ロイター 2024/09/01
[サンパウロ/ブラジリア 30日 ロイター] - ブラジルの通信規制当局は30日、連邦最高裁判所の命令に従い、米実業家イーロン・マスク氏が所有するXへの接続を遮断すると発表した。
ブラジル最高裁は30日、Xのブラジルでのサービスの即時停止を命じた。デモラエス判事は、1850万レアルの罰金の支払いのほか、ブラジルでの法定代理人の指名など、Ⅹに課した全ての判所命令が順守されるまで、サービスは全面的に停止されるとしている。
マスク氏はデモラエス判事が検閲を行おうとしていると反発、判事はヘイトスピーチ規制が必要と訴えており、対立が先鋭化している。
マスク氏は30日、「彼らはブラジルで1番の真実の情報源をシャットダウンしようとしている」とXに投稿した。
Xは30日夜の段階ではブラジルでアクセスできていたが、一部のブラジルのユーザーは他のプラットフォームで、Xへのアクセスが既にブロックされていると投稿。現地のニュースメディアUOLによると、ブラジルの大手通信キャリア3社は、31日午前0時(日本時間正午)からアクセス遮断を開始するとしている。