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五輪聖火、道内上陸 ウポポイで点火セレモニー

2021-06-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/13 23:35 更新
 【白老】東京五輪の聖火リレーに代わる点火セレモニーが13日、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で無観客で開かれた。ランナーを代表して同町のアイヌ民族文化財団職員山道ヒビキさん(32)が青森県から届いた聖火を聖火皿にともした。セレモニーは14日も札幌市中央区の北3条広場(アカプラ)で開かれる。
 ウポポイの特設会場には、東京五輪・パラリンピック大会組織委や道などの関係者約40人が集まった。ステージ上でこの日道内9市町を走るはずだったランナー全員の名前が読み上げられ、代表の山道さんがトーチを掲げてステージに上がった。
 山道さんのトーチに聖火が灯され、山道さんは、手を上下させて神々を敬うアイヌ民族の拝礼「オンカミ」をしながら、ステージ中央に設置された聖火皿に点火し、聖火の到着を祝った。山道さんは「感無量。一生に一度しか体験できないことだ」と話した。またアカプラ会場で点火する札幌市立陵陽中2年の湯川総夢さん(13)に「北海道のランナーみんなの思いを聖火にともして」とメッセージを贈った。
 道内の聖火リレーは13日に函館を出発し、計18市町を巡って14日に札幌にゴールする計画だった。だが新型コロナウイルスの感染拡大で道内への緊急事態宣言が20日まで延長されたため中止され、代わりに点火セレモニーを開催。14日はアカプラで午後2時から開かれ、動画サイトhttps://hokkaido-ceremony.com/でライブ配信する。(石垣総静)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/555041
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