釧路新聞 10/11(金) 8:30配信
丸木舟に乗りマリモを湖に返す西田代表理事(左)(釧路新聞)
国の特別天然記念物「阿寒湖マリモ」の保護を目的とした第75回まりも祭り(主催・北海道釧路市、NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構、阿寒アイヌ工芸協同組合)は最終日の10日、一連の儀式を締めくくる「まりもを送る儀式」が釧路市阿寒湖温泉で行われた。
まりも祭りは8日から始まり、釧路、根室管内のほか、全道から集まった18団体200人を超えるアイヌ民族が参加した。この日はアイヌコタンで神に祈りをささげるカムイノミを行った後、籠に入ったマリモを手にした同組合の西田正男代表理事らの行列が温泉街を練り歩き、阿寒開拓の功労者、前田正名翁の慰霊碑前で古式舞踊「弓の舞」を奉納、阿寒岳神社で玉串をささげた。
最終地の湖畔園地では、古式舞踊披露の後、西田代表理事らが丸木舟に乗り込んで「まりもを湖に送る儀式」を行い、マリモを丁寧に湖に返した。年に一度の貴重な儀式の様子を、多くの訪日客らが写真や動画に収めていた。
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