北海道新聞 2025年1月29日 9:55(1月29日 11:04更新)
ミュージックフェスティバルに出演する日本口琴協会の直川礼緒代表(右)から指導を受ける筆者
どの民族にも、それぞれが育んできた芸能が暮らしの中で伝えられてきました。小さな弁の音を口の中で響かせて鳴らす「口琴」と呼ばれる楽器が、ユーラシア大陸各地にあります。
アイヌの芸能の一つにも竹製や鉄製のムックリという口琴を奏でる文化があり、日々楽しまれてきました。楽譜などはなく、自然界に聞こえる雨風の音、動物の鳴き声、時には自分の感情を音色に乗せて自由に表現します。
各地に伝わる口琴を含めた芸能を通し、多様性や文化のつながりをより多くの方々に知っていただきたいという思いから、ウポポイでは2月4~11日に「ウポポイ・ミュージックフェスティバル2025―ムックリざんまい―」を開催します。
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<藤野麻里奈=企画調整部企画調整課主任>
※「オキアンドレクポ」の「ク」は小さい字。