北海道新聞2024年7月24日 21:26(7月24日 21:49更新)
文化庁が23日、「カムイと共に生きる上川アイヌ」の日本遺産認定について「再審査」と発表したのを受け、申請者代表の上川町や旭川市の関係者からは対応についてさまざまな声が上がった。
日本遺産は地域の文化財を発信し、地域活性化につなげる認定制度。「上川アイヌ」は、上川、十勝両管内12市町が申請し、2018年度に認定された。アイヌ民族の伝承がある大雪山系の景観や、儀式など21の文化財で構成する。
再審査は、 ・・・・・・
また、川村カ子トアイヌ記念館(旭川)の川村久恵副館長は「(認定を受け)モニターツアーなどを行った後、これからというタイミングでコロナ禍に見舞われた」と振り返り、その上で「(再審査は)残念。協議会事務局と協力していきたい」としている。
文化庁によると、現地調査や計画の再提出を経て年内にも認定継続か結果が出る見通し。