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手応え十分、大漁地引き網 親子でアイヌ文化体験

2014-10-09 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 10/6)
 白老町の白老港第3商港区で4日、地引き網漁体験(白老モシリ主催)が行われ、定員の100人を大幅に上回る親子らが参加し、アイヌの伝統活動に触れた。今年度の伝統的生活空間(イオル)再生事業の一環で開かれたもので、地引き網やサケの解体を体験した子どもたちから大きな歓声が飛んだ。
 会場となった海岸には、多くの親子連れが訪れ、アイヌ民族の伝統儀式「カムイノミ」を執り行った後に地引き網が行われた。参加者は掛け声とともに網を引っ張り、サケやヒラメの姿が見えてくると「わー魚だ!」と大興奮、例年以上の大漁に子どもたちから喜びの声が上がった。
 この後には事前に用意された秋サケの解体が行われ、小学生を中心に体験。初めて参加したという緑丘小学校6年の舛澤嶺仁君(12)は「地引き網ではいろいろな魚が捕れた。サケの解体はちょっと難しかったけど楽しかった」と満足そうに話した。
 会場ではこのほか、シカの形をした的を使った弓矢体験や輪投げ、縄跳びなどアイヌ文化にちなんだ遊びのコーナーも用意され、多くの子どもたちが参加。サケの切り身を串に刺して炭火であぶった「チマチェプ」や「チェプオハウ」(サケの塩汁)、イナキビご飯なども振る舞われ、秋のひとときを楽しく過ごした。
 この体験事業は今月11日にも同じ内容で開催する予定。参加希望者は8日までにしらおいイオル事務所チキサニに申し込みが必要。
 問い合わせは同事務所 電話0144(82)6301。
http://www.tomamin.co.jp/20141017537
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