先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「アイヌ文化×ボルタ」製作費支援を 室蘭・テツプロCFで募る

2021-06-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/30 05:00
 ボルトを使った室蘭のご当地人形「ボルタ」を製造するNPO法人テツプロ(室蘭市輪西町)は、アイヌ文化を取り入れた新作のボルタを完成させ、インターネットのクラウドファンディング(CF)で製作費などの調達を始める。目標は100万円で、7月1日からCF運営大手「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で受け付ける。
 アイヌ文化を表現したボルタは、弓を構え狩りをする様子を表した「クリムセボルタ」、楽器を奏でる「ムックリボルタ」、「ムックリナッティ」の3種類。室蘭の名の語源の一つとされるアイヌ語の「モルエラニ」を取って3種合わせて「モルエラニボルタ」と名付け、今年5月からウポポイなどで販売を始めた。
 ただ、製作費やパッケージ費用が負担となっており、販売を継続するためにCFを通じて資金を集める。寄付額は3千円から。返礼品は寄付額に応じボルタやポストカードを送る。
 CFはテツプロの事業継続への支援を募る意味もある。同法人の売り上げは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年、前年比でおよそ半減。同法人の塩沢尚志理事長(56)は「アイヌ文化に興味を持つ人に手にとってもらい、ボルタの売り上げも増やしたい。存続の危機にある法人を支援してほしい」と話している。
 寄付の詳細は7月1日からサイト「CAMPFIRE」で公表する。(古田裕之)
◆クリムセボルタのムは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/561265
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木村雅信さん死去 元札幌大... | トップ | 北海道・網走で「アイヌ民族... »
最新の画像もっと見る

アイヌ民族関連」カテゴリの最新記事