000c

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ルーツを求めて

2017-03-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年3月25日 東京夕刊
イタリア人文化人類学者の故フォスコ・マライーニ氏はアイヌ研究で知られる。滞日中の第二次世界大戦当時、ナチス・ドイツのかいらい政権「イタリア社会共和国」への忠誠を拒み、妻と3人の娘と共に収容所に送られた。
 孫娘の映画監督、ムージャ・マライーニさん(46)は幼少時、母に「みかんは皮まで食べるように」と言われた。「おばあちゃんが警官の目を盗み大切に隠し持っていた食べ物だから」だ。
 母や祖母が語る日本の収容所暮らしの話に興味が尽きなかった。大戦中の一家の足取りをたどる映画「梅の木の俳句」を製作したのは、「自分のルーツを理解したい」と思ったからだ。
 日本での撮影中、収容所となっていた寺で当時、母やおばたちと遊んでいた日本人女性にめぐりあった。「お母さんはお人形のようだった」。女性が語る幼い母の面影にほおが緩んだ。
 時は流れ、七十余年後の今も、戦火を逃れた難民が各地の収容所で暮らす。「今こそ、あるがままの過去を受け入れ、体験を語り継ぐ必要がある」。その思いを強くしている。【福島良典】
http://mainichi.jp/articles/20170325/dde/041/070/049000c


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