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北海道新聞2024年1月14日 21:53
大正期のアイヌ文化伝承者、知里幸恵の歩みをたどる「知里幸恵が歩いた道のりの20年」が14日、2日間の日程で始まった。初日はまちなかぶんか小屋で、過去に招いたゲストの二つの対談映像の上映会を行い、約20人が参加した。
「旭川に公立夜間中学をつくる会」の主催。最初の映像は知里のめい、知里むつみさんと小説家三浦綾子の夫で歌人の三浦光世さんが対談したもの。続いて知里に神謡を文字に残すべきだと助言した言語学者金田一京助の孫で国語学者の金田一秀穂さんと、知里の文学碑設立の中心となった荒井和子さんがアイヌ民族への差別などについて語り合った映像を上映した。
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15日は午後2時に旧市立北都中(7の16)に集合し、知里の通学路を歩く。現地集合で参加無料。(佐藤愛未)