(朝日新聞 2010年05月27日)
■協会支部分が11件中9件
財団法人「アイヌ文化振興・研究推進機構」(アイヌ財団、中村睦男理事長)が26日までに、357万円の未収金があることが分かった。多くが北海道アイヌ協会支部分で、1件あたり最大150万円。アイヌ財団からの督促にも応じておらず、同協会支部の会計のずさんさがまた浮き彫りになった。
この日のアイヌ財団理事会で報告された。同財団は事業費の一部を団体に助成する際、「前払い」の形で助成金を団体に支払うことがあるという。そうした場合は、事業終了後1カ月以内に、事業完了報告書の提出を受け、助成額を確定。各団体に差額の返還を要請している。
同財団によると、26日現在での未収金は11件、計357万円。このうち同協会支部分が9件でいずれもアイヌ民族の伝統儀式に絡む事業。内訳は、2004年度分の日高支部の2件224万円、09年度分は、釧路支部が2件18万4千円、網走支部が2件30万6千円、紋別支部が2件9万7千円、美幌支部が1件22万2千円――となっている。同財団は「返還するお金がない、という団体もあるが粘り強く返還を求めていきたい」としている。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001005270002
■協会支部分が11件中9件
財団法人「アイヌ文化振興・研究推進機構」(アイヌ財団、中村睦男理事長)が26日までに、357万円の未収金があることが分かった。多くが北海道アイヌ協会支部分で、1件あたり最大150万円。アイヌ財団からの督促にも応じておらず、同協会支部の会計のずさんさがまた浮き彫りになった。
この日のアイヌ財団理事会で報告された。同財団は事業費の一部を団体に助成する際、「前払い」の形で助成金を団体に支払うことがあるという。そうした場合は、事業終了後1カ月以内に、事業完了報告書の提出を受け、助成額を確定。各団体に差額の返還を要請している。
同財団によると、26日現在での未収金は11件、計357万円。このうち同協会支部分が9件でいずれもアイヌ民族の伝統儀式に絡む事業。内訳は、2004年度分の日高支部の2件224万円、09年度分は、釧路支部が2件18万4千円、網走支部が2件30万6千円、紋別支部が2件9万7千円、美幌支部が1件22万2千円――となっている。同財団は「返還するお金がない、という団体もあるが粘り強く返還を求めていきたい」としている。
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